2008/12/24
[Kataro Syuwa :Note.125] 不景気な世の中での増員は可能か
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メールマガジン 「語ろうか、手話について」
Note.125 2008年12月24日発行
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メリークリスマス、年賀状を書き始めた徳田です。
ふと気がついたら、1回お休みしてしまいました。
無事にお正月を過ごすためか、会社の方もみんなフル回転している状態で、
うっかり原稿を書くのを忘れてました。
毎週水曜日に発行して、今年も残すところ、あと1回。本当に最後の最後の
31日だし、今年は欠かさず発行した発行したいものです。
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さて、皆さん、冬集会は申込みしましたか? 申し込まれた方は、2月にお会
いしましょう。インフルエンザなど、つまらない病気になって欠席することの
ないよう、お体にはお気をつけて。
それから、今のところ、二次募集がどうなるのかの情報は来ていません。
どうなりますかねぇ。事前情報では、ディズニーランドついでに、参加者が
多そうな感触があったので、二次募集はないかもしれません。
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討論集会については、何かわかり次第お伝えするとして、今日の本題に入り
ます。
といっても、たいしたネタではありませんが...
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だいぶ前から気になっているニュースに医者不足があります。特に産婦人科
なんてかなり深刻なようで、皆さんも気になっているのではないでしょうか。
その一方で、医者が多すぎて崩壊しかかっている業界もあります。歯医者さ
んです。
なんでも、今、歯科医院はコンビニより多いのだとか。しかも、点数も安く
なってしまい、人によってはワーキングプア、つまり、働いても充分な生活費
が稼げない歯医者さんもいるらしいです。
医者というのは免許さえ取れれば、内科でも外科でもなんでもできるそうで
すが、歯科医だけは免許の種類が違うそうで、逆に言えば、歯学部の人は歯科
医にしかなれない。
で、今、歯医者さんが余ってきているのに、歯学部からは毎年、ドシドシ卒
業生が出てくるので、過当競争状態だそうです。
そりゃ、歯学部出たら歯医者になりますよねぇ。
人が余って崩壊しそうな業界が、もう一つあります。
法曹界です。弁護士、裁判官、検察官です。
弁護士が足りない、という本当か嘘かわからない話から、国が音頭をとって
法科大学院をたくさん作りました。
その結果、卒業生がドンドン量産されて、今、弁護士があまりまくっている
そうです。
今までなら、研修が終わったら、ほぼどこかの法律事務所に就職できたそう
ですが、今はあぶれる人が出てきているのだとか。司法試験なんて、想像を絶
するほど難しいのに、それに合格しても、職にあぶれるのだから、すごすぎま
す。
人が余って、崩壊する人が続出している業界もあります。
大学教員です。博士課程をとって、博士号を取ったのに、就職できない人が
たくさんいます。
これはアメリカに比べて博士が少ない、ということから国が音頭をとって、
大学院を無茶苦茶たくさん作ったために、今、博士が余りまくっています。
就職できない人がいるのはもちろんですが、就職してもアルバイトみたいな
身分で何年もこき使われたり、結局、無職になったり。噂では、博士号を持つ
人の自殺率が急増しているなんて話も。
私は博士号さえ取れなかったので、幸いにも民間で就職できましたが、もし
そのまま大学にいたらと思うとぞっとします。
いずれも、国が旗を振って、人を増やして、結局、仕事にあり就けず、生活
できない・できなくなりそうな人が増えている業界です。共通点は、「国がと
にかく養成だけして人を増やしてしまっていること」にあります。
そして、一度、増やしてしまうと、もうあとは崩壊するまで、崩壊しても増
やし続けようとするあたり、お役所仕事的な雰囲気を感じます。
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これらの人余りの話は、特に最近の話ではないのですが、深刻な不景気が
やってきそうな今日この頃、ちょっと気になっています。というか、昔から気
になっています。
それは手話通訳です。手話通訳も、大学院拡充計画みたいな感じで、大量に
養成されたら、たまらんなぁ。と。
手話通訳の養成・設置・派遣について、全通研も全日ろう連も、行政に拡充
を求めている姿勢は昔から一貫してます。何かの資料で、通訳者が2000人ぐら
い足りないという文言も見たような気がします。ちょっと正確な数字には自信
がありませんが。
ただ、それを見たとき「都道府県ごとに、今の2〜3倍かぁ」と思ったのを覚
えています。
それで、皆さんにちょっと考えて欲しいのは、皆さんが住んでいるところで
今の2〜3倍の通訳者を雇い入れる余裕ってあります?
もしなければ、今話題の派遣社員のように、せっかくの手話通訳者さんを路
頭に迷わせてしまうわけです。通訳者さんが生活保護になってしまうかも。福
祉に公私両面でたずさわるなんて、シャレになりません。
そんなわけで、昔は私も「通訳が足りないのは良くないなぁ」と思っていた
のですが、最近は、「国リハが細々と卒業生を出しているぐらいがちょうどい
いのかも」と思うようになってきました。他にも世田谷福祉専門学校もありま
すし。
もし、国がマジで請願を受け入れて、国リハみたいなのを3つぐらい作って
しまったら、手話通訳者のコストダンピングが始まり、崩壊すると思います。
増やそうとした結果、結局誰もいなくなったみたいな。
ろう者にとっては、通訳者は多い方がいいのでしょうけど、国リハや、世田
谷福祉の卒業生が食いっぱぐれなくなってから、それから増員について考えた
方がいいんだろうな、と、最近の不景気のニュースを見ながら考えてます。
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では、次回の語ろうかをお楽しみに。
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