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化学のトピックス(主に有機)、最新化学ニュース、実験小話、「Chem-Station」更新情報、化学系に役立つサイト等。化学を専攻の方、よくわからない方もどうぞ。化学をもっと身近に。現在約4000人購読中!

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2005/09/01

化学って面白いよね!!2005,Vo.30

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    H-C≡C-H   ◆ 化学って面白いよね!! ◆ NaCl >C=C<
       (HP: http://www.chem-station.com/ )
  (2005,Vo.30)      総発行部数 5,069 部(TEXT 4,599部 HTML 470 部)
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     ●結晶多形における制御と評価法・溶解度測定法
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        ●フィルムの表面処理、分析と接着性改善
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  ━━━Index━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ■身の回りの分子
  
  『アコニチン』Aconitine 分類:毒
   
  『アクトス』actos 分類:医薬品(糖尿病治療薬)
  
  ■研究者へのインタビュー募集
  
  ■ホームページ更新情報
  Chem-Station URL: http://www.chem-station.com/
   (8/24〜8/31)
  
  ■月間人気化学書籍ランキング
  
  ■最新化学ニュース
   
  ・2005年8月分の気になる化学関連ニュース投票結果
   
  ■編集後記
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   
  ■身の回りの分子
   
  『アコニチン』Aconitine 分類:毒
  
  ?トリカブト毒の成分であるアルカロイド。?マウスへの皮下注射における
  半致死量LD50は0.5mg/kg以下と報告されています。人は数mgで死に至りま
  す。 トリカブトの根は漢方薬としても用いられますが、減毒加工が行われ
  ています。化学的に説明するとベンゾイル基やアセチル基を除去すること
  によって毒性が低下します。類似した構造を有し、トリカブトに含まれる
  毒にメスアコニチン、ジェスアコニチンなどがあります。
  
   半致死量LD50:化学物質をラットなどの実験動物に投与した場合に、そ
  の実験動物の半数が試験期間内に死亡する用量のことで、投与した動物の
  50%が死亡する用量を体重当たりの量(mg/kg)として表したもの。
   例:2,3,7,8-四塩化ダイオキシン:LD50  0.6〜2.0μg/kg (モルモット)
  
     ハブ毒素:LD50   4.6mg/kg(マウス)
     ヒ素 :LD50 10mg/kg  (モルモット)
       
  ▼関連サイト
  
  ・トリカブト
   http://z.la/4ls1t
  
  ・アコニチン
   http://z.la/9kkrb
       
   キンポウゲ科トリカブト(Aconitum carmichaelii)ほか同属各種、デルフ
  ィニウム(Delphinium)属の塊茎に含まれる猛毒ジテルペンアルカロイドの
  一種。 
  
  ▼関連書籍
  
  ・図解 猛毒植物マニュアル―トリカブト、ハシリドコロからケシ、猛毒キ
  ノコまで
   http://z.la/o4lp7
  
     トリカブト、ドクゼリ、ハシリドコロ、ケシ…神経毒や幻覚、死に等し
  いほどの恐怖を持つ猛毒植物は身近に存在する。野放し状態で生息するこ
  れらの植物を完全解説。 
  
  ・事件からみた毒―トリカブトからサリンまで
   http://z.la/upyl8
  
   トリカブト事件、タリウム毒殺事件、キノコ食中毒、ドーピング、麻薬、
  化学・生物兵器、サリン事件などを取り上げ、一般向けに易しく解説。毒
  の種類、入体経路、毒の代謝についても言及し、毒についての理解を深め
  る。 
   
  ▼関連ニュース(ケムステニュース)
  
  ・使い方次第で猛毒、薬に(2005.2.23)
   http://z.la/8o6to
  
  ▼関連分子
  
   メスアコニチン ジェスアコニチン
      
  ----------------------------------------------------
   
  『アクトス』actos 分類:医薬品(糖尿病治療薬)
  
   アクトス(塩酸ピオグリタゾン)は武田薬品工業から販売されているイ
  ンスリン抵抗性改善薬と呼ばれる治療薬でインスリン抵抗性(インスリン
  は正常に分泌されているが、細胞でのインスリンの効きが悪い状態のこと)
  を改善する薬です。アクトスのようにチアゾリジン部位を有する糖尿病治
  療薬はノスカール(トログリタゾン、三共)他開発中の化合物がありますが、
  これらの副作用(肝障害等)が問題になり、現在日本で販売されているもの
  はアクトスのみです。
  
