2009/04/30
海外CAD事情 600号(2009年4月14日号)
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海外CAD事情:UPFRONT.EZINE - ISSUE #600
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April 14、2009
英語版サイト www.upfrontezine.com | http://worldcadaccess.typepad.com
今週号の内容:
* Autodeskが"Manufacturing Tech Day"開催
- 第一部:概要
*"CATIA for Design"
- 3D NURBSモデリング
- デザインプロセスの一貫性
- 価格とパッケージ構成
* プレスリリースのサマリー、及び他のレギュラー項目
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◆◆Autodeskが "Manufacturing Tech Day" 開催 第一部:概要◆◆
14人乗りのシャトルバスが我々をポートランド(米国、オレゴン州)のホテルまで送
り届けてくれた。車中でジャーナリストの一人が、Autodeskが提供してくれた情報の
内でおそらく80%位はノートを取ったが、読者に伝えるのはその内の20〜40%だろうと
言っていた。私も早速、手にした情報の40%をお伝えしよう。
取締役副社長のBuzz Kross氏の話は、Autodeskユーザが競争力ある製品を開発し、
市場への製品展開に要する時間を短縮するに役立つ、デジタルプロトタイピングを
強調するところから始まった。同氏は、AutoCAD(初期設計)からInventor(パラメ
トリック設計)、次にAlgor(FEA)、MoldFlow(モールド解析)へと部品が渡ってい
くビデオを見せた。なぜこの4製品なのかという質問をその時点で私は敢えてしな
かったが、AutodeskはInventorへのシミュレーション統合に積極的に取り組み、
Inventorと一緒に使えるシミュレーションの種類を今後増やしていく予定だとBuzz
Kross氏はあとで付け加えた。
AutoCADの行く末を懸念する質問を予期していたかのように、AutoCADをInventorで
置き換えるのではなく、InventorをAutoCADと共に使用してもらうことを製造事業本
部は望んでいるとBuzz Kross氏は述べた。Autodesk内部ではAlias、Inventor、Revit
、AutoCADなどのソリューションすべてを重視していると同氏は語った。[これは、
InventorとRevitは最終的に消滅し、AutoCADとその共通DWGフォーマットの分野別ア
プリになるという私の新理論ともうまく馴染む。]
Buzz Kross氏はAECサイドのことにも触れ、CADベンダーの中でAutodeskは2D CAD
(AutoCAD)を3D CAD(Inventor、Revit)と一緒に提供できるユニークな能力を持
った会社であると強調した。[Microstationも私の念頭には浮かぶが] カーテンウ
ォール製造企業がRevitと一緒に使えるという理由でInventorを選択し、約1500シー
トのSolidWorksを見限ったという話もある[Kross氏の話ではなく、あるジャーナリ
ストからの話]
写真 1: オレゴン州にある製造事業本部の製品展示場
http://www.upfrontezine.com/figs/snv30015.jpg
写真 2: モールドデザインソフトウェアの説明場面.
http://www.upfrontezine.com/figs/snv30020.jpg
来週の第二部報告
- Vaultを使ったデータ管理
- 産業機械向けのInventor
- 工業デザイン向けのAlias
- MoldflowとNavisworks
- 製造業者向けのAutoCAD
- コンシューマ製品向けのInventor
http://www.autodesk.com/inventor
[ディスクロージャー: Autodeskは旅行費用の一部と宿泊費用及び食事費用を負担]
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◇◇"CATIA for Design"◇◇
新しいプログラムのSpaceClaimや、従来のプログラムにsynctechのような新機能を
加えたSolidEdgeなど、現在フリーフォームモデリングがもてはやされている。フリ
ーフォームは、パラメトリックCADでは難しい大胆な曲線デザインが製品差別化のた
めに必要となる工業デザイン分野で用いられることが多い。
Dassault Systemesは、伝統あるCATIA CADプラットフォームに"CATIA for Design"
という名称のパッケージを加え、工業デザイナー向けに提供することになった。こ
のパッケージはCATIA内部で動く数種のモジュールから構成されている。工業デザイ
ナーにとって最も重要なモジュールは"Imagine & Shape"であり、先週のDassault
SystemesからのupFront.eZineへのコンファランスコールは、その説明が主目的であ
った。
技術コンサルタントのChris Maeder氏の説明によれば、Imagine & Shapeが競合の
AliasやRhinoに対して持つ優位点は、再分割サーフェス3D NURBSモデリングとデザ
インプロセスの一貫性という二点である。
◇3D NURBS モデリング
Maeder氏が最初に"再分割サーフェス技術"という言葉を発したとき、私は間髪を入れ
ず、他のフリーフォームモデラーであるRhiboやAlias、さらにはAutoCAD 2010のMaya
ベースの3Dメッシュモデリングとどのように異なっているかと質問した。答えは次
の通りであった。他のフリーフォームモデラーはオブジェクト定義を曲線を使って
行い、その後でサーフェスを付加する。ユーザにとっての問題は、サーフェス間の
境界での接線連続性や曲率連続性をいかにして確保するかにある。Imagine & Shape
ではサーフェス境界でのG2連続は自動的に付加され、ユーザはサーフェスを直接操
作できる。Mayaでは再分割サーフェスはポリゴンであってNURBSではない。
Imagine & Shapeでは3Dサーフェスのプリミティブを他のソフトウェアと同様に再分
割できるが、2D NURBS [non-uniform rational B-spline] を操作するフレームと同
じ感覚で、サーフェスを囲む"ケージ"(3Dフレーム)の頂点を動かすことで再分割
サーフェスを操作できる。
Maeder氏は球面プリミティブからスタートして、変化の大きい曲面形状を持つコー
ヒーメーカーのボディーデザインを作って見せてくれた。(写真 1)
写真 1:スケッチをインポート後、デザインセッションは3D球面から始まった。
http://www.upfrontezine.com/figs/is-1.jpg
Maeder氏は球面フレームの上部と下部を引き伸ばして円柱を作成。次に、スライダ
ーを使って円柱面を多数の面に分割し、ケージを使用して円柱面に操作を行いC形状
ボディーの半分を作成。ミラー操作によりボディーの残り半分を作成し(写真2)、
最後にカラーとプラスティックのテキスチャを付与。
