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不動産金融アナリストの井出保夫が、難解とされる不動産証券化のしくみを基礎からやさしく解説します。ビギナークラスの不動産、金融、建設セクターに勤めるプレーヤー向きの内容です。大学生も歓迎します。

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2005/10/03

井出保夫の不動産証券化教室 第120回

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井出保夫の不動産証券化教室 第120回 平成17年9月28日


大型ハリケーンが米国REITに与える影響について

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米国南部を襲ったハリーンの被害が、同地区にポートフォリオを持つ米REIT
に甚大な被害を与えるとの懸念が広がっている。


米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、大型ハリケーン
「カトリーナ」がホテルや住宅などを所有・運営する一部の米国REITに悪
影響を与える可能性があるとの報告書をまとめた。報告書は浸水などによる物件
被害より、観光客の減少など長期的な影響がホテル運営に影を落とす可能性があ
ると分析している。


米南部を襲ったハリケーンによる浸水で、ホテル、住宅、ショッピングセンター
などが軒並み損害を受けた。個別のREITでは、ホテルREITの
フェルコー・ロッジング・トラスト社やメリスター・ホスピタリティ社は、
ニューオーリンズに所有するホテルが立ち入り禁止の状態になっている。

また、ルイジアナ、アラバマ両州に13の倉庫を所有・運営する
パブリック・ストレージ社も一部の物件が浸水した。
2州にショッピングセンターを所有するタンガー・ファクトリー・アウトレット
・センター社も浸水被害を受けたという。


ムーディーズはこうした物件の被害について「修復に多額の費用はかからず、
損失は限定的」と指摘。保険会社が損害に対し保険金を支払うため、実質的な
損害額は小さいとみている。ただ、地域の復興が遅れれば、被害がなかったテキ
サス州ヒューストンなど近郊都市に企業や個人の活動拠点が移る可能性があり、
被災地のREITの収益率が低下する公算が大きいと指摘している。

            
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本教室のバックナンバーは井出不動産金融研究所のHP上で公開しています。
URL http://www.hi-ho.ne.jp/idex/

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