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不動産金融アナリストの井出保夫が、難解とされる不動産証券化のしくみを基礎からやさしく解説します。ビギナークラスの不動産、金融、建設セクターに勤めるプレーヤー向きの内容です。大学生も歓迎します。

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2006/02/09

井出保夫の不動産証券化教室 第124回

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井出保夫の不動産証券化教室 第124回 平成18年2月9日


★明日2/10(金)午前9:40からブルンバーグテレビにコメンテーターとして出演
 します。
 主に不動産市況とJ-REIT相場について取り上げる予定です。


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好調だった2005年の米国REIT市場

  
2005年の米国REITの投資収益は依然として好調だったようだ。昨年の米国
REITの総合利回りは12.1%と、同時期のS&P500の総収益率(4.9%)
を6年連続で上回った。堅調な個人消費や雇用拡大を背景に、リテール(小売関連)
REITやオフィスREITの収益が好調に推移し、それがREIT株上昇を支えた
のは明らかだ。


REITの主要指数であるモルガン・スタンレーREIT指数の昨年1年間の総合
利回りが12.1%なのに対して、同時期のS&P500のほか、店頭株のナスダック
総合指数や、小型株のラッセル二2000などの主要株価指数は軒並み低迷した。


メリルリンチの著名なREITアナリストは、「雇用増で賃貸アパート需要が拡大し
たり、消費拡大で小売り関連REITの収益が好調だった」と分析している。
さらに、企業業績の向上でオフィス需要が拡大し、オフィスビルの空室率が低下した
ことで、オフィスREITの収益率が押し上げられたと分析できる。



メリルリンチによると、物件種類別の昨年の総合利回りをみると、個人向け貸倉庫
REIT(ストレージ)が26.7%と最大で、次にショッピングモールREIT
(19.5%)、アパートREIT(14.6%)、オフィスREIT(14.1%)の
順だという。主要REITの総合利回りは軒並み2ケタとなった。



ただ、今年は個人消費の減速を背景に小売りREITを中心に収益の伸び悩みが予想
され、REIT全体の収益率を抑えるとみられている。2003年以降続いてきた
2ケタ総収益率を確保するのは難しく、メリルリンチは総合利回りが8%前後に鈍化
すると弱気の予想をしている。


         
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本教室のバックナンバーは井出不動産金融研究所のHP上で公開しています。
URL http://www.hi-ho.ne.jp/idex/

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