2009/06/12
■とっとり雑学本舗(第719号)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ TOTTORI ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ■■■■■■■■ ┃と┃っ┃と┃り┃雑┃学┃本┃舗┃ ■■■■■■■■ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛ ■■■ ■ ■■■ VOL.719・第719号(2009.06.12) ■■ ■■ 発行者:鳥取県企画部広報課 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.pref.tottori.lg.jp/ E-mail kouhou@pref.tottori.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 県内では5月以降少雨が続いていましたが、先日梅雨入りしました。水不 足解消のため、恵みの雨が程よく降ってほしいものです。 =(目次)=============================================================== 1.きょうの鳥取県 ●中学生と学ぶ聴講生制度 2.とっとり豆知識 ●「とっとり美味(びみ)広場」オープン! 3.編集部の週末レポート ●豊田家住宅で江戸時代へタイムスリップ「倉吉の歴史講談」 ======================================================================== ------------------------------------------------------------------------ 1.きょうの鳥取県 ------------------------------------------------------------------------ ●中学生と学ぶ聴講生制度 地域住民が中学校で生徒たちとともに授業を受ける聴講生制度。県内初 の取組みとして、伯耆町の岸本、溝口の両中学校でこのほど始まりました。 この制度は、岸本中学校の井田博之校長が、既に聴講生制度を導入して いた他県の事例を知り、溝口中学校と連携して準備を進められてきました。 教育の場を地域に提供するとともに、聴講生と生徒のふれあいなどをとお して、質の高い教育を行うことを目的としています。 聴講生は、希望する学年と教科を選択し、時間割に合わせ週3日程度年 度末まで受講します。教科書などの教材費は自己負担ですが、受講料は無 料。希望すれば遠足等の学校行事にも参加可能です。 導入された理由などを井田校長にお聞きしたところ、「地域に役立つ学 校でありたいと考えていたところ、聴講生制度のことを知りました。この 制度の良いところは、目に見える形で継続して行うことができる点です。 地域のかたに教育の場を提供するのはもちろんですが、生徒には家族や教 員以外の大人との関わりのなかで、生き方や物事に取組む姿勢を学んでほ しい。」と熱く語っておられました。 現在、両校では3名のかたが聴講生として授業を受けていますが、聴講 を検討している見学者も相次いでいるそうです。岸本中学校では現在1名 のかたが英語の教科を聴講されていますが、来週からさらに1名のかたが、 美術の教科で聴講生の仲間入りをされます。もういちど学びたいという気 持ちのある人達にとって、学校で学べる喜びはひとしおのようです。 ちなみに、聴講生の熱心に授業を受ける姿に、生徒も以前より授業に集 中するようになったとか。校長先生の願いが徐々に実現してきたのかもし れません。 この聴講生制度、募集期限は過ぎていますが、希望者があれば随時受け 入れるとのことです。伯耆町の中学校の取組みが広がっていくといいです ね。 (MK) ○伯耆町教育委員会事務局 電話 0859−62−0712 http://www.houki-town.jp/ ※教育委員会事務局をご覧ください。 ※聴講生は伯耆町にお住まいのかたが対象です。 ------------------------------------------------------------------------ 2.とっとり豆知識 ------------------------------------------------------------------------ ●「とっとり美味(びみ)広場」オープン! 鳥取県のお土産を県外のかたへおすすめする際、「どれにしたらいいの だろうか?」と悩む人は多いのではないでしょうか。そんなかたにおすす めなのが「とっとり自慢」という制度で認証された商品です。 この制度は、平成16年度にスタートした、「鳥取県内の商工会地域で 地域の原材料を生かし、地域の文化や技術にこだわりをもって作られる食 品」を認証するものです。商工会が推薦し、制度の趣旨に適合すれば、委 員会から認証が与えられます。認証を受けた商品は「認証マーク」の使用 料1万円を支払えば、当該年度内はマークを使用できます。 しかし、鳥取県が認証している「ふるさと認証食品」という制度もあり、 こちらは登録料無料で使用期限がありません。「とっとり自慢」は企業に とってメリットがあるのかな、と疑問に思い、担当している鳥取県商工会 連合会に、「マーク使用料がかかるなら、あまり申請されないのではない ですか?」と率直に聞いてみました。 ところが意外にも、「産地偽装事件をきっかけに、消費者はより安心安 全な食品を求めており、申請・登録の数は増えていますよ。」とのこと。 登録数も48商品から、今年の4月には1.5倍の72品目に増えたそう です。また、新たに「干しハタハタ」や「もさえびせんべい」など、水産 物が豊富な鳥取県らしい商品が追加されました。 担当のかたも、「登録商品のパンフレットを作成したりしてPRしてい ます。先月には鳥取大丸の地下の一角に、「とっとり美味広場」というお 店もオープンしたので、一度見に行ってくださいよ。」と、自信満々。 