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2008/04/11

■とっとり雑学本舗(第660号)

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  ■■■ ■ ■■■    VOL.660・第660号(2008.04.11)
  ■■     ■■    発行者:鳥取県企画部広報課
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 http://www.pref.tottori.lg.jp/          E-mail kouhou@pref.tottori.jp
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  4月に入り、新たなメンバーが加わった当本舗。創刊9年目を迎える今年
 度もフレッシュな気持ちで鳥取県の情報を発信していきますので、よろしく
 お願いします。フレッシュといえば、米子市出身の女優・松本若菜(まつも
 とわかな)さんがレギュラー出演するTVドラマ「Around40」が、
 今晩スタートします。そちらもお見逃しなく。

  ○「Around40 〜注文の多い女たち〜」
    放送:毎週金曜日午後10時から(TBS系列)

=(目次)==============================================================
  1.きょうの鳥取県
     ●写真集「東郷池」の発行
  2.とっとり豆知識
     ●「南部町さくらまつり」と「法勝寺一式飾り」
  3.おまけ情報
     ●ますます充実、鳥取県の妖怪ワールド
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             1.きょうの鳥取県 
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 ●写真集「東郷池」の発行

   湯梨浜町の写真家、川崎俊行(かわさきとしゆき)さんが撮影した東郷
  池の写真集「叙情 山陰八景 東郷池」が近く発売されます。倉吉に育っ
  た筆者にとって、東郷池は子どものころ魚釣りなどに出掛けた懐かしの地。
  さっそく川崎さんを訪ね、話をうかがいました。
  
   写真集は、川崎さんが10年来撮りためた作品の中から厳選した約70
  点で構成。目下、最終校正中の写真集を見せていただきました。人物は点
  景に留まり、春から夏秋冬、そして明け方から夕景へと移り行く東郷池の、
  色彩深い、表情豊かな作品ばかり。水と大気と光が交錯する一瞬を待って、
  早朝、月夜と湖畔に立ち続けた川崎さんの姿が目に浮かびます。
  
   普段なにげなく池の傍らを車で走り抜けているのですが、これらの写真
  を見ると、本当に美しい風景と隣り合って暮らしているのだなぁ、と改め
  て実感しました。
  
   少し気になるのが「東郷池」という本の名称。近年は「東郷湖」と呼ば
  れることが多いですが、この点を川崎さんにうかがうと、「東郷『湖』と
  呼ぶことが多くなったが、昔は東郷『池』という呼称が一般的だった。こ
  の池のほとりで育った自分にとっては、『東郷池』という名前が自然で美
  しい。」とのこと。生まれ育った土地への想いが込められた題名なのです。
  
   東郷池の写真集としては、同じく湯梨浜町の立木榮さんが平成16年に
  発行した「とうご池」がありますが、こちらは昭和20年代から40年代
  にかけて撮りためた写真を編集したもので、池周辺の人々の暮らしとその
  移り変わりに焦点を当てた作品。東郷池の情景の美をテーマとした写真集
  としては、今回のものが初めてのようです。
  
   写真の魅力は、いくら言葉を重ねても伝えきれないもの。今月の下旬に
  は書店に並びますので、ぜひ手にとっていただけたらと思います。
                               (GU)
    ○写真集「叙情 山陰八景 東郷池」
     問い合わせ先:山本印刷(株) 電話 0858−47−0088

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             2.とっとり豆知識
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 ●「南部町さくらまつり」と「法勝寺一式飾り」(今週末開催)
  
   鳥取県西部、米子市の中心部から国道180号を12キロほど南下した
  地にある南部町法勝寺宿(ほっしょうじしゅく)。上方と出雲を結ぶ交通
  の要所で、江戸時代から明治・大正時代にかけて宿場町として栄えたまち
  です。
  
