2009/11/13
[ほぼ日刊日々是映画] vol.2654 ★ そして、私たちは愛に帰る
===============================================2009/11/13== -vol.2654-- ほぼ日刊 日々是映画 発行:cinema-today http://www.cinema-today.net/ =======c===i===n===e===m===a===-===t===o===d===a===y======= 2654号です。 今日はテレビで『舞妓Haaan!!!』の放送がありますよ。 見たことがない人はぜひどうぞ。 テレビで見るのにちょうどいいくらいの映画です(苦笑 レビューはこちら http://cinema-today.net/0804/29p.html 昨日お届けした『なくもんか』の宣伝のための放映ですねもちろん。 阿部サダヲもきっと登場するので、サダヲちゃんファンもどうぞ。 今日は寒いので、鍋でもつついて、ぬくぬくしましょう。 あ!もつ鍋食べたい! http://tinyurl.com/yk5zooo ショップの名前が「こらぁ源」… さて、今日は『そして、私たちは愛に帰る』です。 トルコが舞台のドイツ映画。 ワンクリック投票実施中! ほぼ日刊日々是映画 ブログ版 http://www.eigablog.com/ 携帯の方もコチラにどうぞ。 http://www.eigablog.com/ -------- 目次 -------- ■ 今日の映画 そして、私たちは愛に帰る □ ワンクリック投票 □ ヒビコレリンク □ DVD今日の買い! ------------------------ ■ 今日の映画 - そして、私たちは愛に帰る <1行コメント> アジアとヨーロッパが交わるトルコ、そこで生きる人たちのドラマ。 --cinema2539------------ そして、私たちは愛に帰る Auf der Anderen Seite 2007年,ドイツ=トルコ,122分 ----------------------- <キャスト&クルー> 監督 ファティ・アキン 脚本 ファティ・アキン 撮影 ライナー・クラウスマン 音楽 シャンテル キャスト バーキ・ダヴラク トゥンジェル・クルティズ ヌルギュル・イェシルチャイ ハンナ・シグラ ヌルセル・キョセ パトリシア・ギオクロースカ <評価> ☆☆☆1/2(満点=5) <プレビュー> ドイツ、ブレーメンに暮らすトルコ出身のアリは娼婦イェテルを 気に入って一緒に暮してくれないかと持ちかける。しかしイェテル と息子で大学教授のネジェットと家で食事をしていたアリは突然の 心臓発作に倒れてしまう。退院し気難しくなったアリはイェテルを 過って死なせてしまい… 『愛より強く』などのトルコ系ドイツ人監督ファティ・アキンに よるヒューマンドラマ。 <レビュー> この映画の物語をつむぐのは6人、物語の発端となるトルコ人の おっさんアリ、そしてそのアリが見初める娼婦のイェテル、そして アリの息子ネジェット。最初はその3人で展開し、別の物語として イェテルの娘アイテンと彼女が出会うロッテ、そしてその母スザン ヌが物語をつむぎ、そのふたつの物語はイスタンブールで出会う。 その6人は運命の糸で結ばれているようにさまざまなところで係 わり合い、あるいはすれ違っていく。もちろん映画のシナリオだか らなわけだが、こういう風に交わりそうで交わらない物語というの は魅力がある。見ている方はその関係性がわかっているのに登場人 物たちは気づかない、そのドキドキ感というのはわかっていても感 じてしまうロマンではないか。 そしてこの作品ロマンの根底にあるのは人と人とのつながり“愛” だ。特に親子の愛、そして純粋に人間同士の愛。ここでも運命の糸 というのは愛によって動かされてゆく。人間の運命というのは関わ る人によって決まるものなのだということをこの作品はそっと語る ようだ。 はっきり言ってこの映画に登場する人々は誰も幸福ではない。む しろ不幸や絶望から逃れることで必死のような人々だ。でも彼らを かわいそうだとは思わない。彼らは幸福とは言いがたいが愛する人 のために懸命に生きている。その生き方からはなんだか伝わってく るものがある。 そして、この映画で一番秀逸だと思えるのは時間の流れ方だ。こ の物語の時間の流れ方は一定ではなく、突然何の予告もなく数週間 とか数ヶ月と思われる時間が飛んで過ぎる。ひとつのシーンが終わ り、次のシーンが始まるとそこに長い空白の時間があることが幾度 かあるのだ。一応どの場合でも伏線はあるのでしばらく見ていれば それが直後の出来事ではなくしばらく経った後の出来事だというこ とはわかるようになっている。 しかしそれが具体的に何日なのか何ヶ月なのかということは明ら かにされない。そしてその飛ばされる時間は基本的には「待つ」時 間である。そして待ちながら日常に忙殺されているであろう時間で もある。彼らは愛する人を待って時間を殺しながら生きる。その時 間はここでは描かれないけれど、描かれないからこそ慮ることがで きる心情がそこにはある。 こういう直線的ではない時間とらえ方を見るたびにちょっとした 違和感を感じるのはそれが西欧的な感覚とはずれているからだ。違 和感は感じるがいやな感じではない。むしろその間とか奥行きに魅 力さえ感じる。やはり監督の出自がトルコ系ドイツ人ということか ら来るのだろうか。アジア的な感覚と西欧的な感覚の両方を持ち合 わせているものに私はどうも魅かれるようだ。 人間はどこにいたって人間、それは当たり前のことだけれど、そ の当たり前のことを改めて考えさせてくれる、そんな作品なのかも しれない。 □ ワンクリック投票 今日のメルマガは? 面白かった! http://clap.mag2.com/giobeclous?good2654 つまらなかった http://clap.mag2.com/giobeclous?bad2654 普通 http://clap.mag2.com/giobeclous?ave2654 □ ヒビコレリンク 『愛より強く』 http://www.cinema-today.net/0703/25p.html □ DVD今日の買い! <今日の作品:そして、私たちは愛に帰る> 『そして、私たちは愛に帰る』 http://tinyurl.com/ykzkbom 楽天で借りる→http://tinyurl.com/ygbj2u5 <今日のお勧め> ファティ・アキンです。 『愛より強く』 http://tinyurl.com/yfj7y9w 『太陽に恋して』 http://tinyurl.com/ykackun 『クロッシング・ザ・ブリッジ ~サウンド・オブ・イスタンブール~』 http://tinyurl.com/yhtmvd3 *購読解除や、アドレス変更の際はお手数ですが、まぐまぐまたは 下記アドレスで手続きをしてください。こちらでは対処しきれな い場合もございますので。 まぐまぐ http://www.mag2.co.jp マガジンID:0000032940 メルマガページ http://cinema-today.net/magazine.html ======================================== 日々是映画第2654号 2009年11月13日発行 発行:cinema-today マガジンID:0000032940 Mail to: webmaster@cinema-today.net ======================================== 購読解除はこちらから http://cinema-today.net/magazine.html ======================================== ▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲


