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金融はネットで大きく影響を受ける領域です。金融機関出身で現在金融機関のWEBサイト構築・戦略立案を行っている著者が、いまさら人には聞けないネットと金融について解りやすく、勝手に解釈してゆきます。

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2009/02/20

かゆいところに手が届くネットと金融の知識 2009/02/20

No.197
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 2009年2月20日発行

 あおぞら銀行は10日に3月連結決算の最終損益が1960億円の赤字(前年同期は
59億円の黒字)に陥る見通しだと発表しました。金融危機で海外投融資の損失
が膨らんだためで社長も辞任します。

 これから3月決算を向かえ、金融機関も続々「今期赤字」の決算が予測されま
す。そうした中でも中小企業は厳しい決算が予測されます。
 
 そうなると、資金繰りが心配。政府系金融機関の頼る中小企業ですが、弊社の
クライアントであってはいけない対応をされました。

 今回のテーマは、「 金融機関の融資担当者が言ってはいけないこと 」と言
うテーマで考えてみます。

 今後もaster-netを宜しくお願い致します。

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<執筆者紹介>

執筆者 星 武志

略歴 元金融機関出身でバブル時には多くの不動産案件を手掛ける。
   その後、コンサルティング会社で経営戦略・財務戦略、マルチメディアの
   インターネット事業の立上げを行う。金融専門雑誌でネットバンキングや
   IT営業をテーマした連載を行っている。
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*ビジネスに役立つやさしい経済学            21/02/20<更新>
〇メインテーマ「 政府が銀行がしなければならないこと 」、
   珈琲ブレイク「 かんぽの宿、譲渡問題で思う 」

*ホームページに研修・セミナー・ビジネスレポートのコーナーが追加されまし
た。これまで公的団体や企業での実績も整理して、メニュー化しています。ぜひ
ご覧ください。

*月間誌「近代セールス2009.2.15号」に寄稿。「数字」より「人」「事業」を
見ることが重要

*無料相談:以下の内容について無料でMail相談に応じます。以下のMai
lアドレスへお問合せください。
(1)3月決算を迎えるにあたり、決算対策を考えないといけない方
(2)事業承継をそろそろ考えないといけない方

 (1)・(2)についての相談と明記の上、webmaster@aster-net.comまでお願い致し
ます。お問合せ内容については、プライバシーポリシーに従い機密保持致します。

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<本文>【 金融機関の融資担当者が言ってはいけないこと 】
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 大手企業のリストラ、赤字の決算見通りが続々と発表されています。銀行も恐
らく半分は赤字ではないでしょうか?
 
 そうした中、中小企業は非常に資金繰りが大変です。銀行が自社の融資の選別
をして融資の焦げ付きをださないようにするからです。

 そうすると、中小企業の融資と言うのは、日本政策金融公庫や信用保証協会な
どと言う政府系金融機関に頼ると言うことになります。弊社の中小企業のクライ
アントもそうした金融機関を利用しているのですが、ここで元金融機関で融資を
していた私からすると、とんでもないことが起こりました。

 あるクライアントで、ここ数年売上を前年比で150%、130%と伸ばしていま
すが、創業のころ苦労したため借入が多く、社長自身も1000万円以上のお金の
会社に貸し付けています。

 本当は最新の決算書が出来上がってから、某政府系金融機関に申込予定だっ
たのですが、急な受注が入りその対応のため仕入資金が必要となりました。そ
して、たまたまDMが入っていた別の政府系金融機関に出向きました。

 まったくの新規取引であり、また「決算前ですので、前年決算がベースにな
って審査されますから、満額は厳しいですね。返済源から見てもそうですが、
この位の金額は大丈夫と思いますの、まずは希望額満額で申請しましょう。」
と私と社長との協議の元、金融機関からの質問に対する財務や経営のQ&Aを作成
し社長に申込をしてもらいました。

 その政府系金融機関との面談でA氏が対応しました。ざっと話をし、「○日ま
でにご返事します」と言う回答で、その連絡を待っていました。A氏の言う日を
1週間過ぎたので社長からA氏に連絡してもらいました。そこでA氏は、

・借入が多く、債務超過(バランスシートの資産-負債でマイナスになることで
す)である
・今回審査に時間が掛かっているが、私も御社のビジネスは面白いと思うし、押
している。全額か?ゼロか?ではないからもうしばらく待ってくれ

 と言う電話での対応でした。私の授けたQ&Aで、社長からは「借入から社長の貸
付を差引き実質資本とすると債務超過ではない」旨を説明して、電話を切りまし
た。

 それから、更に2週間後。最終的に融資は1円もおりませんでした。否決です。
社長は、電話であんなことを言っていたのに・・・と憤慨していましたし、それ
をうのみにして、仕入をしていたら融資もおりないのにお金を払わなければなら
なくなっていた所です。(その言葉をあてにして仕入をしていたら、会社は潰れ
てしまいました)

 長々と説明しましたが、「融資と言うお金を貸す担当者が、ゼロか?全額か?
などと決して言ってはいけない」のです。いくら位もダメです。融資マンの常識
中の常識です。私もA氏は名刺交換しましたが、50歳位のベテランです。
 
 本当は、その政府系金融機関や金融庁にでも苦情を出そうかと思ったものです
が、どうせA氏は「そんなことは言っていない」と突っぱねるでしょう。しかし、
クライアントの社長は確かにそう聞いたのです。

 世の中、やってはいけないことがあります。A氏へ社長は電話した時、A氏の対
応は「とにかく早く電話を切ろう」と言う態度だったそうです。後ろめたいとこ
ろがあるんですね。
 
 皆さんはどうお考えになりますか?ご意見をお待ちしております。

                    (次回2009年3月6日配信予定)
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