   法勝寺川の対岸にある城跡は、もと山名氏の居城と伝えられ、戦国時代
  には伯耆国の覇権を狙う出雲の尼子氏と安芸の毛利氏による激しい攻防の
  地でもありました。現在、その城跡(法勝寺城山公園)から法勝寺川沿い
  にかけては、千本の桜並木が続く県内有数の桜の名所として親しまれてい
  ます。
  
   地元では毎年この時期、「南部町さくらまつり」が開催され、さまざま
  な催し物でまち中が活気づきます。中でも町の民俗文化財にも指定されて
  いる伝統行事「法勝寺一式飾り」は有名で、県内外からたくさんの観光客
  が訪れます。
  
   一式飾りについては、すでに当本舗第72号で詳しく紹介していますが、
  陶器や漆器、竹細工といった素材を一種類(一式)だけ使って干支や芝居
  の名場面などの作品を組み立て、その出来栄えを競う行事です。
  
   全国的にもめずらしい行事で、昭和60年に西伯町(現南部町)歴史民
  俗資料館が発行した小冊子『法勝寺一式飾り』によると、これに似たもの
  としては、島根県平田市(現出雲市)の「平田一式飾り」、大分県別府市
  の「風流見立て細工」、同県玖珠(くす)町の「見立て細工」、富山県福
  岡町(現高岡市)の「つくりもん」、滋賀県余呉(よご)町の「ちゃわん
  まつり」がある程度のようです。
  
   一式飾りの起源は明確には分かっていませんが、江戸時代後半に大阪や
  江戸などで客寄せのための見世物として流行った「つくりもの」の文化が
  全国に伝わり、各地の習俗に溶け込みながら根づいていったものと考えら
  れています。
  
   法勝寺一式飾りの場合も、地元のあるお宅に、天保8(1937)年に
  大阪で刊行された『造物趣向種』という一式飾りの種本が残されていたこ
  とから、江戸時代末か明治の初めに当地に伝わってきたものと推測されま
  す。

   客の目を引き付け話題性もある「つくりもの」に、宿場町である法勝寺
  宿の皆さんが興味を持ち取り入れたのかもしれません。しかし、法勝寺の
  一式飾りは、大阪や江戸の「つくりもの」を単に模倣したものではありま
  せんでした。
  
   法勝寺宿では、一式飾りを左義長(とんど)の行事として取り入れ、旧
  正月の14日の晩に、地区を2つの区に分けて飾りの出来・不出来を競い
  合いました。その年の豊作や吉兆を占う意味も持っていたようです。飾り
  かたも素朴で民芸的なものが好まれ、使われる素材も正月用品や農具が多
  用されるなど、当地ならではの暮らしを反映した行事として根を下ろした
  のです。
  
   こうして、明治から昭和のはじめにかけ、地域の生活の一部としてなく
  てはならない存在になっていた一式飾りも、戦時の物資不足や困窮した生
  活の中で次第に執り行われなくなってしまいました。しかし、この地域の
  文化・庶民芸術に対する地元の皆さんの思いは強く、昭和26年に保存会
  を発足させ、かつての形を蘇らせたのです。
  
   その後、時代の移り変わりとともに、正月行事から桜の時期に合わせた
  祭りの一環になるなど、観光行事的な色彩を強めてきた「法勝寺一式飾り」
  ですが、こうした歴史や地域の皆さんの熱意に思いを馳せながら鑑賞され
  たら、一層その素晴らしさを味わっていただけるのではないかと思います。

                               (AK)
    ○南部町さくらまつり(南部町観光協会ホームページ)
      http://www.town.nanbu.tottori.jp/p/kyokai/event/3/
  
    ○とっとり雑学本舗第72号「造形の妙技『一式飾り』」
      http://www.pref.tottori.jp/kouhou/mlmg/topics/72_2.htm

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             3.おまけ情報
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 ●ますます充実、鳥取県の妖怪スポット
  
   「水木しげるロード」や「水木しげる記念館」など、数多くの人気妖怪
  スポットのある鳥取県。今回は、今年に入ってから鳥取県にオープンした
  注目の妖怪スポットをご紹介します。
  
