2008/11/21
かゆいところに手が届くネットと金融の知識 2008/11/21
No.193 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ★☆★☆★☆★☆★ ☆★☆★☆★☆ ****************** ★☆★☆★ かゆいところに手が届く 【 マネー・ネット知識 】 ☆★☆ http://www.aster-net.com/ ★ 2008年11月21日発行 早いもので、もう11月も半ばを過ぎました。今年ももう僅かになりますね。 しかし、今年は年明けの原油高、サブプライムの崩壊、景気後退と本当に悪い Newsが多かったものです。 しばらくは、サブプライムの影響もあって大変だと思いますが、今年は併せ て倒産が多かったものです。10月までで、上場企業でも27社(うち、不動産業 建設業で20社)が倒産しています。倒産件数でも、10月は9月に続き負債総額で 1000万円以上は1400件を超えていてる状況です。 こうした倒産時代に、弊社では第二地方銀行を中心に問合せが数多くあります。 なぜ、弊社のようなところに問合せを頂けるのでしょう? 今回のテーマは、「 銀行員も困っている「労働環境」 」について考えてみ ます。 今後もaster-netを宜しくお願い致します。 ==================================== <執筆者紹介> 執筆者 星 武志 略歴 元金融機関出身でバブル時には多くの不動産案件を手掛ける。 その後、コンサルティング会社で経営戦略・財務戦略、マルチメディアのイ ンターネット事業の立上げを行う。金融専門雑誌でネットバンキングやIT営 業をテーマした連載を行っている。 ___________________________________ ●○●○●○●○●○●○コンテンツ更新のお知らせ●○●○●○●○●○●○ ◇ aster-net メールマガジン(購読無料) *ビジネスに役立つやさしい経済学 20/11/21<更新> 〇メインテーマ「現代ローマ帝国の崩壊」、 珈琲ブレイク「女性はもっと男性に厳しくていい」 *月間誌「近代セールス2008.11.15号」に寄稿。既取引先への取引深耕の具体策 *・弥生株式会社において、平成20年11月11日 3年後を生き残るための「中期経営計画を作れ」セミナーの講師実施 *無料相談:以下の内容について無料でMail相談に応じます。以下のMai lアドレスへお問合せください。 (1) 金融機関の貸し渋りにあった、もしくは合いそうだ、困っている (2) 金融機関に頼らない資金調達を考えたい(直接金融を考えたい) (1)・(2)についての相談と明記の上、webmaster@aster-net.comまでお願い致し ます。お問合せ内容については、プライバシーポリシーに従い機密保持致します。 詳しくはこちら → http://www.aster-net.com/(事務局TelNoあり) ご質問・お問合せはこちら → webmaster@aster-net.com ==================================== <本文>【 銀行員も困っている「労働環境」 】 ==================================== ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 20年9月は戦後2番目の倒産による負債額を記録しました。そのインパクトで大 きかったのが米大手証券リーマン・ブラザーズ。金融株に対する投資家の不安は 根強く、非常に不安定な値動きが続いています。 最近、みずほFGや三井住友FGなどの株価が12月に急落なんて観測が市場で浮 上していると言います。両グループは来年1月の株券電子化を前に、大幅な株式 分割を実施。それに伴い、12月25日から年内いっぱい、両グループの株式の売買 が停止される見通しです。株式売買ができない期間が生じるのは不安と感じ、年 末に向けて株式が一斉に売られるのではないかと言う憶測です。 もしも、12月25日からの売買停止期間中に、もし市場環境が一変するよう な不測の事態が世界の金融界を襲ったら、みずほや三井住友株の保有者は売りた くても売れないという事態に直面することになりますね。。。 最近のニュースでは、上場地方銀行87行の内、57行が2009年3月の業績下降修正 しています。中には、公的資金注入の噂の銀行もあります。 そんな状況で、銀行員は困っています。上記の金融業界全体と言う大きな話で はなく、現場が。。。労働環境と言うところで。 弊社へ第二地方銀行からの問合せは、基本的には教育研修(セミナー、研修、 研修コンテンツ)です。今、融資渉外(融資と言うお金を貸す業務の現場渉外 マン)が、これまでスコアリング融資(システムで評点することを重視して、そ のスコアで融資の可否を判断する)を中心にここ数年行ってきました。 それは合理化・効率化と言うことが目的なんですが、しかし、今これだけ倒産 が多くなっている中で、定性分析(実際に面談したりしての調査で、目利き的な ところ)を重視しないといけない(現場が力不足と感じている)と言うことから 、その部分でのお勉強であったり、考え方であったりと言うところの研修が多い です。 これは、銀行業界に限ったことではありません。他の業界でも同じく、現場力 と言うものが特に若い人達の中で落ちていると言うところなんでしょう。原因は 全業種がマクドナルド化と言うか、マニュアル化で、難しいところを求めなくな ったからと言うこともあるでしょう。 しかし、銀行業界の人達は、更に困っているのが労働環境ではないかなっと思 っています。かつては残業の多い代名詞の銀行。私も勤めていたときあ、セブン イレブンが当たり前。今は、随分改善されたと言い残業は減ったそうです。 しかし、かえって個人にかかる負荷が大きくなっています。PCなどの情報機器 の導入で業務も多様化、情報漏洩の問題で資料の持ち出しも制限(以前は、土日 にガサット資料を自宅に持ち帰り、仕事をするのが当たり前でした)、そして新 たな負荷が、金商法の施行による説明責任の負担増。当局の指導も、これまでは 資産査定(不良債権かどうか?)中心から、顧客保護に移りました。 そうすると、まじめにやればディリバティブ商品の提案であれば、その説明、 商談内容の記録化(説明項目ごとに顧客が何を言ったかの記録)の事務対応だ けで1時間もかかるのではないでしょうか? もちろん、顧客保護の観点で必要なのです。しかし、今の人員体制で、そのま まやろうとする銀行の労働環境にはちょっとムリがありそうです。若い行員に話 を聞くと、「もう毎日仕事の洪水に追われ、夢も、自分のビジョンもなくなった」 なんて声を多く聞きます。 しかし、多くの上司は昔ながらの根性論。「やる気があれば出来る」のみでは 、・・・。何か、労働環境と言うより会社のエートス(空気)の抜本的な改善か ら行わないと未来がないかも。。。 2008年9月中間連結決算の業績予測では、10行が最終損益で赤字転落となる予測 です。地銀だけではなく、信用金庫・信用組合もその半分くらい過小資本ではとい う噂?と言う話も飛び交っています。そうなると、益々現場の労働環境にも影響 があるのではないでしょうか? さて、その銀行は読者の皆さんの取引銀行かもしれません。そうすると、少なか らず影響があるかもしれませんね。。。 皆さんのご意見をお待ちしております。 (次回2008年12月5日配信予定) =================================== ◎意見・感想・質問・相談等は webmaster@aster-net.com ◎このメールマガジンは以下のシステムを利用して発行しています。 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ ID:0000039976 『melma!』 http://www.melma.com/ ID:m00013202 ◎発行責任者:aster-net事務局(webmaster@aster-net.com)



