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自分のアタマで考えるというシンプル手法を貫き、ぶんぶん頭をフル回転。文職人JUNKOの職人芸を御賞味ください。常識のウソ、社会の矛盾、笑いと元気と、ついでに自分も、発見しよう。映画紹介や記者会見レポもあります。

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2009/01/20

ぶんぶん便 No.419

     bunbun-bin ha tanosiina kyoumogenkini bunbunikou sore!
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■■■    「ぶんぶん便」  2009/1/20 No.419
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  作/者/か/ら/

 いなもと(猫)は5歳の雑種猫です。

気にかけてくださる読者の方から「どうしてる?」と

お便りをいただきます。ありがたいことです。

いなもとは元気にしています。

↓こんなふうに平和です。
http://homepage1.nifty.com/jyk/js2/bbp031a.html


拾った時は生後約一ヶ月。

栄養失調で目がただれて体はふにゃふにゃで、

母猫を求めるように人の気配がするほうへ寄って来る、けなげな子猫でした。

娘はすぐに抱きしめたけど、わたしは抱く事ができません。

猫が…恐かったんです。ごめんなさい。

猫を飼うのは嫌でした。でもほっておくと死んじゃいそうなので、

なんとか気持ちを修正して一緒に暮らし始めたんです。

やっと抱ける気持ちになった頃には、いなもとはもうヤサグレていて、

「愛されなくて結構」「同情するならエサをくれ」みたいな

スマシ猫になっていました。

わたしのせいだと思います。

その後、わたしのいなもとへの愛情はゆっくりとふくらみ、

その変化を感じたいなもとも、少しずつ変わって来ました。

先日は寝ているわたしの布団の上にのっかってうずくまりました。

寒かったからなのでしょうけど、そんなこと初めて。うれしいです。

うれしいけど苦しいです。

愛は重たい。

重たすぎる…。

吐きそう…でした。



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◯今週のコラム  もうもう物語

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わたしの干支は丑。丑です、牛ですよ。

ずーっとですね、わたしは干支を無視して生きて来た。
ウシを完全ムシですよ。

「血液型はAよ、そして牡羊座」とは言うけど、
「丑年です」とは言わなかった。

だって牛ってサエないもん。
愚鈍そうでさ、モーとか言ってちゃってさ、さっき食べたのを
あろうことか吐き戻してまた食べてる。
「牛歩」って言葉があるくらい、のろまなイメージだしね。

ん?
のろま?
それってまさにアタシじゃん?

わたしは年女だけど、12歳ではないし24歳でもない。
江戸時代で言えばもうそろそろ寿命か? な年齢なのに
お仕事では「かけだし」をやってて、やっとこさ「下積み」を始めたばかり。

業界のことがわからずに「へえ〜」とか「はあ〜」ときょろきょろしながら、
よたよた歩いてる。
ナビなしで歩いてる。
のんびり歩いている。
つまりのろま。のろまのプロだ。

まさに牛じゃん!
と思ったら、
少しだけ愛着を覚えたりして。
わたしは牛よ、牛歩が得意な牛オンナです。と、
今ではひらきなおれるような気持ちなの。

そういえば。
わたしが育った家の食卓には牛肉がのぼらなかった。
父がね「牛肉はまずい」と言うの。
高いをまずいと言い換えたのね。
だから食べるのは豚肉か鶏肉。
すきやきも豚肉だった。

ゆいいつの牛肉はコンビーフの缶詰。
これ、昔ぶんぶんに書いたけど。
コンビーフはわがやのごちそうだった。
父は進駐軍からもらった缶詰のコンビーフの味が忘れられないと
いつもなつかしそうに語りながら食べていた。
子どものわたしはシンチューグンの意味があやふやだったけど
まあつまりこれは「洋食なんだな」と感じた。

おかずがコンビーフの日は家族中がわくわくした。
よその家のすきやきの日くらいのわくわくレベルだと思う。

「さばの缶詰よりずっと高いのよ」と母は言い、
購入してもすぐには食べず、だいじに戸棚に閉まっておき、
ここぞという日に食べる。

もちろんメインディッシュ。
ひと缶を4人で食べる。
食べ方は、まず缶詰をみりみりと開け、中身を平たい皿にうつす。
カタマリを箸でほぐし、芝生のように広げる。
さあっと醤油をかけて「いただきます」と言って食べる。
それだけ。

以前ぶんぶんにこれを書いたら読者から反響があって
コンビーフはタマネギといためるとおいしいとか、
どんぶりにするといいとか、いろんな調理法がわかって
食べ方のハバが広がって、だからあいかわらず今でも
わたしにとりコンビーフはごちそうなのだ。

