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2005/09/23

化学って面白いよね!!2005,Vo.33

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    H-C≡C-H   ◆ 化学って面白いよね!! ◆ NaCl >C=C<
       (HP: http://www.chem-station.com/ )
  (2005,Vo.33)      総発行部数 5,165 部(TEXT 4,663部 HTML 502 部)
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  語
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  ━━━Index━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ■身の回りの分子
  
  『カンデサルタン(ブロプレス ) 』candesartan 分類:医薬品
   
  『カプロラクタム』caprolactam 分類:原料
  
  ■研究者へのインタビュー募集
  
  ■ホームページ更新情報
  Chem-Station URL: http://www.chem-station.com/
   (9/17〜9/23)
  
  ■最新化学ニュース
   
  ・「不斉化学」の研究でイタリア化学会主催の国際賞を受賞-東理大そ合教
  授-
   
  ・抗生物質の誘導体が神経難病に有効 名大グループ確認
  
  ■編集後記
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   
  ■身の回りの分子
   
  『カンデサルタン(ブロプレス ) 』candesartan 分類:医薬品
  
    カンデサルタンは武田薬品工業が開発したテトラゾールを有するアンジ
  オテンシンII受容体拮抗薬です。アンジオテンシンII受容体拮抗薬の
  元となる化合物は武田が初めて発見しました。その後、各製薬会社も参入
  し様々なこの降圧剤、抗動脈硬化薬が開発されました。
  
  類似薬にデュポンのニューロタン(ロサルタン)があります。
  
  ▼関連サイト
  
  ・カンデサルタン シレキセチル
   http://z.la/ziz2w
   
  ・ブロブレス(カンデサルタン シレキセチル)他
   http://z.la/eomoj
  
  ・アンジオテンシンII受容体拮抗薬
   http://z.la/c3hp9
  
   AT1受容体にアンジオテンシン変換酵素(ACE)により作られたアンジオ
  テンシンIIが結合するのを妨げ、血管収縮作用、血管壁肥厚作用、動脈硬
  化作用、心筋には心筋収縮力増強作用、心筋肥大作用などの作用を発揮で
  きないようにします。従って降圧薬としてのみならず、抗動脈硬化薬とし
  ても注目されています。 (札幌厚生病院循環器科より)
  
  ▼関連書籍
  
  ・アンジオテンシン変換酵素阻害薬と臓器保護
   http://z.la/nekvh
  
   アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬の臓器保護作用について、腎臓と
  心臓に焦点をあてて、作用メカニズムから臨床試験の動向にいたるまでを
  詳細に解説する。
  
  ▼関連ニュース(ケムステニュース)
  
  ・武田薬品、高血圧治療剤が米で心不全の効能追加(2005.3.1)
   http://z.la/mmwcc
  
  ▼関連分子
  
   ニューロタン タケプロン
        
  ----------------------------------------------------
  
  『カプロラクタム』caprolactam 分類:原料
  
   ナイロン6の原料でシクロヘキサノンの Beckmann転位 で合成します。
  このカプロラクタムの合成の際、ラクタムの数倍の硫安が副成するという
  問題があります。 
   しかし、住友化学は2005年に硫安フリーのラクタム製法を開発しました。
  すなわち、シクロヘキサノンに新規に開発したTS-1(MFI 型チタノケイ酸ゼ
  オライト)触媒下アンモニアと過酸化水素を作用させることによりオキシム
  を合成し、さらにMFIゼオライトを作用させることでベックマン転位を進行
  させます。これによって硫酸を用いないため硫安が生成することがないそ
  うです。
  
  ▼関連サイト
  
  ・Ε-カプロラクタム
   http://z.la/mwl1m
  
   ε-カプロラクタム(ε-Caprolactam)はアミド、ラクタムの一種。化学式
  はC6NH12O、分子量は113.16で、融点70℃、沸点267℃。
  
  ・住友化学、カプロラクタムの画期的な新プロセスを確立 (PDFファイル)
  
   http://z.la/1m8ky
  
  ・ε-カプロラクタム
   http://z.la/m3e95
   
   ε-カプロラクタムは常温で白色の結晶で、水に溶けやすい物質です。1
  941年に日本ではじめて合成されたナイロン6(ポリアミド6)の原料として
  使われ、以来今日までε-カプロラクタムの用途のほとんどはナイロン6の
  製造に使われています。 (化学物質ファクトシートより)
  
