2009/01/21
[Kataro Syuwa :Note.128] 驚愕のサムハル
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メールマガジン 「語ろうか、手話について」
Note.128 2009年 1月21日発行
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皆さん、こんにちは。なんか腰痛っぽい、徳田です。
wii fitのやりすぎ? いや、逆に運動不足なのか? ダイエットに壁を感じ始
めてから、なんか腰がヤバイ感じがします。ぎっくり腰はやだなぁ、と思う今
日この頃です。
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冬集会は順調に申込処理が行われており、このメルマガが配信されるときに
は支部からの受付も締め切ってます。約1000名の参加となるようです。
一つ、耳寄り情報です。あんまり良い情報ではありませんけど...
会場は女子大ですので、トイレのバランスが今までの集会とは逆になると思い
ます。いつもは女性トイレが混雑しますが、今回は男性トイレが行列すると思
います。1フロアに1つしかなかったりしますから。行けるときに行っといてく
ださい。
速報代わりのメールシステムの準備がちょっと間に合わなかったので、その
お知らせは、また来週です。
今回は大会とは関係ない話をダラダラっとします。まとまらない文章でごめ
んなさい。
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「日経ビジネスオンライン」というサイトがあります。
最近、寝る前の1日の終わりの締めくくりに、このサイトのコラムを読むの
が楽しみです。
登録が必要ですが、無料で記事が読めますので、興味のある方はどうぞご覧
ください。
日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/welcome.html
このサイトで、「この国のゆくえ」という連載記事で、最近、スウェーデン
の障害者雇用企業「サムハル」の解説をしていました。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090105/181856/
北欧の福祉社会は注目されていますから、「語ろうか」の読者の皆さんはご
存じの企業かもしれませんが、いやはやすごいですね。私は初めて知りまし
た。
やっていることもすごいですが、スウェーデンの国民性がすごいですね。
記事を読む時間がない人のために、簡単に私の主観でまとめておきます。
- サムハル(Samhall)は、障害者の雇用を推進する国営企業。従業員は2万
人で、90%は障害者。
- 506億円の補助金が投入されている。これは運営費の約6割。
- 雇用をサムハルで継続するよりも、転職して他の会社で働くことを推奨
している。年間の転職者は約1000人。1回は出戻りが可能。
- 株主である国からは数値目標が設定されている。その中には40%以上を
知的、複合障害者を雇用することというものもある。もちろん、達成し
ている。(現在は、半数を超えているそうだ)
- サムハルの創設者は最年少で保険社会省の事務次官に就任したゲハルト
氏。曰く「障害者年金モデルには疑問を感じていた」
- 当初、賃金に対する補助金の割合は1.7倍。現在は0.9倍。つまり、補助
金をそのままもらうより、1割手取りが増えてるってこと。
- 平均給与額は20万円。もちろん、スウェーデンの高福祉社会ですから、
税金で大部分が取られる。
- サムハルの事業は、大きく3つ。メーカーの下請けでの製造が35%、サー
ビスや製造ラインを一括で請け負う業務が28%。そしてサービス提供が
37%。サービス提供とは、買い物代行、レストランの配膳・調理、店舗
清掃など。
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私はサムハルをこの連載記事だけで知って、これ以上の情報は持ち合わせて
いないので、良い面も悪い面も、まだ見えてないことが多いと思います。だか
ら、サムハルについてはあまり深くは語りませんが、ただ「すごいな」と思い
ました。
日本にもプロップステーションという団体はあります。障害者を納税者に、
というスローガンで活動しています。代表の竹中ナミさんの講演は聞いたこと
はあります。竹中さん個人はすごいと思いましたが、プロップという団体には
ちょっと疑問符がつきました。
理由は、これは続くのだろうか、と思ったのです。続けばいいなと思いまし
た。今も存在しているのは嬉しいことです。
ですが、「地道」な活動にとどまっていると思います。
サムハルの記事を読んで、すごいと思ったのは、3つあります。
まず、サムハルという企業がすごい。補助金がかなり投入されているとは言
え、株式会社として利潤追求をしているのがすごい。それはサムハル自体が存
続するための利益追求ではありますが、数値目標をクリアしているのはすごい
です。
2つ目は、サムハルを受け入れるスウェーデンの度量がすごいです。
サービス業に進出したことがサラッと書いてありますが、日本だったらどう
でしょう? ある種、障害者の受入というのは、憐憫の情が入っていると思いま
す。
そして、そのうち、効率主義・合理化が出てきて、廃れていくのではないで
しょうか。
サムハルに補助金を投入することを許す社会、そして、従業員達を受け入れ
る社会はすごいと思います。
3つ目は、そこで働く従業員自身がすごいです。これは想像ですが、サムハ
ルで働くと言うことは、直接、年金のような形でお金をもらうより、賃金とい
う形で働かないともらえない道を選んでいるわけですよね。日本のジョブコー
チなどの施策が貧弱と言うことはありますが、もし、それらが充実していたと
したら、障害者年金を捨てて、働くことを選ぶ人はどれだけいるでしょうか。
きっと、聴覚障害者で普通に仕事に就いているのに年金をもらっている人の
ことを言っているんだろう、と突っ込まれそうなので先に白状しておきます。
はい、思い浮かびました。
ただ、もう一つ思い浮かぶことがあります。
ネットのQ&Aサイトを見ると、○○で障害者年金がもらえるか、という質問
が目につくのです。○○は、うつ病とか、視力が落ちたとか。隙あらば、補助
金をかすめ取ろうとする日本国民の性格からして、この3つ目が一番真似でき
ないのではないかと思います。
スウェーデンは人口900万人。神奈川県と同じぐらいです。それで一つの国
を成り立たせるためには、労働力の確保が至上命題ではあるのでしょう。サム
ハルもそのまま日本にはもってこれないでしょうし、社会の側もこなれていま
せん。
サムハルはすごいなと思いつつも、日本なりの何かを見つけないとダメなん
だろうなと思いました。
それはプロップかもしれませんし、そうでないかもしれません。
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話はガラッと変わりますが、アメリカではオバマ氏が大統領になりました。
就任式の前日、ホームレス支援組織に立ち寄ってボランティア活動でペンキ
塗りをしたそうです。こんな人がトップになるアメリカって、これまた、すご
いですね。
オバマ大統領は、貧困層の救済活動をしていて、それだけでは社会を変えら
れないと思って政治家になったそうです。その原因を、どこぞの政党や団体み
たいに、大企業や国の責任と追及するわけではなく、就任式前にペンキ塗りす
る。
アメリカはすごい人が大統領になったと思います。
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そういえば、何人かの方から年賀状を頂きまして、ありがとうございます。
ちょっと予想より数が少なかったので、もしかして、番号だけでは、戻って
しまった方もいたかもしれません。すみません。また何かの機会に。
年賀状を見ていると、「語ろうか」の読者の人もすごい人が多いですね。
実践から遠のいている私には、とてもまぶしく見えます。って、ほとんどの
人とは会ったこともありませんが。
昨年の「語ろうか」は良いネタを拾おうとして、すごく苦労しましたが、灯
台もと暗し、読者の方々がすでに良い話を持っているようです。いつかインタ
ビューさせてもらおうと思いますので、よろしくお願いします。
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では、次回の語ろうかをお楽しみに。
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