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自分のアタマで考えるというシンプル手法を貫き、ぶんぶん頭をフル回転。文職人JUNKOの職人芸を御賞味ください。常識のウソ、社会の矛盾、笑いと元気と、ついでに自分も、発見しよう。映画紹介や記者会見レポもあります。

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2009/01/13

ぶんぶん便 No.418

     bunbun-bin ha tanosiina kyoumogenkini bunbunikou sore!
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■■■    「ぶんぶん便」  2009/1/13 No.418
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  作/者/か/ら/

 東京は例年に比べると寒いです。

冬にきちんと寒いのは正しいことなのかもしれません。

ほんとに温暖化? くらいに寒いです。

暖房器具を増やすのも不経済なので、

毎日しょうがを食べて、体の奥からあたたまる努力をしています。

お味噌汁にも野菜炒めにもしょうがしょうが。

わたしの血はしょうが汁でできてます。

いっぽう、夫は近頃ふくよかになりました。

彼もあたたまる努力をしているのでしょう。

防寒衣料を買わずに肉体改造で補うなんて、経済的。

なんてすてき。

検診でメタボ予備軍と言われて本人へこんでいましたが、

わがやの事情にはぴったりの、ナイスな夫です。

春になったら痩せようね。

みなさんは冬の寒さ対策、どうしてますか?

本日は限りなくコラムちっくな「シネマdeぶんぶん」です。



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● シネマ de ぶんぶん : 『GOTH』

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ホラーは映画館で見ない。 
というオキテがある。

マイ・オキテだけどね。オキテはオキテ。 

わたしはとってもこわがりなの。
怖いという噂だけで、良い映画も見ないの。
ホラーだけじゃなくって。
人がじゃんじゃん死んじゃうとか痛い思いをしまくる映画も苦手。
やくざ映画とか不良の抗争映画とかも苦手。
地球滅亡とかウィルス・パニックものとか天災ものとか
そういう映画最近みょーに多いけど、
どうしてわざわざ怖い思いをしなくちゃなの?
だって今現実が怖いじゃん。
夢見たいじゃん、平和な世界。

ホラーをどうしても観なきゃならない場合はDVDになってからレンタルする。
「きょわい!」と思ったらストップして
口笛ふいて誤摩化したり、気をそらして時間を稼ぎ、
心を立て直してからリスタートするわけ。

2年前に城戸賞をとったJUNKO作『三日月夜話』は時代劇。
時代劇なのに人は死なず、ひとり鼻血を出しただけ。

創り手側に行こうとする者が「怖いのニガテ」なんて言ってるなんて
なまぬるいというか、まるきりダメじゃん、なのですが。
いいの。
そういうことに根性は出しません。

怖い、痛い、残酷。
そういうのは嫌いだし、観るのも書くのも避けているの。
観ると心が折れて下痢が続いちゃったりするんだもの。

でも年末、オキテをやぶって『GOTH』を観た。 
実はこの映画、わたしのシナリオの師というか、
シナリオの学校の先生が脚本を担当してるの。

青山にあるシナリオ・センター。
わたしはここに在籍している。
http://www.scenario.co.jp/


わたし、子どもの頃そんなにテレビが好きじゃなかったし
若い頃はよく映画館に通ったけど
ドラマや映画の創り手になろうなんて、考えたこともなかった。
純粋な視聴者だし、お客さんとして生きて来た。
そんなわたしが40をちょい過ぎてシナリオを勉強し始めて
その楽しさに目覚め、ずーっと楽しく書いてこられたのは、
出会ったシナリオの学校の雰囲気や勉強法が
わたしに合っていたからだと思うの。

「徹底的なしろうと目線」で書くわたしの荒削りな作品に対し、
しっかり耳を傾けてくれて、その中にある「想い」を汲み取ってくれて、
「もっとこうしたほうが伝わりやすいかも」と教えてくれた。

わたしはシナリオについてはまだまだしろうとだけど、
それまでに生きてきた人生がちゃんとあって、
そのことは、そこに学ぶ老若男女み〜んなおんなじ。
生徒はみんな自分の人生についてはプロなのだ。
ぶんぶんの読者さんたちも、そう。
そのことを学校は尊重してくれて、ひとりの人間として認めてくれる。
若い人も、退職してから始める人も、同じように受け入れてくれる。
プロを目指すのも趣味でやるのも自由。
そんな学校だったから、へこむことなく続けて来られた。
夢を見続けられてるってわけ。

『GOTH』の脚本を担当した柏田先生はわたしのいるゼミの担当講師で、
わたしの受賞作をすべて見守ってくれていた恩師なのデス。
それに原作は大好きな作家・乙一(おついち)ダシ。

デスでダシだから、がんばってオキテをやぶる。
でもわたしの行こうとする池袋の映画館では夜しかやってないの。 
夜ですよ。
こわいです。 
2時間前に行き、座席指定で席を確保。
うしろのほうの通路側デス。 

「怖くなったら逃げる。逃げる時周囲に迷惑をかけぬ席」ですよ。 

そして始まった。 
「みんな、怖くないって言ってたもん」とお守り握りしめて観ましたが 
きょわい! 
きょわいです! 

グチャッとかドロッとかの怖さじゃないの。 
死体の怖さでもないし、音でおどかす怖さでもない。 
なんていうんだろ…えたいのしれない怖さです。 
だいいち主人公ふたりが怖いもの、なんだか。 
この世のものとは思えないほど美しい男女。

でも逃げなかった。 
映像があまりに美しくて、凝視してしまった。 
ホラーの怖さじゃない怖さです。 
誰を信じてよいかわからず手探りで生きてる感じとかね。 
この映画を観ている自分の目線とかぶって、怖かった。 
定型じゃないから怖い。 
怖いってことで、この映画は大成功してるのでしょう。 

ふうふう。無事にオキテをやぶることができまシタ。

帰ってから録画しておいたNHKのロボコンを観た。 
悪夢対策。 
ロボコン好きだなぁ。
全国の高専の生徒たちが開発したロボットの対決。
単なる買った負けたの勝負じゃないの。
創り手の志も評価の対象なんだよね。
だからみんな、のびのび発想してる!
ロボコンでがんばる若者ばんざい!やっほい!

寝ました。
無事朝を迎えました。ホッ。
下痢もなかったです。

わたしは評論家じゃないから映画の分析はできないけど、
『GOTH』は乙一の色を丁寧に再現した 今までになく美しいおそろし映画。 
とびぬけて美しかったです。人も自然も。 
美しすぎて君が怖い…という歌があったけど、まさにそれ。 

まだやってます。ぜひご覧ください。
畏れずにゴー!
↓
http://www.goth-movie.jp/

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