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わが国平安時代に創始された美しい装飾紙「料紙」「継ぎ紙」の話題を中心にお届けします。「かな書」を書く紙として伝えられてきた「料紙」の話や「和紙」「美術和紙表装」「展覧会インフォメーション」や「技法紹介」など。

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2007/11/09

紙と美

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==紙と美  NO82 =======================
   < kamitobi>
                                            2007年11月9日発行
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■■主な項目
………▼「王朝美の精華・石山切 ーかなと料紙の競演ー」を見て
   ▼小冊子「料紙風・手づくりハガキのつくり方」
      ー名宝・料紙のつくり方マニュアル1ー 発売
   ▼木版精巧版木・ハガキ判
   ▼「料紙風・手づくり年賀ハガキをつくる」1日講習 於・京都
   ▼紙本の「貼込軸」新製法・実演 
       ークラフト表装講習会のお知らせー

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▽「王朝美の精華・石山切 ーかなと料紙の競演ー」を見て
 
 徳川美術館で開催された「王朝美の精華・石山切 ーかなと料紙の競演ー」
はなかなか見ごたえがありましたね。
御覧になった方も多かったと思います。
 私は、10月16日に、中日文化センターの講座が終わってから、受講者の方に
さそわれて徳川美術館に駆けつけたのですが、閉館まであまり時間がなかった
り、学芸部長さんと面会したりで、ゆっくり鑑賞することが出来なかったので、
京都の私の会の展覧会が終わった11月2日にゆっくり時間をとって2回目の訪問
をしました。
 このときは、かつて名宝刊行会が出版した「石山切・貫之集下」の複製や、
伝統色見本帳、単眼鏡などを持ち、フル装備で出掛けました。
 展示替えなどもありましたので、10月に見れなかった作品も見ることが出来、
その他いろいろ新しい発見や、新たに確認できたことなど、収穫の多い名古屋
行きとなりました。
 気がついたこと、参考までに一つだけ紹介しましょう。
私は、いつも「から紙」の雲母の表情(色、光沢等)には注目しているのです
が、「三十六人家集」の雲母の輝きは、まったく色あせておらず、今日でも平
安時代の輝きを留めているといって過言ではないでしょう。
 さて、この雲母の色ですが、一応「白」といって間違いではないのですが、
しかしこれを単に「白」(ホワイト)と言い切ってしまうにはあまりにも微妙
な変化を見てとれる色だと言えるでしょう。
 現在、顔料としての雲母の品質は著しく低下しています。
平安時代の雲母の風合いは望むべくもないのですが、当時の雲母には、白のな
かにも、少し茶みがかっていたり、黄味がかっていたり、微妙な変化がありま
した。
 田中親美の複製も同時展示されていましたが、『忠見集』の「秋草・鹿」の
版木文様に重ね継ぎが施されている有名な場面があります。
偶然にこの場面が開かれていたのですが、大変感動しました。
雲母刷りの色が素晴らしいですね。
茶みがかっているというか、少し赤みを帯びているというか、バックの胡粉、
重ね継ぎの調子ともよくマッチし、極めて高い絵画的効果を醸し出しています。
 この種の雲母刷りの雰囲気は、宗達・光悦作品にも共通する要素だと思いま
すが、彼らもそういうところに美意識を見出していたのでしょうか。

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▽小冊子「料紙風・手づくりハガキのつくり方」
      ー名宝・料紙のつくり方マニュアル1ー 発売

 今年も年賀状の季節がやってきましたね。
 近年、年賀状は皆立派になり、目を見張るような年賀状をたくさん頂くよう
になりました。
 この「料紙風・手づくりハガキのつくり方 ー名宝・料紙のつくり方マニュ
アル1ー」は、料紙の『から紙』の手法を、官製ハガキ(お年玉年賀ハガキ等)
の上に再現するとっておきの技法を公開したものです。
 是非一度つくってみて下さい。
 尚本書は、平安継ぎ紙フォーラム機関誌第5号に掲載した『料紙風手づくりハ
ガキのつくり方』を補筆したものであることを付記します。
 マニュアル単品と、実物制作見品を添付したものと2種類あります。
 要項は下記の通りです。

