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2005/10/19

化学って面白いよね!!2005,Vo.36

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    H-C≡C-H   ◆ 化学って面白いよね!! ◆ NaCl >C=C<
       (HP: http://www.chem-station.com/ )
  (2005,Vo.36)      総発行部数 5,205 部(TEXT 4,661部 HTML 544 部)
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  語
  スピーチに必要な慣用表現」など。HP http://www.ogurashoten.co.jp/
  
  ━━━Index━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ■世界の化学者たち
  
  第二回 『 向山光昭 』
  
  ■研究者へのインタビュー募集
  
  ■ホームページ更新情報
  Chem-Station URL: http://www.chem-station.com/
   (10/11〜10/17)
  
  ■学会情報
  
  ■最新化学ニュース
   
  ・ドイツのマックス・プランク研究所をご存じですか
   
  ・ダニを食べ毒蓄積 観賞人気のヤドクガエル
  
  ■編集後記
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   
  ■世界の化学者たち
  
   第三回 『 向山光昭  』
   
  ▼ 経歴
  
  2005年現在、北里大学教授。
  日本化学会会長、ポーランド科学アカデミー外国人会員、フランス科学ア
  カデミー外国人会員、西ドイツ・ミュンヘン工科大学自然科学名誉教授博
  士号、文化功労者、日本学士院員、アメリカ科学アカデミー会員。
  
  ▼受賞歴
  
  日本化学会学会賞、日本学士院賞、恩賜賞、藤原賞、ACS Award for Crea
  tive Work in Synthetic Organic Chemistry、フランス国家功労章シュバ
  リエ、文化勲章。
  
  ▼ 研究
  
  有機合成化学における新手法、新規反応の開発。
  
  向山アルドール反応(ケイ素・ホウ素エノラートの化学)、新規グリコシル
  化反応、酸化還元系を基盤とする新規縮合剤の開発、タキソールの全合成
  など。
  
  ▼コメント
  
  日本で有機合成化学を専攻している人なら、この方を知らない人はいない
  と思われます。
  
  80歳近い現在においても非常にバイタリティあふれる活動をなさっている、
  日本を代表する現役の有機化学者の一人です。彼に師事した多くの弟子達
  が、日本の有機合成化学界においてリーダー的役割を担っており、日本の
  有機化学界に及ぼした影響は測り知れません。
  
  最近有機合成化学協会より、米国国立科学アカデミー外国人会員に選出さ
  れ、また喜寿を迎えられたことを記念してMUKAIYAMA AWARDが創設されま
  した。  
  
  ▼キーワード解説
  
  ・向山アルドール反応
  
  単離精製が可能なケイ素エノラートとルイス酸プロモータをもちいるアル
  ドール反応。自己縮合を抑え、交差アルドール反応を優先的に進行させる
  ための有用な手法であり、有機化合物の炭素骨格を構築するための強力な
  手法として、世界的にも特に高い評価を受けています。
  
  
  ・タキソール:抗ガン剤の一種であり、セイヨウイチイの樹皮からとれる
  天然物で医薬品として市販もされています。とれる量は患者数に比較して
  ごく少ないので、現在はイチイの葉から大量に抽出されるバッカチンIIIを
  誘導することで供給しています。
  
  ▼書籍&論文
  
  ・Summary on His Works: Angew. Chem., Int. Ed. 2004, 43, 5590. 
  
  ・有機合成 創造の軌跡 126のマイルストーン
   http://z.la/zy6u5
  
  ・有機合成反応−新しい可能性を求めて
   http://z.la/7er78
   
  ▼関連リンク
  
  ・学会風景2001(Chem-Station)
   http://z.la/ggrmy
  
  ・MUKAIYAMA AWARD講演会 (2005.10.18)
   http://z.la/87cbv
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■研究者へのインタビュー募集
  
   「研究者へのインタビュー」を行っています。内容は難しいものではなく
  基本的には高校生や大学生でも化学系の仕事に従事されている方がどのよ
  うな仕事をしているのか、どんな考えをもって働いているのかをお伝えで
  きたらいいと考えております。 基本的にはメールでお話を聞きたいと思っ
  ています。化学関連企業に勤めている方 、大学の研究者の方のご協力をお
  願いできないでしょうか?研究職でなくてもかまいません。また、会社、
  研究所、大学研究室単位でも個人的にでもかまいません。
  
  協力していただける、またはできそうな方はお手数ですが 
  webmaster@chem-station.com
    
  までご連絡ください。
  
  現在、最後までご協力いただいた方には薄謝ですが、amazon.co.jpでお買
  い物にお使いいただけるアマゾンギフト券3000円分を差し上げています。
  ぜひご協力ください。
  
  ※インタビュアーとしては機密保持義務を多くの企業から負うことになる
  のは避けたいので、インタビューに際しては秘密情報を開示しないように
  してくださいとお願いしています。
      
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■ホームページ更新情報
  Chem-Station URL: http://www.chem-station.com/
  (10/11〜10/17)
  
  ▼10月 17日
  
  ・「ODOOS」を更新
  
  ▼10月 15-16日
  
  ・ケムステニュースに記事を追加
  
  ・「ODOOS」を更新 
  
  ▼10月 14日
  
  ・ケムステニュースに記事を追加
  
  ・チャンネル『ニュース』を更新
  
  ▼10月 13日
  
  ・「ODOOS」を更新
  
  ・ケムステニュースに記事を追加 
  
  ▼10月 11日
   
  ・メルマガ「化学って面白いよね!!」2005,Vo.35を発行いたしました。(配
  信部数5,178部)Grubbs
  
  ・「有機って面白いよね!!」にトピックを追加
  
  ・『有機化学図書館』に書籍を追加
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ■学会情報
  
  ・第15回光学活性シンポジウム
  
  主催:光学活性化合物研究会
  
  日時: 10月21日(金) 13:00
  
  場所:日本薬学会長井記念ホール
  
  内容:毎年参加費無料で行われている豪華メンバーのシンポジウムです。
  シンポジウム中にYamada-Koga Prizeの授賞式が行われます。去年まではY
  amada Prizeでしたが今年から不斉アルキル化で有名な古賀憲司先生を称え、
  名前が変わりました。
  
  今年の受賞者はSteven V. Ley教授(University of Cambridge)。専門は
  天然物合成ですがTPAP酸化や、ポリマー担持型試薬の開発なども行ってい
  る非常に有名な先生です。 
  
  今年のゲスト講演は触媒的不斉合成の E. M. Carreira (ETH)、水を溶媒
  とした化学合成の小林修教授(東大薬)、有機分子触媒のD. W. C. MacMi
  llan(Caltech)です。
  
  ------------------------------------------------------------------
  
  ・MUKAIYAMA AWARD講演会
  
  主催: 有機合成化学協会
  
  日時: 平成17年11月9日(水) 13:15
  
  場所: 早稲田大学国際会議場[新宿区西早稲田1-20-14]
  
  内容: このたび本会では、有機合成化学の分野で輝かしい業績を上げ、文
  化勲章をご受章された
  
  向山光昭先生(東京大学名誉教授、東京工業大学名誉教授、本会元会長・
  名誉会員、社団法人北里研究所名誉所員)が、昨年米国国立科学アカデミ
  ー外国人会員に選出され、また喜寿を迎えられたことを記念して、MUKAIY
  AMA AWARDを創設いたしました。第1回の受賞者はMax-Planck-Institute 
  for Coal Research教授のAlois Fuerstner先生に決まりました。 (引用:
  有機合成化学協会)
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ■最新化学ニュース
  
  ・ ドイツのマックス・プランク研究所をご存じですか
  
  「基礎科学の大半は、今すぐには利益をもたらしてくれません。大学も急
  増する投資費用を負担しにくいです。マックス・プランク財団が国家と地
  方自治体の財源を、先端研究所と研究施設に繋ぐ役割をしてくれたお陰で、
  ドイツの科学力量が世界トップを走ることができたのです」
  
  ベルトルト・ナイチェルト国際交流部長の説明だ。1948年設立された
  マックス・プランク財団の前身は1911年に創立され、30年あまりで
  アルバート・アインシュタインをはじめ、15名のノーベル賞受賞者を出
  した「カイザーヴィルヘルム財団」。カイザーヴィルヘルム研究所時代ま
  で合わせれば、同研究所が出したノーベル賞受賞者は31名だ。アジアの
  医学、化学、物理学分野の受賞者が18名だから、「31名」という数字
  はただ驚くばかりだ。(引用:東亜日報 http://japanese.donga.com/ )
  
  
  マックス・プランク研究所(Max-Planck-Institute)はドイツ最大の科学研
  究機関で多くのノーベル賞授賞者を始め、優秀な研究者を輩出している研
  究所です。
  
  前身はカイザー・ヴェルヘルム研究所で、そこの所長を務め1918年にノー
  ベル物理学賞を受賞した マックス・プランク(Max Karl Ernst Ludwig Pl
  anck)が設立しました。
  
  現在でも多数の分野において優秀な研究者がいますが(今年のノーベル物
  理化学賞の1人もマックス・プランク研究所在籍)、ここは化学のブログ
  なので化学者を紹介したいと思います。
  