  ▼関連書籍
  
  ・図解高分子新素材のすべて―21世紀の機能材料をひも解く
   http://z.la/s3tfa
  
  ▼関連ニュース(ケムステニュース)
  
  ・住友化学、硫安フリーのラクタム製法でものづくり大賞(2005.8.4)
   http://z.la/3agub
  
  ・三菱化学、来年3月にナイロン原料の外販事業から撤退=事業環境悪化で
  (2004.12.14)
   http://z.la/hu8wl
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■研究者へのインタビュー募集
  
   「研究者へのインタビュー」を行っています。内容は難しいものではなく
  基本的には高校生や大学生でも化学系の仕事に従事されている方がどのよ
  うな仕事をしているのか、どんな考えをもって働いているのかをお伝えで
  きたらいいと考えております。 基本的にはメールでお話を聞きたいと思っ
  ています。化学関連企業に勤めている方 、大学の研究者の方のご協力をお
  願いできないでしょうか?研究職でなくてもかまいません。また、会社、
  研究所、大学研究室単位でも個人的にでもかまいません。
  
  協力していただける、またはできそうな方はお手数ですが 
  webmaster@chem-station.com
    
  までご連絡ください。
  
  現在、最後までご協力いただいた方には薄謝ですが、amazon.co.jpでお買
  い物にお使いいただけるアマゾンギフト券3000円分を差し上げています。
  ぜひご協力ください。
  
  ※インタビュアーとしては機密保持義務を多くの企業から負うことになる
  のは避けたいので、インタビューに際しては秘密情報を開示しないように
  してくださいとお願いしています。
      
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■ホームページ更新情報
  Chem-Station URL: http://www.chem-station.com/
  (9/16〜9/23)
    
  ▼9月23日
   
  ・チャンネル『学習』を更新
  
  ▼9月22日
  
  ・チャンネル『ニュース』を更新
  
  ・ケムステニュースに記事を追加 
  
  ・スタッフにmskさんが参加
  
  ▼9月16日
  
  ・メルマガ「化学って面白いよね!!」2005,Vo.32を発行いたしました。(配
  信部数5,133部)
  
  ・チャンネル『学習』を更新
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ■最新化学ニュース
  
  ・「不斉化学」の研究でイタリア化学会主催の国際賞を受賞-東理大そ合教
  授-
  
  東京理科大学理学部そ合教授が、平成17年9月11日にイタリア・パルマで開
  催される不斉化学に関する国際会議において、イタリア化学会主催の国際
  賞を受賞しました。
  
  同賞は、左右対称な形の有機化合物を扱う不斉化学で優れた業績に贈られ
  るもので、今回の受賞は、右手と左手のように構造が異なる光学異性体を
  効率的に作り分ける触媒の開発が評価されたことによるものです。 
  
  そ合憲三キラリティメダル(Chirality Medal)受賞おめでとうございます!
  この賞は不斉に関する研究を行っている研究者のなかで最高の賞で、今ま
  で日本人では、1995年に光学活性体の絶対立体配置決定法(励起子カイラ
  リティ法)を開発したコロンビア大学の中西香爾をはじめ、2000年に不斉
  水素化反応を開発し2001年にノーベル化学賞を受賞した野依良治(現理研
  理事長)、2001年に光学活性高分子に関する研究で岡本佳男らが受賞して
  います。
  
  海外では、野依さんと同年不斉酸化反応でノーベル化学賞を受賞したShar
  plss、不斉反応の非線形効果を提唱している、不斉反応の大御所のKaganな
  ど有名人が数多く受賞しています。
  
  (写真:そ合研究室HPより)
  
