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金融はネットで大きく影響を受ける領域です。金融機関出身で現在金融機関のWEBサイト構築・戦略立案を行っている著者が、いまさら人には聞けないネットと金融について解りやすく、勝手に解釈してゆきます。

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2008/05/02

かゆいところに手が届くネットと金融の知識 2008/05/02

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No.179
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 2008年5月2日発行

 山口県の補選で民主党が勝利しましたが、「民意ではない?」との自民党の偉
い人達のお言葉より、ガソリン税(揮発油税など)の暫定税率を復活させる租税
特別措置法改正案は30日、再可決され成立しました。同改正案は、2月29日の衆
院通過後も採決されなかったため、参院送付後「60日以内に議決されなければ否
決とみなす」という憲法59条の規定に基づき、衆院で与党の3分の2以上の賛成で
再可決されました。

 暫定税率失効で下がっていたガソリン価格は、値上げされ一気に160円位にな
りますね。GW真っ只中で、これは痛い。。。しかし、無駄使いはそのままで、再
値上げ。。。キットしっぺ返しがあるのではと思いますね。

 さて、その福田政権で21世紀版の前川リポートを洞爺湖サミットに向け作成す
るとか。。。当時、1986年の前川リポートは丁度著者が大学進学時期に発表され
ました。

 今回のテーマは、「 21世紀版前川リポート 」というテーマで考えてみます。

 今後もaster-netを宜しくお願い致します。

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<執筆者紹介>

執筆者 星 武志

略歴 元金融機関出身でバブル時には多くの不動産案件を手掛ける。
   その後、コンサルティング会社で経営戦略・財務戦略、マルチメディアのイ
   ンターネット事業の立上げを行う。金融専門雑誌でネットバンキングやIT営
   業をテーマした連載を行っている。
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<本文>【 21世紀版前川リポート 】
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 1986年の前川リポートをご記憶の方も多いと思います。中曽根内閣時代に、要
は1985年のプラザ合意から急激に円高を進めた日本が内需主導の消費大国になり
ましょうという目標を打ち出し、元日銀総裁の前川春雄氏が座長を務めた構造改
革提言でした。

 当時、私は大学受験の時期でこのリポートの「国際化時代にふさわしい農業政
策の推進:基幹的な農産物を除いて、内外価格差の著しい品目(農産加工品を含
む)については、着実に輸入の拡大を図り、内外価格差の縮小と農業の合理化・
効率化に努めるべきである。輸入制限品目については、ガット新ラウンド等の交
渉関係等を考慮しつつ、国内市場の一層の開放に向けての将来展望の下に、市場
アクセスの改善に努めるべきである。 」という発表から、農業政策について関心
・興味が出てそれまでの経済学部の志望から併せて農学部で農業政策を勉強する
学部への志望をしたことを記憶しています。

 オレンジ、牛肉の自由化から始まり、今後の日本の自給率は?高齢化する農業
従事者対策や農地流動化対策は?将来の食料戦争(戦略)に備えは?金融・流通
・販売を仕切っている農協の今後の役割は?・・・などと20年前に講義を受けた
り研究室で勉強していたりということが今ニュースで言われていますね。商工会
議所の経営者向けのセミナーでも「食」についてのセミナーがあったりします。

 さてさて、1986年の前川リポートは色々言われてきました。「前提の貯蓄性向
の高い日本を消費に向かせるは良いが、そもそも前提の貯蓄率のとり方が違う」
とか、「バブルがはじけ一旦リストラクチャリングされ、且つ世界中も変わって
いる(ベルリンンの壁も無くなった、中国など新興国の成長などなど)」という
ことから、21世紀版の作成となったのでしょう。

*日本は、ここでの内需拡大=公共事業拡大に摩り替わっていると感じるのは、
私だけではないでしょう

 21世紀版前川リポートは作成する必要があると思います。それは、日本の成長
シナリオを作成することだからです。ただ、以前のように内需拡大=公共事業な
どというつまらない縮図になれば、この先相当暗いでしょう。

 日本国内に限って見ると、経済・マーケットのパイが今後大きくなることが前
提のリポートは描けないからです。もちろん、業種業界によって違うでしょうが
、少子高齢化、毎年40万人減少する労働人口では、海外から企業やお金、人、技
術を呼び込まないといけないと思います。しかし、先のブルドックソースでの外
資に対する経済鎖国ぶり(Jパワーは国策事業であり、ここは仕方が無いと思いま
す。ただ、ルールをもっとオープンにっというところでしょうか)は、海外から
関心を持たれなくなるのではないでしょうか?

 1986年から20年。期待された消費は起こらず、年金問題など不安要素から返っ
て貯蓄意識が高まっている昨今では、サミットに向けたお題目のレポートではな
く、そうした不安要素を取り除くような政策とのSet、そしてその工程スケジュ
ールをベースとした前提をまずしてから、世界と交易して、経済・金融・人・技
術がシンクロするようなシナリオにして頂きたいものです。

 弊社のような、コンサルテーションの会社でも、まずはキチンと現状認識(分
析)に時間をかけて、「その問題点をどう改善するのか」の検討しながら今後の
計画を立てるという作業工程が、必ず入るものです。。。

 皆さんのご意見をお待ちしております。

                    (次回2008年5月16日配信予定)
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