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2008/02/15

『ファンド買い方マニュアル』 #108

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           ファンド買い方マニュアル           

          2008年02月15日(金)          

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               リバランス               
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【 質 問 】
 長期運用のために資産配分を考えて、分散投資を行いましたが、
 しばらくしたすると各資産のバランスが崩れてしまいました。
 もとの配分に調整した方がよいのでしょうか。

【お答えします】
あいかわらず、世界の株式市場で乱高下が続いています。短期的には、
米国発の世界同時株安という印象もありますが、数年間の動きで考えると
日本株式をはじめアジア諸国は大きく上昇しています。
やはり、短期投資は難しいということではないでしょうか。

さて、今回は資産配分の調整に関するお話しです。
一般的にはリバランスといわれるテーマになります。

いつもお話ししているとおり安定的な資産運用には分散投資、長期投資が
有効な手段です。もともと分散投資されている投資信託ですが、最近は
ファンド・オブ・ファンズなどを利用したバランス運用の商品で国内・
国外の株式・債券・不動産など幅広く投資している商品も増えています。

通常、これらの商品は、基本となるそれぞれの投資信託を投資対象として、
それらの資産配分を決定する運用担当者が存在する、または固定的な配分
の比率が決まっています。運用担当者がその時々の状況に応じて配分を
決定するタイプは、その点も含めてアクティブ運用ということになります。
それに対し、固定的な配分の比率が決まっていて、一定期間ごとにずれて
しまった配分を調整し直す運用をリバランスといいます。
バランス・ファンドに限らず、みなさんが自分で考えたポートフォリオの
割合を調整することもリバランスです。

リバランスを行った方がいいのか、行わない方がいいのかというテーマは、
アクティブ運用がいいのかパッシブ運用(インデックスファンド)がいい
のかという議論と同じように、絶対的な回答はありません。

近年の中国やインドなどのように急成長を遂げている地域への投資は、
同じ期間の日本や米国への投資に比べれば比率が高まっていくでしょう。
そのまま保有していれば、当初予定していたよりも大きなリターンを
得られる可能性もあるでしょう。しかし、人の予測は絶対ではない、また
一方向に動き続ける投資対象はない、投資の原則に基づくとすれば
リバランスは必要であると考えられます。

ある一定期間を見たとき、当初よりも大きなリターンが得られそうな運用、
資産配分になっているという状況は、スタート時点に比べて大きなリスク
を受け入れていることに他ならないからです。

投機的な売買とは違い、資産運用は大きなリターンを得ることが最終的な
目的ではなく、目標を達成するために必要なリターンを、なるべく安全に
獲得することが本質です。安定的な資産形成のためには、必要以上の
リターンを追いすぎないという気持ちも大切です。


(イーピー代表 橋本幸士)


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