写真 2:完成したコーヒーメーカーのボディーが3D NURBSのケージ(緑色のライン)
内に収まっている。http://www.upfrontezine.com/figs/is-2.jpg
作業は15分で終わった。Maedar氏はデザインセッションを2枚の手書きスケッチをイ
ンポートすることから始めたが、Wacomタブレットを使ってフリースタイルのスケッ
チングで始めることもできた。
◇デザインプロセスの一貫性
Imagine & Shapeの有するもう一つの優位点はデザインプロセスの一貫性である。
Imagine & Shapeおよび他のモジュールはCATIAプラットフォームの通常のインター
フェイスの下で操作される。(Imagine & Shapeを起動する場合、まずCATIAを立ち
上げて、次にImagine & Shapeボタンをクリック) このことはAliasやRhinoでは避
けられないトランスレーションの悩みがないことを意味する。しかし、CATIA流のや
り方に縛られることでもある。
再分割3D NURBSサーフェスのアプローチによって、サーフェスモデルの水密性は常
に保持されている。すなはち、ソリッドに変換する際に問題となるギャップが存在
しない。さらにG2連続であるため、サーフェスのミラー操作を行っても、ミラー境
界での曲線の連続性は保たれる。
必要に応じて、3DサーフェスモデルをImagine & ShapeからSTEP、IGES、CATIA V4、
および3DXMLフォーマットに出力できる。Dassault Systemesは無料の3DXMLビューア
も提供しており、3DXMLモデルはOffice文書に挿入できる。
◇価格とパッケージ構成
価格は優位点とは言えない。Alias Design 2010が4000ドル、Rhinoが1000ドルなの
に対し、最低価格のCATIA for Design ( "Inspired") は8000ドル。しかしながら、
提供される中身は競合ソフトウェアよりもはるかに価値があるとDassault Systemes
は考えている。
Imagine & Shapeが使えるCATIA for Designには次の3つのレベルがある。
1. Inspired -- Sketch Tracer、Imagine & Shape、ハイブリッドモデリング、2D製図
、3DXML、IGES、STEP、リアルタイムレンダリング、シミュレーション、およびCATIA
V4、3D Via Composer、Virtoolsとの互換性。
2. Creative - さらに、ソリッドモデリング、アセンブリ、Knowledge Expert、Team
Data Manager、およびSTL出力を追加。
3. Ultimate - さらに、ファンクショナルモデリングとKnowledge Advisorを追加。
レベル2と3はCATIA PLM Expressをベースにしている。
http://www.3ds.com/products/catia/portfolio/catia-v5r19/all-products/domain/
Shape_Design_Styling/product/IMA/
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◆◆プレスリリースのサマリー◆◆
AEC Logic (旧社名:GSPL) はProEST+ Buildings 2009とProBID+ 2009をリリース。
ProEST+ Buildings 2009 は建屋の2D図面から自動的にパラメトリックの3Dソリッド
モデルを生成し、面積・体積計算や部材表作成を行う。
ProBID+ 2009 はプロジェクトコストの見積を行うソフトウェア。 試用版のダウン
ロードはhttp://www.aeclogic.com。
T-Splines 2.0ベータ版を次のサイトで無料提供。
http://www.tsplines.com/products/tsplines-for-rhino/trial.html
Dassault Systemes/SIMULIA のAbaqus FEA ソフトウェア用の新しい検証アドオンは
、Battelleが開発したメッシュの影響を受けない溶接接合部の構造応力解析を使用。
http://www.simulia.com/products/vfa
ModuleWorksは3-5軸ツールパス生成と加工シミュレーション用CAMソフトウェアの
v2009.3を発表。http://www.ModuleWorks.com
SYCODE はAutoCAD 2010 とInventor 2010用の22種のファイル変換プラグインをアッ
プデート。http://www.sycode.com/products/index.htm
TransMagic はInventor 2010用の3Dデータ交換ソフトウェア(CATIA、Pro/E、
SolidWorks、IGES、等々) をアップデート。スタンドアローン及びプラグインで使
用。7日間試用版も提供中。http://www.transmagic.com
CAD Enhancementはビルや建築物用のRevitファミリーを自動的に生成するFamily
Automation Revit Programを発表。http://www.cadenhancement.com/FAR
Transoft Solutionsは新しい周遊デザインソフトウェアTORUS Roundaboutsを発表。
http://www.transoftsolutions.com
Alibre はAlibre Translate ($499)を発表。SolidWorks、Inventor、Pro/E、Solid
Edge、Catia V5、及びParasolidファイルとのインポート/エクスポートを行う。
https://www.alibre.com/support/downloads.aspx
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我々のブログ<http://worldcadaccess.typepad.com>に掲載された最近の記事。
* upFront.eZine Celebrates its 600th Issue
* 4,403 Want SolidWorks on Mac
* slash.dot Comments on CAD Software for the Unemployed
* Inventor Tech Day at Autodesk - II
* Inventor Tech Day at Autodesk
* Win, Win, Draw
Gizmos Grabowskiブログ掲載記事:<http://worldcadaccess.typepad.com/gizmos/ >
* Getting Ready for My New Camera
* My New Digital Camera
* The New Era of Good Enough
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◇◇マーケット情報◇◇
Delcam の2008年度売上は前年度比11%増の3,290万ポンドであった。
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