  ▼関連サイト
  
  ・塩酸ピオグリタゾン(アクトス錠15~30 等)
   http://z.la/wdq8s
  
   血糖値を下げるお薬です。糖尿病の治療に用います。おくすり110番
  より。
  
  ・糖尿病治療薬
   http://z.la/nu4c4
  
  ・トログリタゾン(ノスカール)の危険は大
   http://z.la/r6vzt
  
  ・アクトス 薬害オンブズパースン会議
   http://z.la/r6z4q
  
  ▼関連書籍
  
  ・新版 糖尿病―食事や生活法など治療の決め手を網羅 病状を改善する治
  療薬の最新情報
   http://z.la/z544e
  
   最近開発の新薬など、治療の最新情報を詳しく解説します。さらに合併
  症の予防法と治療法も具体的にやさしく紹介。
  
  ・選択肢が広がる薬の匙加減―Pu dateな糖尿病治療薬へのナビゲーション
  
   http://z.la/g298u
  
  ▼関連ニュース(ケムステニュース)
  
  ・武田薬品、糖尿病薬「アクトス」に抗炎症作用報告(2005.6.14)
   http://z.la/nosz5
  
  ▼関連分子
  
   ノスカール 
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■研究者へのインタビュー募集
  
   「研究者へのインタビュー」を行っています。内容は難しいものではなく
  基本的には高校生や大学生でも化学系の仕事に従事されている方がどのよ
  うな仕事をしているのか、どんな考えをもって働いているのかをお伝えで
  きたらいいと考えております。 基本的にはメールでお話を聞きたいと思っ
  ています。化学関連企業に勤めている方 、大学の研究者の方のご協力をお
  願いできないでしょうか?研究職でなくてもかまいません。また、会社、
  研究所、大学研究室単位でも個人的にでもかまいません。
  
  協力していただける、またはできそうな方はお手数ですが 
  webmaster@chem-station.com
    
  までご連絡ください。
  
  現在、最後までご協力いただいた方には薄謝ですが、amazon.co.jpでお買
  い物にお使いいただけるアマゾンギフト券3000円分を差し上げています。
  ぜひご協力ください。
  
  ※インタビュアーとしては機密保持義務を多くの企業から負うことになる
  のは避けたいので、インタビューに際しては秘密情報を開示しないように
  してくださいとお願いしています。
      
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■ホームページ更新情報
  Chem-Station URL: http://www.chem-station.com/
  (8/24〜8/31)
   
  ▼8月29-30日
   
  ・ケムステニュースに記事を追加
  
  ▼8月26-27日
   
  ・ケムステニュースに記事を追加
  
  ・チャンネル『ニュース』を更新 
  
  ▼8月24日
  
  ・メルマガ「化学って面白いよね!!」2005,Vo.29を発行いたしました。(配
  信部数5,090部)
  
  ・チャンネル『学習』を更新
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ■月間人気化学書籍ランキング
  
  1位 Strategic Applications Of Named Reactions In Organic Synthesi
  s
   http://z.la/70j2g
  
   2005年3月に発売された最新の人名反応に関する本です。今までのものは、
  内容が薄くまた対象とするレベルも低かったが、今回のこの本は250の人名
  反応に760ページのページ数をさいている。また中身は4色刷りで非常にみ
  やすい。今までになかった書籍です。値段も安いので、今一番のおすすめ
  です。私も買いました!
  
  2位 医薬品のプロセス化学
   http://z.la/klg45
  
   日本では、現在創薬がつまり、薬を見つけるところが重要視されていま
  すが、アメリカでは実際に医薬品を合成するルート、すなわちプロセス化
  学が非常に重要視されています。しかし、日本でそのような日本語の書籍
  はありませんでした。最近出版されたこの本は、例を挙げてプロセス化学
  を紹介しています。
  プロセス化学の書籍はその他に洋書ですがPractical Process Research &
   Development
  がおすすめです。 http://z.la/4u7gi
  
  3位 HOW TO分子シミュレーション―分子動力学法、モンテカルロ法、ブラ
  ウン動力学法、散逸粒子動力学法
   http://z.la/k6fq4
  
  計算化学は今までサポートするデータのひとつと考えられてきましたが、
  最近では計算化学のみで立体選択性の議論はもちろん反応機構を議論した
  り、避けられないツールのひとつとなっています。しかし、なかなか計算
  法の詳しい本はありません。この本は計算化学の基礎から計算方法まで詳
  しく解説されています。おすすめです。
  
  4位 Dead Ends And Detours
   http://z.la/do9qy
  
   名前の通り、天然物合成の際の行き止まり、回り道について書いた本で
  ある。論文ではほぼ成功例のみを書き、こうしたらうまくいかなかったと
  いうことはあまり書くことはない。この本は、だめなルート、困ったとこ
  ろに焦点が当てており、実際に非常に参考になる本である。おすすめです。
  
