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2008/04/30

[やまのい政治メールマガジン 第1108号]

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        やまのい和則の
          「国政に福祉の風を!」
          - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -
            第1108号(2008/04/30)
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 後期高齢者医療制度「高齢者の医療の確保に関する法律」の本質は「医療費削減」
                   −法律には「医療費適正化」の連発−

 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
 今日は、ガソリン値上げの再議決の日です。

 これだけ物価の上昇が深刻な時期に、ガソリンを再値上げ、それも、
 強行に行うことは大問題です。

 支持率が低下し、福田政権はますます危機になるでしょう。
 庶民の暮らしの痛みを感じない福田政権は、退場すべきです。

 さて、後期高齢者医療制度についての法律を改めて確認しました。
 下記のように「医療費適正化」つまり、「医療費削減」の連発です。

 政府は、「高齢者にふさわしい医療を受けてもらう」、
 「高齢者にとっていい制度」(福田総理)と繰り返していますが、
 実際は、違います。


  第一章 総則
  (目的)
  第一条 この法律は、国民の高齢期における適切な医療の確保を図るため、
  医療費の適正化を推進するための計画の作成…関する措置を
  講ずるとともに、高齢者の医療について、…必要な制度を設け、
  もつて国民保健の向上及び高齢者の福祉の増進を図ることを目的とする。
 
 (国の責務)
  第三条 国は、国民の高齢期における医療に要する費用の適正化を図るための
  取組が円滑に実施され、…るよう必要な各般の措置を講ずるとともに、…。

  (地方公共団体の責務)
  第四条 地方公共団体は、この法律の趣旨を尊重し、住民の高齢期における
  医療に要する費用の適正化を図るための取組…を実施しなければならない。

  (医療の担い手等の責務)
  第六条 医師、…は、前三条に規定する各般の措置…に協力しなければならない。


 以上のように、第一条、第三条、第四条は、「医療費の適正化」から始まります。
 医療費削減が、高齢者の医療の確保において、何より重要であるとの法律に
 なっています。

 国の責務の第一は、「医療に要する費用の適正化」!
 地方公共団体の責務の第一は、「医療に要する費用の適正化」!
 医師の責務は、「医療に要する費用の適正化」に関する措置への協力!

 ただひたすら「お年寄りに医療費を削れ」「できるだけ入院させるな」
 という趣旨です。

 医療費適正化のために、「平均在院日数の短縮−療養病棟を減らす−」
 「在宅医療の推進−自宅で金をかけずに死んでください−」を繰り返すのみです。
  (後期高齢者の診療報酬) −医療制度改革試案から引用−
  ○「後期高齢者の心身の特性等にふさわしい診療報酬体系」とする。
  以下のように
  ・ターミナルケアの在り方についての国民的な合意の形成を踏まえた
  終末期医療の評価
      →「死にかけたら、金のかかる医療をしないとの国民的合意を取って」
  ・在宅における日常的な医学管理から看取りまで常時一貫した対応が可能な
  主治医の普及
  ・在宅での看取りまでの対応を推進するための、医師、看護師、…等の
  連携による医療・介護サービスの提供
    →「開業医+介護で在宅で、安上がりの対応をしてもらって」
  ・在宅医療の補完的な役割を担うものとしての、入院による包括的な
  ホスピスケアの普及
   →「最悪の場合でも、ホスピスまでにして、金のかかる積極的な治療はしない」

 というのが厚生労働省の考え方です。

 最大の問題は、このように急激に老人医療費を削減し、
 その削減ができなければ、保険料が急速にアップし、年金から天引きし、
 事実上、年金が下がるというシステムが
 後期高齢者医療制度であるという点です。

 「悪魔の選択」と言われる、「医療をカットすることを我慢するか」
 「保険料アップを我慢するか」のどちらかを、
 お年寄りが選択せざるを得ない状況に追い込んだのが
 後期高齢者医療制度です。

 このように老人医療費の削減を国民全体で支えるのでなく、
 75歳以上の高齢者に主にその痛みを押し付けるのが、この制度の残酷さです。

 今日のガソリン再値上げにより、当分、国会は、
 ガソリン問題が大きくなりますが、しかし、
「後期高齢者医療制度の廃止」は圧倒的多数の高齢者の声です。

 廃止に向けて精一杯がんばります。山井和則


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