「とっとり美味広場」は、鳥取大丸地下のエスカレータを下りたすぐ右 側にあります。店内には「とっとり自慢認証商品」はもちろん、「県民が 選ぶとっとり旨いもん100」「鳥取県ふるさと認証食品」などの商品も 多数並んでいました。 お店のかたも「地元の原材料を生かし、地域の文化や技術にこだわりを もって作られる食品を100品目以上取り扱っています。オープンしたの は5月1日。運営の方で手一杯であまり広報ができていませんが、今後は 商品ラインナップを増やしたり、PRにも力を入れて、鳥取県産品の良さ を知ってもらい、食のみやこ鳥取県を売り出していきたい。」と抱負を語っ ておられました。 なお、おすすめの一品を聞いたところ、「自慢の商品ばかりなので、一 品を選ぶことはできませんが、日南トマト加工(株)の王様トマトジュー スがよく売れていますよ。」とのこと。 皆さんも、鳥取土産をお買い求めの際には、ぜひ寄ってみてくださいね。 (KK) ○とっとり美味広場 所在地 鳥取市今町2−151(鳥取大丸地下食品売場内) 営業時間 10:00〜19:30 電話 0857−25−2187 ※ホームページを近日、同連合会のホームページ内に作成予定 ○とっとり雑学本舗 第546号 ブランドマーク「とっとり自慢」 http://www.pref.tottori.jp/kouhou/mlmg/topics/546_2.htm ○とっとり雑学本舗 第558号 お買い物の際の目印に ふるさと認証食品制度 http://www.pref.tottori.jp/kouhou/mlmg/topics/558_2.htm ○とっとり雑学本舗 第683号 ぞくぞく出てくるとっとりの旨いもん http://www.pref.tottori.jp/kouhou/mlmg/topics/683_1.htm ------------------------------------------------------------------------ 3.編集部の週末レポート ----------------------------------------------------------------------- ●豊田家住宅で江戸時代へタイムスリップ「倉吉の歴史講談」 倉吉市の白壁土蔵群のすぐそばにある、国登録有形文化財「豊田家住宅」 に先日行ってきました。 二階建て、切妻屋根のこの住宅は、間口四間半(約8.2メートル)、 奥行き20間(約36.4メートル)の敷地に、明治33年に建築された 二階建ての母屋をはじめ、中庭、離れ、坪庭、土蔵が順に配列された立派 な町屋建物です。 当時の倉吉における経済活動の活発さがうかがえるこの建物では、平成 19年2月から、毎週土曜日と日曜日に倉吉の歴史を題材とした講談が演 じられています。ちなみに講談とは、張り扇(はりせん)で机を叩いて調 子を取りつつ主に歴史にちなんだ読み物を読み上げる芸能のこと。 土間の入口から建物に入り、500円の木戸銭を払い母屋の二階に上が ると、大きな和室に通されます。和室は天井が外され梁(はり)があらわ となっていて、元は三部屋だったところが、一部屋に改築されています。 座布団に座るとせんべいとお茶が振る舞われ、張り扇の乾いた音ととも に講談が始まりました。この日の演題は「淀屋の光と影」。大坂の豪商 「淀屋」を光とすれば、倉吉出身で陰働きに徹した四代目淀屋の番頭 「牧田仁右衛門」を影とする、ドラマチックなお話です。 淀屋は、幕府の命により極刑を受けた五代目の通称「辰五郎」の代で没 落します。しかし、このことを予想していた四代目「重當(しげまさ)」 は番頭の牧田仁右衛門にのれん分けします。仁右衛門はやがて「千歯こき」 の開発によって財をなし、後に淀屋再興を成し遂げます。 豪商「淀屋」再興の物語は、これまでにも当本舗で紹介していますが、 改めて講談という形で聞くと、情感豊かに話されるその語り口に引き込ま れ、あっという間の20分間でした。 講談の後は一階に下りて、豊田家住宅を見学します。建物は一目見ただ けで良い材料が使われていることがわかり、細やかなつくりの建具に惹き つけられました。 障子の格子戸は組子にされた部材全ての角を削って面取りが施してあり、 欄間は分厚い一枚板から花模様が丁寧に削り出されています。さらに離れ に渡る廊下は太鼓橋となっているという手の込みよう。腕の良い職人によっ て手間暇をかけて建てられた住宅であることが十分に伝わってきました。 さらにこの豊田家住宅のすぐそばには、現存する倉吉最古の町屋建物、 牧田仁右衛門から始まる「牧田家住宅」もあり、白壁土蔵群とあわせて、 当時の情景をしのびながら散策するのにうってつけのスポットとなってい ます。 講談には演題がもう一つあります。滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」のモ デルと伝えられている房総里見の歴史を語る物語「たまゆらの人生、里見 安房守忠義(さとみあわのかみただよし)」です。こちらはまだ筆者も聞 いていませんので、またの機会に足を運びたいと思います。 (YY) ○倉吉観光情報「歴史講談」 http://www.apionet.or.jp/kankou/html/wahtnew/wahtnew_kodan3_main.htm ○とっとり雑学本舗 第636号 第5回鳥取県総合芸術文化祭メイン事業「倉吉・ダブルストーリー」 http://www.pref.tottori.jp/kouhou/mlmg/topics/636_2.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発 行:鳥取県企画部広報課 〒680-8570 鳥取県鳥取市東町1-220 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・お問い合わせメールは、kouhou@pref.tottori.jp へ。 ・登録/解除は、 http://www.pref.tottori.jp/kouhou/mlmg から。 送信メールアドレスの変更は一旦配信解除してから新規購読して下さい。