   
  5位  Protective Groups in Organic Synthesis
   http://z.la/9lu7d
  
   有機合成で使われる保護基専門の書籍。様々な保護、脱保護の仕方を文
  献と共に紹介。有機合成が専門な方は手放せない一冊です。
  
  おすすめ 
   新編ヘテロ環化合物 応用編
   http://z.la/ilhqn
  
  有機化学の教科書とヘテロ環化学の専門書との間を埋める入門書。応用編
  はアゾールの反応と合成、特殊な環の合成法、それぞれに特有な反応の概
  要を記述。新遍ヘテロ環化合物 基礎編、さらに最新のヘテロ環化合物の研
  究について学びたいならば
  最新有機合成化学―ヘテロ原子・遷移金属化合物を用いる合成も持ってい
  ても損はない本です。
  
  [批評]
    
   Strategic Applications Of Named Reactions In Organic Synthesisが
  4ヶ月連続で1位。 購入した人のほとんどが満足しています。先月に引き
  続き医薬品のプロセス化学が2位 です。値段が安くわかりやすい本なので
  ぜひ一冊読んでみて下さい。前回お勧めのHOW TO分子シミュレーションが
  3位となりました。4位以下はランキングはほとんど変わっていません。今
  回のおすすめは、新編ヘテロ環化合物 応用編。ヘテロ環化合物は現在まで
  に知られている有機化合物の半数以上を占めており、これらを学ぶことは
  非常に重要なことです。最新有機合成化学―ヘテロ原子・遷移金属化合物
  を用いる合成も今年に報告されている論文の内容をわかりやすく記載して
  あります。ぜひ読んでみて下さい。
  
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  ■最新化学ニュース
  
  ・2005年8月分の気になる化学関連ニュース投票結果
   
  Q.この中で気になる化学関連のニュースは?
  
  ・科学の未解決のナゾ125を選出  26% 
   http://chemstation.livedoor.biz/archives/26853399.html
  
  ・超小型シリンジ開発  6%
   http://chemstation.livedoor.biz/archives/27663034.html 
  
  ・理系が文系よりおしゃれ?  25% 
   http://chemstation.livedoor.biz/archives/27652444.html
  
  ・虫歯退治に3種の抗菌薬  19% 
   http://chemstation.livedoor.biz/archives/27755760.html
  
  ・分子素子の働き せっけんで確認  9% 
   http://chemstation.livedoor.biz/archives/27817769.html
  
  ・サリドマイドの治験、22医療機関で  12% 
   http://chemstation.livedoor.biz/archives/28529014.html
  
                    Total: 63 votes 
  
  今月は前月とほぼ同様の63票でした。投票ありがとうございました。科学
  の未解決の謎、これからどれだけ解決するでしょうか?理系が文型よりお
  しゃれ?かどうかはわかりませんがなかなか面白い記事ですよね。サリド
  マイドはどうなるでしょうか?
   
  9月もぜひ投票よろしくお願い致します。
  
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  ■編集後記
  
   もう9月。年とともに年月が過ぎるのが早くなるというのは本当ですね。
  
  
   9月は台風の季節です。今年は去年と同様に8月にも台風が上陸しました
  が、今のところあまり被害はありませんね。それにしても、アメリカに上
  陸した『カトリーナ』。かわいい名前ですが、見た目はものすごい。日本
  の台風なんて比じゃないですね。904ヘクトパスカルですって。
  
   9月になると衆議院選挙が始まります。郵政に関してのコメントは避けさ
  せていただきますが、どうなるでしょうか?いち国民としては今回の選挙
  はかなり興味があります。選挙といえば、いつもいくつかの選挙区に散ら
  ばっている、怪しい人。本人はかなり本気かもしれませんが、やたら怪し
  い文が書いてあったり、ある意味有名。選挙に参加するだけでもお金がか
  かるのに、よくやりますね。
  
  それではまた次号!
  
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  ■ 【バックナンバー閲覧/購読中止/配信先変更】は下記アドレスで! 
  
  http://www.chem-station.com/merumaga.htm
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  ■ 配信System まぐまぐ  http://www.mag2.com/  (ID = 36452)
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  ■ご意見&ご感想
  こんなコーナーを作ってほしい!、化学トピックスで〜に関する話題をと
  りあげてほしい!、ここがおかしい!、ここがおもしろい!等々のご意見
  &ご感想はメール webmaster@chem-station.com へお願いいたします。お
  便りお待ちしています。
  
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  マガジン名:化学って面白いよね!! 2005,Vo.30 (2005.9.1)
  発行者: Chem-Station 
  情報サイト:http://www.chem-station.com/
  
  ■掲載された記事の一部または全部を許可なく転載することを禁止致しま
  す。
  掲載された情報は、読者ご自身の責任においてご利用ください。万が一ト
  ラブルが発生いたしましても当方は責任を負いかねますのでご了承くださ
  い。
  ご意見・ご感想は、  webmaster@chem-station.com まで。
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