年末、なにかごちそうでも買おうと紀伊国屋に出かけた。
上記一文はウソではないのだが、若干表記に個性が過ぎるかもしんない。

わたしは紀伊国屋と言ってるが、実は違う名前のお店なの。
そこはわたしの住む地域では格段に高級感あふれるお店なので
わたしにとりその店は「世間で言う紀伊国屋っぽい」ので、
つい「紀伊国屋に行く」と言ってしまっているうちに
わたしの脳内に紀伊国屋とスリコミされ、元の名前を失念してしまい
いつも「紀伊国屋に行く」と家族に言ってそこへ出かけて行くの。
もうなんの意識もなく「紀伊国屋」と発音してしまってて、
ウソの自覚もないのです。

もうひとつウソというか表記に個性があって
「ごちそうでも買おうと」と書いたが「ごちそうでも見ようと」だ。

そのお店に行くといろんなめずらしい食品が並んでいて
夢のような気持ちですっかり気持ち良くなって、
おなかいっぱいになってしまい、結局何も買わなかったりする。
その日もちゃんとカゴを手にして買う風をよそおったが
実際は見るだけの予定だった。

ところが!
わたしがいるじゃないの!
↓ね?
http://homepage1.nifty.com/jyk/js2/bbp031b.html

よくよく見るとわたしじゃなくて、コンビーフです。
↓ね?
http://homepage1.nifty.com/jyk/js2/bbp031c.html


普段買うごちそうコンビーフは400円くらいだけど
このコンビーフは980円もするの。
ごちそうの倍のそのまた上のランクの、超ごちそうじゃん!
イラストのかわいさも手伝って買っちゃいました。

紀伊国屋でコンビーフを買いました!!

上記一文にウソ(個性表記)は一カ所しかありません!
店名の紀伊国屋だけが個性表記で、あとは事実です。
夢のよう。

その日から…
うちの2ドアの冷蔵庫(25歳)のドアを開けるたび
黒い牛がモーと鳴くの。鳴いてる気がするの。

うちの冷蔵庫に高級黒毛和牛がっ!(ちょっとウソ)
「こんな高級食材が俺の腹にいるなんて初めてだぜ」と
こころなしか冷蔵庫もほこらしげ。

もちろん。
コンビーフは缶詰だし冷蔵庫に入れる必要はありません。
でもわたしの中でコンビーフはごちそうだし、
ごちそうを戸棚にしまうのはおかしいでしょ。
ですからつつしんで冷蔵庫に入れてます。
しかもかなり手前に置く。
ドアを開けるたびに目に入る位置ですよ。

この黒毛和牛(ウソ)を食べない限り、
ドアを開けるたびにこのお姿を見られるわけで、
「わたしはいつかあれを食べるのよん」と夢を見られるわけで。
それは食べてしまうよりずっと心豊かな気もするわけです。

で、うっかり食べてしまわないように、
近所のスーパーでいつものコンビーフを買いました。
現在わがやの冷蔵庫にはコンビーフがふたつ並んでます。
高級なのと超高級なのとが。
コンビーフに中級以下はありません(個性的価値観)。

今年、何かとってもイイコトがあったら食べます。
そのときはぶんぶんでまた発表します。
「食べました」と。
イイコトの内容は発表するかどうか未定です。
そんなことがイイコトなの?みたいなことかもしれないし。

そのときどうやって食べるか考慮中。
食べ方企画開発中。

さてここで、食べ方企画案を募集します。
採用されたかたには「ありがとうメール」が届きます。しょぼ!
採用されないかたにも「ありがとうメール」が届きます。しょぼ!
どちらもぶんぶん便に掲載します。しょぼ!
そもそも募集する、なんてエラそう。
教えてくださいな、ってことです。

ああ、楽しみ。
わたしはこれをいつ食べるんだろう、どんな味がするんだろう、
400円の方がおいしいかも、だとしたらいつものコンビーフは
高級から超高級をとびこえて「ちょーう高級」になるっ
ああ、楽しみ。

人生はコンビーフ缶ひとつでこんなに楽しめる。
そうです、わたしはおめでたいヒトなんです。

おめでたいわたしの干支は丑です。
もう聞いたって?
コンビーフで横道それちゃったし、横道がしゅげー長かったので
忘れちゃったかなと思って。
そうそうわたし、干支の話をしたかったの。
わたしは牛。のんびり屋です。って言いたかったの。

実は、こんな素敵な牛もいます。
イイコトありますようにと思い切って買いました。
『ひだまり工房』の丑モチーフチャーム・クリスタライズタイプ。

こちらはうそいつわりなくすばらしい縁起物です。
よいときもそうでないときも、わたしの1年を見つめてくれるでしょう。
↓いいでしょ? イイコトありそ〜。
http://homepage1.nifty.com/jyk/js2/bbp031d.html


あなたの干支はなんですか?
干支への想い、ありますか?


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