1、「料紙風・手づくりハガキのつくり方 ー名宝・料紙のつくり方マニュアル1ー」 
 A5判・16頁
 480円(税込)送料120円

2、「料紙風・手づくりハガキのつくり方 ー名宝・料紙のつくり方マニュアル1ー」
   実物見本入り 
 A5判・16頁
 630円(税込)送料120円
 
 実物見本入りは部数限定です。

入手希望の方は、まずメールでお申し込みの上、代金・送料を前納下さい。
入金確認次第送付します。
 
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▽木版精巧版木・ハガキ判
 
 版木は、原則として自作するに越したことはないのですが、これはなかなか熟
練を要します。
ほとんどの人が完成するまでに諦めてしまうのが常です。
当方では、一般料紙愛好家のために、ハイテク技術で制作した精巧な木版版木を
頒布しています。
 文様は「三十六人家集」に準処して、『唐花唐草』『波』『雲丸獅子唐草』等
現在10数種類の銘柄を制作しています。
価格は、文様によって異なりますが、10,000円〜18,000円です。(税・送料別)
11月1日時点で価格改定しましたが、11月20日までのお申し込みについては旧価格
で、さらに本メルマガ読者の方には割引きしますので詳細はメールでご確認下さい。
 尚、ご注文に際しては、在庫を確保している分はすぐ送品出来ますが、在庫切れ
の版木については、2週間程度要しますので予めご承知置き下さい。

 関心のある方は、メールでご連絡いただければ、柄、価格、在庫状況等詳細連
絡致します。 

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▽「料紙風・手づくり年賀ハガキをつくる」1日講習 於・京都

 毎年恒例となっています「料紙風・手づくり年賀ハガキをつくる」1日講習を下
記の要項で開催します。

日時 12月11日(火)10時→12時半
場所 NHK京都文化センター(JR京都駅前・ルネサンスビル)

お申し込み・お問い合わせは、NHK京都文化センターまで。(電話 075-343-5522) 
(お申し込み受け付けは12月1日からです。)

詳細はこちらまで
 →http://www.nhk-cul.co.jp/school/kyoto/

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▽紙本の「貼込軸」新製法・実演 ークラフト表装講習会のお知らせー

 この度、紙本(本紙が紙の作品)の「貼込軸」を制作する新しい製法を開発しま
したので、日頃「クラフト表装」(粘着シートによる表装手法)を愛好されている
皆様方に是非技法公開したいと思います。
 紙本の「貼込軸」については、今までもこれを公開していたのですが、条件がぴ
ったり合わないと、巻いたときに巻きジワが生じるリスクがありました。
今回の新しい製法は、これをほぼ100%解消することに成功しました。
これが今までと大きく変わった点です。
 クラフト表装ファンの方には、是非一見の価値ありです。(おススメ度 ★★★)
 
日時  平成19年11月30日(金)午後1時半〜
場所  クレオ大阪中央・会議室2 
(地下鉄四天王寺前夕陽丘下車3分)
会費  1000円
内容  粘着シートによる「紙本貼込軸」実演
申込み 名宝刊行会まで、電話、FAX、メールにてお申し込みの上、
    お申し込み5日以内に会費をお振込み下さい。
    メールでお申し込み頂ければ、振込先ご連絡致します。

※必ず事前予約して下さい。当日の参加申し込みは出来ません。
※定員になり次第締め切ります。
※今回参加された方には、無料サポート券進呈します。
※このデモは、クラフト表装の経験者を対象としています。

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インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています。

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  http://homepage3.nifty.com/~ryoshi/bi.htm へ 

▽私へのご意見やご提言がありましたら下記メールアドレスまでお願いします。

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2007年11月9日発行
発行者 鎌田敏輝
URL「料紙で彩る宮沢賢治とイーハト―ヴ」http://homepage3.nifty.com/~ryoshi/
Eメール kamata-ihatov@nifty.com

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