  今回そ合教授は不斉自己触媒反応(Asymmetric automultiplication)を発見
  し、それらの分野を築いたことでの受賞です。詳しくは関連リンクをどう
  ぞ。
  
  ▼関連書籍
  
  ・キラル化学-不斉合成
   http://z.la/rn5tw
  
  ・Comprehensive Asymmetric Catalysis: Supplement 1
   http://z.la/8wfp7
  
  ▼関連リンク
  
  ・不斉合成
   http://z.la/6fox3
  
  ・そ合不斉自己触媒反応 Soai Asymmetric Autocatalysis
   http://z.la/hpcly
  
  ・不斉触媒から不斉自己触媒へ (研究発表-寄稿論文-TCIメールNo.102)
   http://z.la/uwuf6
  
  ----------------------------------------------------
   
  ・抗生物質の誘導体が神経難病に有効 名大グループ確認
   
  神経細胞が壊れ、全身の筋肉が徐々に衰えたり、手足を動かせなくなった
  りする難病「ポリグルタミン病」を予防・改善する化合物を、名古屋大学
  の祖父江元・教授(神経内科)らのグループが動物実験などで確認した。
  病因にかかわる部分をねらってやっつける「分子標的薬」として使える可
  能性があり、特効薬の開発につながると期待される。米医学誌「ネイチャ
  ー・メディシン」の最新号に発表した。 
  (引用:朝日新聞 http://www.asahi.com/ )
  
   in vitro(試験管内)の結果ですが、17-AAGという抗生物質ゲルダナマイシ
  ン(geldanamycin)の誘導体がポリグリルタミン病の予防に効果があった
  ようです。17-AAGは抗ガン剤として現在臨床試験中である化合物のひとつ
  です。ゲルダナマイシン自体も抗ガン作用があるのですが、細胞毒性があ
  るため、毒性を減らすため誘導化したものが17-AAGとなります。17-AAGは
  イレッサ等と同じく分子標的薬です。
   
  ▼関連書籍
  
  ・慢性骨髄性白血病治療症例集―分子標的治療薬/メシル酸イマチニブ
   http://z.la/fts2t
  
  ▼関連ニュース
  
  ・分子標的薬、手探り続く(2005.1.5)
   http://z.la/w7xnx
  
  ・『分子標的』に期待(2005.2.5)
   http://z.la/tiu7n
  
  ▼関連リンク
  
  ・ポリグルタミン病の分子病態機構
   http://z.la/c91ae
  
  ・ポリグルタミン病
   http://z.la/evx62
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ■編集後記
  
   連休いかがおすごしでしょうか?
   
   といってもあまり天気がよくない連休になりそうですね。台風が近づい
  ているようです。台風といえばアメリカのハリケーン。前回の「カトリー
  ナ」の爪あとがまだ残ったままニューオリンズに今度は「リタ」がやって
  きました。両方ともかわいらしい名前ですが、通った後は地獄です。大丈
  夫なのでしょうか。あの大きさを見ると心配です。
   
   アメリカに行くならば西海岸がいいですね。東は南のほうはハリケーン
  が来るし北は寒いし。
  
   もうそろそろ野球のペナンとレースが終わりますね。今年はセリーグは
  阪神、パリーグはプレーオフがあるにしてもソフトバンクに決定っぽいで
  すね。ソフトバンクは強いから阪神勝てないだろうなあ。無念です。
  
   それではまた来週!
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  ■ 【バックナンバー閲覧/購読中止/配信先変更】は下記アドレスで! 
  
  http://www.chem-station.com/merumaga.htm
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  ■ 配信System まぐまぐ  http://www.mag2.com/  (ID = 36452)
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  ■ご意見&ご感想
  こんなコーナーを作ってほしい!、化学トピックスで〜に関する話題をと
  りあげてほしい!、ここがおかしい!、ここがおもしろい!等々のご意見
  &ご感想はメール webmaster@chem-station.com へお願いいたします。お
  便りお待ちしています。
  
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  マガジン名:化学って面白いよね!! 2005,Vo.33 (2005.9.23)
  発行者: Chem-Station 
  情報サイト:http://www.chem-station.com/
  
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