  マックス・プランク研究所に在籍していたノーベル化学賞授賞者は1967年
  に 「短時間エネルギーパルスによる高速化学反応の研究」により授賞した
  マンフレート・アイゲン、1988年に 「光合成反応中心の三次元構造の決定」
   授賞したロバート・フーハー、ハルトムート・ミヒェル、ヨハン・ ダイ
  ゼンホーファー がいます。最近では1995年にパウル・クルッツェンが 「
  オゾン層が窒素酸化物やフロンガスによって破壊されることの発見」 とい
  うよく知られた研究で授賞しています。
  
  前身はカイザー・ヴェルヘルム研究所を考えると、1938年 「性ホルモンに
  関する研究業績」 により授賞した(その時は辞退している)アドルフ・ブ
  ーテナント、1968年 「新しい触媒を用いた重合法開発と基礎的研究」によ
  り授賞したカール・ ツィーグラーなどがいました。
  
  現在の化学者は残念ながらあまりよくわかりませんが、有機化学の分野で
  はAlois Furstnerや有機分子触媒で有名な若手のBenjamin Listがいます。
  
  
  ▼関連書籍
  
  ・マックス・プランクの生涯―ドイツ物理学のディレンマ
   http://z.la/lxarp
  
  ワイマール共和国、第3帝国下の諸機構におけるノーベル賞科学者プランク
  の世界像の変移過程を通して、ドイツ物理学の展開とナチズムとの相互作
  用の実態を科学社会学的視野から新たに解き明かす。
  
  ▼関連リンク
  
  ・マックス・プランク
   
  ------------------------------------------------------------------
  
   
  ・ダニを食べ毒蓄積 観賞人気のヤドクガエル
  
  中南米の熱帯雨林に生息、日本で観賞用に飼育されている希少動物のヤド
  クガエルは、土壌に住み微量の毒を持つダニを食べて毒を体内に蓄積する
  ことを京都大の桑原保正名誉教授と森直樹助教授(化学生態学)らが解明
  し14日、発表した。 
  
   森助教授らは、土壌にいるササラダニの一種オトヒメダニ属が持つ毒を
  分析、プミリオトキシンという種類と分かった。ヤドクガエルが分泌する
  数種類の毒のうちの一つと一致した。(引用:中国新聞) 
  
  ヤドクガエルの持つ毒であるアルカロイドである、プミリオトキシン(Pum
  iliotoxin)には多数の種類があります。
  
  ヤドクガエルは見てのとおり、体が非常に鮮やかな色をしているため、主
  に観賞用として用いられています。主に中南米で生育するヤドクガエルは
  「矢毒蛙」の文字が指し示すように、現地の住民がこの蛙から分泌される
  液をとって毒矢として用いていたことから由来しています。
  
  ▼関連書籍
  
  ・アルカロイド―毒と薬の宝庫
   http://z.la/urmwc
   
  ・毒物雑学事典―ヘビ毒から発ガン物質まで
   http://z.la/ndmkx
  
  ▼関連リンク
  
  ・含窒素生物活性天然物の合成と方法論の開発(PDFファイル)
   http://z.la/irxww
  
  ・ヤドクガエルとは?
   http://z.la/7vhh0
  
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  ■編集後記
  
   最近週末が非常に天気が悪いですね。せっかくの休みなのに家で過ごさ
  なければならない人も多いと思います。晴れるとよいですね。
  
    今週はますます忙しいです。正直、いろいろやってる、考えてる暇があ
  りません。久しぶりに平日家に帰ってきました。ただそういう時ってあと
  からみると、死なない限りすごく充実してるんですよね。それが楽しくて、
  忙しくしているということもあります。みなさんも負けないで!
   
   再来週にはしばらく日本を離れます。11月はアメリカからのメルマガ発
  行となります。新天地でますます、ますます忙しいと思いますが、マイペ
  ースで更新は続けていきますので、ご心配なく。
  
   それではまた次号!
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  ■ 【バックナンバー閲覧/購読中止/配信先変更】は下記アドレスで! 
  
  http://www.chem-station.com/merumaga.htm
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  ■ 配信System まぐまぐ  http://www.mag2.com/  (ID = 36452)
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  ■ご意見&ご感想
  こんなコーナーを作ってほしい!、化学トピックスで〜に関する話題をと
  りあげてほしい!、ここがおかしい!、ここがおもしろい!等々のご意見
  &ご感想はメール webmaster@chem-station.com へお願いいたします。お
  便りお待ちしています。
  
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  マガジン名:化学って面白いよね!! 2005,Vo.36 (2005.10.19)
  発行者: Chem-Station 
  情報サイト:http://www.chem-station.com/
  
  ■掲載された記事の一部または全部を許可なく転載することを禁止致しま
  す。
  掲載された情報は、読者ご自身の責任においてご利用ください。万が一ト
  ラブルが発生いたしましても当方は責任を負いかねますのでご了承くださ
  い。
  ご意見・ご感想は、  webmaster@chem-station.com まで。
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