紙と美 RSSを登録する

わが国平安時代に創始された美しい装飾紙「料紙」「継ぎ紙」の話題を中心にお届けします。「かな書」を書く紙として伝えられてきた「料紙」の話や「和紙」「美術和紙表装」「展覧会インフォメーション」や「技法紹介」など。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/04/11

紙と美

この記事を取り寄せる

==紙と美  NO88 =======================
   < kamitobi>
                                            2008年4月11日発行
================================
■■■■
■■主な項目
………▼「野村定弘展」を観て
   ▼竹紙が漉き上がりました

…………………………………………………………………………………………
▽「野村定弘展」を観て

 先日、桜満開の銀閣寺前まで、知人の野村定弘氏の個展を観にいきました。
 野村氏は、私がずっと出品させて頂いていた東京の「OBP美術展」のプ
ロデューサーです。
「継ぎ紙」の大作化にヒントを頂いた方です。
早くから、日本画や洋画はたまた工芸と美術という垣根を取っ払って、新し
いアートの展開を提案され、それを常に具体化されていたアーティストです。
私は、野村氏の展覧会は、よほどの事情がない限り必ず観に行きます。
 今回は、新しいジャンルの『システムアート』という世界を提案されてい
ます。
 案内には次のようにあります。
『システムアートは、多様化・変容する生活空間を自分好みに、美しく楽し
める生活芸術を提案します。今回はパリの風景でお楽しみ下さい。』
 実は「システムアート」という世界が、実際に作品を観るまでよくわかり
ませんでした。
作品を拝見して、野村氏のコンセプトである車、宇宙的広がりのある構成は
変わりませんが、同時にこれは非常にインテリア志向をもった作品構成だな
あと感じました。
「システムアート」とは何か。
この言葉は氏の造語ですが、簡単に云うと、個々の作品を自由にカスタマイ
ズできるということにあります。
それは絵(作品)とマット(装丁)というようなありきたりの世界をいうの
ではありません。
作品そのものを、自由に組み合わせることができるという新しいアートの形
式を提案したものです。
私の説明に不備があるかもしれませんが、具体的にはインテリアに応じて、
縦に並べたり、横につなげたり自由に構成を変えても作品性は維持できるし、
逆に違った世界が展開するという奇抜なものです。
また、そうなるべきエレメントを作品にしのばせているということは単純に
すごいことだと思いました。
 この発想は「継ぎ紙」作品にも大いに応用できると思います。
私は「継ぎ紙」の現代化のために、これを拡大することをずっと考えてきま
したが、野村氏の今回の提案のなかにはすでにそれを超える新しい有り様が
提案されていることに驚きを感じました。
 それと、小品には軸装仕立てがありましたが、和洋ということを問わない
という条件で、今後軸装仕立てのインテリアというのは、大いに発展の可能
性がありますね。
これは、私にとっても得意の分野で、従来より一貫してその芸術性を主張し
て来ましたが、さらに現在いろいろな構想を温めています。
それは、もう一度掛軸の本来のあり方を考えたとき、もともと掛軸というの
は他の道具やインテリアとの取り合わせを重視します。
それ単独で芸術性を主張するよりも、コラボレーションの方がその本来性を
発揮できるという特異性があります。
そのことを決して忘れていたわけではないのですが、少し軽視していたきら
いがあったかもしれません。
 いろいろ勉強になりました。

 野村氏の「システムアート」のイメージはこちらまで
  →http://www.kansaiartbeat.com/event/2007/9883

「野村定弘展」は下記の要項で開催されました。

 日時 2008年4月1日(火)→6日(日)
 場所 アートライフみつはし
   京都市左京区銀閣寺前町

…………………………………………………………………………………………
▽竹紙が漉き上がりました

「竹紙」とは、竹の繊維100%で漉かれた紙です。
なかなか風合い豊かな紙です。
私は従来より、表装、装丁用として愛用しています。
当方のユーザーには、これを揮毫用として愛用されている方もたくさんおら
れます。
 竹の繊維は、具体的には「孟宗竹」「淡竹」「真竹」等を使用します。
この紙には、つなぎも一切使用していません。
文字通り「竹」100%です。 
これは当方のオリジナルです。
新柄も含めて、今回6種の「竹紙」を通信でも頒布させて頂きます。
ご希望の方は、この機会に是非入手して下さい。
この製品は、前号で予告しました「紙フェアー」でも展示即売予定です。
(ただしその時点で在庫切れの場合はその限りではありません。)

ご注文・お問い合わせは下記までお願いします。
 
◆版径  F12号  約45X55(センチ)
◆価格  1,050円(税込・送料別)

◆種類  T-1「淡竹・孟宗竹皮漉き込み」
     T-2「孟宗竹・よもぎ漉き込み」
     T-3「淡竹・真竹繊維漉き込み」
     T-4「孟宗竹・孟宗竹繊維漉き込み」
     T-5「孟宗竹」(白色)
     T-6「淡竹」(生成色)

 Eメール kamata-ihatov@nifty.com
( 有)名宝刊行会
 〒558-0004 大阪市住吉区長居東4-17-14 コーポリベラ305号
  電話・FAX 06-6608-0633 

 参考画像はこちらまで
 →http://homepage3.nifty.com/~ryoshi/kakaku.htm

…………………………………………………………………………………………

▽このメールマガジンは、

インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています。

▽『まぐまぐ』の登録や解除は
  http://homepage3.nifty.com/~ryoshi/bi.htm へ 

▽私へのご意見やご提言がありましたら下記メールアドレスまでお願いします。

////~////~////~////~////~////~////~////~////~////~////~////~////~//~//

2008年4月11日発行
発行者 鎌田敏輝
URL「料紙で彩る宮沢賢治とイーハト―ヴ」http://homepage3.nifty.com/~ryoshi/
Eメール kamata-ihatov@nifty.com

////~////~////~////~////~////~////~////~////~////~////~////~////~//~//

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る