   まずは、今月1日、鳥取市の鳥取駅構内にオープンした「鬼太郎商店鳥
  取店」から。このお店は、県東部で初となる「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラ
  クターグッズを扱う専門店。先週末、さっそく私もお店へ行ってきました。

   場所は改札正面の、以前マクドナルドのあったスペース。木目調の外観
  と「鬼太郎商店」の暖簾が、独特の雰囲気を漂わせていて、一目見てすぐ
  にそれと分かりました。
  
   店内は地元の家族連れや県外からの観光客と思われるお客さんで大賑わ
  い。販売されているグッズは、まんじゅうやキャラメルなどのお菓子、T
  シャツや帽子、文房具に携帯ストラップなど種類も豊富。その中でも、精
  巧に作られた目玉おやじのフィギュアが筆者の目に止まり、ついつい購入
  してしまいました。

   眺めているとつい欲しくなるグッズが満載ですので、鳥取駅周辺にお出
  かけの際は、ぜひお立ち寄りください。
  
   さて次は、水木しげるロードの新スポット、先月30日にオープンした
  「河童の泉」をご紹介。約35平方メートルの泉に、水木しげるさんの漫
  画「河童の三平」の主人公・三平や幼い鬼太郎の小便小僧、小豆洗いなど
  9体のブロンズ像が配置されています。また、泉から霧が噴き出す仕掛け
  もあり、夜間、霧にスポットライトを当てると、幻想的な雰囲気をかもし
  出すそうです。これから迎える夏場には、涼を楽しめる憩いの場にもなり
  そうですよ。
  
   そのほかにも、「水木しげる記念館」では、今週新たに10体の陶器製
  の妖怪灯籠が設置され、直木賞作家の京極夏彦氏が配置の指揮をとったこ
  とでも話題になりました。

   また、水木しげる記念館のすぐ裏にあるミニテーマパーク「ゲゲゲの妖
  怪楽園」が先月23日にリニューアルオープン。実際に子どもが入ること
  のできる「鬼太郎の家」や暗闇の中、音で妖怪の気配を感じることができ
  る「3Dびっくりサウンドシアター『妖怪島』」など、アトラクションも
  充実。ゴールデンウィークには筆者も家族を連れて出かけてみようと思っ
  ています。

   この夏には映画版「ゲゲゲの鬼太郎」第2弾の公開も控え、ますます盛
  り上がっていきそうな鳥取県の妖怪ワールド。当本舗では今後も注目の妖
  怪情報を発信していきますので、お楽しみに。
                               (MM)
    ○鬼太郎商店鳥取店
      電話:0857−21−1021 

    ○境港市観光協会
      電話:0859−47−0121
      http://www.sakaiminato.net/
       ※水木しげるロード散策マップをご覧いただけます。

    ○水木しげる記念館
      電話:0859−42−2171
      開館時間:午前9時半〜午後5時(夏休み期間中は午後6時まで)
      休館日:毎週火曜日(祝日と重なる場合は翌日)
       ※春休み・ゴールデンウィーク・夏休み・年末年始は無休。
      入館料:一般700円、中高生500円、小学生300円
      http://www.sakaiminato.net/mizuki/

    ○ゲゲゲの妖怪楽園
      電話:0859−44−2889
      開園時間:午前9時半〜午後6時(年中無休)
       ※夏期は午後7時まで営業
       ※入園無料(一部有料施設あり)
      http://yokairakuen.jp/

    ○とっとり雑学本舗第649号
     「今年の年男『ねずみ男』に会ってきました!」
      http://www.pref.tottori.jp/kouhou/mlmg/topics/649_1.htm
 
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 発 行:鳥取県企画部広報課
      〒680-8570 鳥取県鳥取市東町1-220
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・お問い合わせメールは、kouhou@pref.tottori.jp へ。
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