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2009/06/29

[ほぼ日刊日々是映画] vol.2567 ★ 喜劇 とんかつ一代

================================================2009/6/29==
                        -vol.2567--
  ほぼ日刊 日々是映画         発行:cinema-today
                http://www.cinema-today.net/
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2567号です。

今日は肉!

沖縄はなんと言っても豚肉です。しかも重要なのは“皮”です。
豚の皮なんて…というなかれ、ラフテー(角煮)なんつうのは
皮のあるとなしでは大違い。しかも皮にはコラーゲンがたっぷ
り含まれていますので、美容にもよいのです。
というわけで今日のオススメは皮付きばら肉!
コチラは沖縄産↓
http://tinyurl.com/mo723x
コチラはスペイン産(ちょっと高級)↓
http://tinyurl.com/mtpq7d
コチラは出来上がったラフテー↓
http://tinyurl.com/lubazw
コチラは最近話題の塩漬け肉スーチカー↓
http://tinyurl.com/nluz3r

テナわけで今日の映画は『喜劇 とんかつ一代』です。

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-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 喜劇 とんかつ一代

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□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − 喜劇 とんかつ一代

<1行コメント>
日本映画黄金期の見本市、元気な日本の喜劇ってのはこうだった!


--cinema2467------------

 喜劇 とんかつ一代

 1963年,日本,94分

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<キャスト&クルー>

監督 川島雄三
原作 八住利雄
脚本 柳沢類寿
撮影 岡崎宏三
音楽 松井八郎

キャスト 森繁久弥
     淡島千景
     フランキー堺
     加東大介
     三木のり平
     池内淳子
     木暮実千代
     水谷良重
     団令子
     山茶花究
     岡田真澄
     益田喜頓


<評価>

☆☆☆☆(満点=5)


<プレビュー>

 とんかつ屋とんQのオヤジ久作は義理の兄田巻伝次がコック長を
勤める青龍軒を飛び出したことから数十年頭が上がらない。しかも
伝次に勘当された息子の伸一を家にいさせ、青龍軒には買収話が持
ち上がっていた。しかもその買収先というのが伝次の昔の恋敵であ
る衣笠大陸だというから大変で…
 夭逝した川島雄三の晩年の喜劇。豪華キャストでこれでもかとば
かりに見所が満載、まさに日本映画黄金期の空気を伝える作品。


<レビュー>

 いきなり「とんかつが食べられなければ死んでしまいたい」なん
ていう変な歌詞の歌にとんかつを作っている映像がかぶさったなん
ともおいしそうなオープニング、加東大介は老舗フランス料理屋の
コック長で、森繁は昔そこで修行をしていたが独立してとんかつ屋
を開いた。しかも妹と結婚したので義理の兄弟にも当たる。

 加東大介の息子(フランキー堺)もコックの修行から逃げ出して
森繁のところに身を寄せ、上野のれん街の事務員のとり子と付き合っ
ているが、そのとり子は森繁の親友のと殺の名人(山茶花究)の娘、
そのフランキー堺の仕事は実業家の秘書で、その実業家(益田喜頓)
というのが加東大介の昔の恋敵。

 加東大介には後妻がいて、その連れ子が池内淳子なのだが、その
旦那(三木のり平)がクロレラ研究家で、その隣に実家のある芸者
りんごは加東大介も益田喜頓も馴染みで… とまあとにかくたくさ
んの人がでてきて、関係がややこしい。

 しかし、その出てくるたくさんの人のキャラクターというのがそ
れぞれしっかり作られていて、なんとも楽しい。芸達者な役者達が
自由に飛び回っている感じがまさに日本映画の黄金時代の勢いを感
じさせるのだ。

 中でも特にいいのはフランキー堺だろうか。役どころとしてはあ
まり格好いい役ではないけれど、この日とは本当に味がある。ただ
私が好きだというだけなのかもしれないが、人懐っこい笑顔の下に
激しい情熱と真面目さをもっているようですごく魅力的だ。

 森繁と淡島千景の夫婦といえば何よりも『夫婦善哉』を思い出す
が、この二人の夫婦役もまたツボだ。淡島千景は普段は一歩下がっ
て夫を立てるようなキャラクターなのだが、芯に強いものをもって
いてそれが時々顔を出す。そのときの勢いたるや本当に森繁をたじ
たじにしてしまうくらいのものだ。

 三木のり平のとぼけた感じはいつ見ても面白いし、フランス人役
の岡田真澄(今より大分外国人っぽい顔をしている)もピタリとは
まっている。

 最初も歌で始まったが、最後も歌。歌がちりばめられるというの
も昭和30年代の映画のお決まりだ。出演者といい、シナリオとい
い、映像といい、とにかく30年代日本映画の見本市。傑作とはいわ
ないが、黄金時代のエッセンスがみっちり詰まった作品とは言える
だろう。

 この作品の後も職人を主人公にしたシリーズ化が企画されていた
らしいが、川島雄三の夭逝により頓挫してしまったらしい。シリー
ズ化されていたら、「駅前シリーズ」や「社長シリーズ」のように
なっていたんだろうなぁと思うと残念だ。



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□ DVD今日の買い!

<今日の作品:喜劇 とんかつ一代>

 『喜劇 とんかつ一代』のDVDは未発売です。


<今日のお勧め>

 川島雄三+フランキー堺

 『幕末太陽傳』
  http://tinyurl.com/5jvenw

 『貸間あり』
  http://tinyurl.com/n5pbyp

 『女は二度生まれる』
  http://tinyurl.com/l5w9pu


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                     日々是映画第2567号
                      2009年6月29日発行
                     発行:cinema-today
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