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2008/03/04

虹の国・南アフリカ情報 507

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 ★☆★ 『虹の国・南アフリカ情報』 ★☆★ Vol.507 2008.03.05発行

                 《南アフリカ情報》

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◆ジンバブエ(4)元軍人による白人農場占拠

2000年代の初めに何度か南アフリカへ行きました。
その頃、南アフリカの新聞には、連日のようにジンバブエの黒人による白人農
場占拠の記事が掲載されていました。
ジンバブエは、もともと黒人が住んでいて、イギリスの植民地時代に白人が入
植して農場としました。
南アフリカも同じように黒人が住んでいた土地であり、「ジンバブエの農場占
拠が南アフリカへの飛び火(?)するのではないか」と言われ、ナーバスにな
っていた時期でした。
南アフリカでは、黒人による農場占拠はなかったものの、東部のマプマランガ
州などでは強盗による被害が発生していました。

ジンバブエの黒人による農場占拠については、日本の新聞でもしばしば報じら
れました。
当初は黒人の元軍人が白人農場を占拠しました。
「軍を退任しても退職金が貰えず、土地も持たないために農場を占拠した」と
言われていました。
「ムカベ大統領は、ジンバブエから白人を追放し、自分の地位(大統領職)を
死守するために、元軍人による農場占拠を容認した」と言われています。
また、「元軍人を優遇することによって、大統領選挙を有利にした」とも言わ
れています。
農場を占拠した黒人たちは、白人農場主が残していった農業機器を動かす燃料
代も持たず、壊れた農場機械を直す技術も資金も持たないため、農場は荒地化
していった」と言われています。

日本のテレビ放送で、「白人農場主はジンバブエでの農業を断念して、アフリ
カ中央部などの白人農場主の技術を優遇してくれる国々へ移住していった」と
いう内容が放送されたことがありました。


◆ジンバブエ(5)前回の大統領選挙

1990年代の前半に南アフリカへ行っている時に、南アフリカの新聞には
「ジンバブエでは外国からの援助物資が政府関係者などに優先的に配分されて
いる」と書かれ、長蛇の列を作って配給を待つ人たちの中で、軍服を着た軍人
らしき人が大きな荷物を持っている写真が掲載されました。

その後、ジンバブエのムカベ大統領は、国内に滞在していた英国の記者たちを
国外へ追放しました。
英国は英連邦から除名して、経済援助を打ち切ってしまったため、ジンバブエ
経済はさらに困窮していきました。

前回の大統領選挙や国会議員選挙では、野党(MDC)の躍進が期待されまし
たが、選挙が終わってみれば、ムカベ大統領の勝利となりました。
この選挙は、外国からの選挙監視団を受け入れることもせず、"開票の疑惑"も
ささやかれましたが明らかではありませんでした。
新聞によりますと、「ムカベ派の陣営が、反対陣営の人たちが投票所へ行くの
を阻止した」と伝えられました。

選挙後、南アフリカのムベキ大統領は、英連邦へ復帰して経済援助を受けるた
めに、野党(MDC)との連合政権案を示しましたが、ムカベ大統領は聞く耳
を持ちませんでした。

今回の選挙では、海外からも野党勝利を期待する声が高まりつつありますが、
国民がどのような投票をするのか(投票ができるのか)興味があります。

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              関連ホームページ
        http://www1.ocn.ne.jp/~yeboo/southafrica/
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電子メールマガジン: 『虹の国・南アフリカ情報』
           mag2 ID : 0000038631
発行元: 沢木宏志

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