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2009/06/05

[ほぼ日刊日々是映画] vol.2552 ★ アンダーカヴァー

=================================================2009/6/5==
                        -vol.2552--
  ほぼ日刊 日々是映画         発行:cinema-today
                http://www.cinema-today.net/
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2552号です。

というわけで、いま北海道にいるはずです。
明日、明後日は休みます。スミマセン。
何をしているかといえば、ジンギスカンとビールと寿司でしょう
きっと。
私は肉の中で羊が一番好きなので、本場北海道でジンギスカンを
食べるのが楽しみです。

というわけで、帰ってきてもきっと羊肉を買うことでしょう。
東京などではなかなかラムの固まり肉とか買えないので、ここは
やはりネット。
ラム肉専門店なんてのもあります↓
http://tinyurl.com/qjwv3t
肩ロース↓でローストラムなんか作ったらおいしいだろうなぁ…
http://tinyurl.com/r77cwn
仔羊タンなんてのもありますよ!
http://tinyurl.com/pud2gm

羊はおいしい。

今日は『アンダーカヴァー』です。

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-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 アンダーカヴァー

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■ 今日の映画 − アンダーカヴァー

<1行コメント>
アンチクライマックスのアクション。ホアキン・フェニックスがいい


--cinema2454------------

 アンダーカヴァー

 We Own The Night
 2007年,アメリカ,117分

-----------------------

<キャスト&クルー>

監督 ジェームズ・グレイ
脚本 ジェームズ・グレイ
撮影 ホアキン・バカ=アセイ
音楽 ヴォイチェフ・キラール

キャスト ホアキン・フェニックス
     マーク・ウォールバーグ
     エヴァ・メンデス
     ロバート・デュヴァル

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレビュー>

 1988年、ニューヨーク、ナイトクラブのマネージャーのボビーは
恋人のアマダと兄ジョセフの警部昇進祝いに駆けつける。そこで兄
と警察署長の父親らからボビーのナイトクラブ“エル・カリブ”の
常連でありロシアンマフィアの大物であるニジンスキーの逮捕に協
力するよう求められる。その場では断ったボビーだったが…
 『裏切り者』でチームを組んだ監督のジェームズ・グレイと主演
のホアキン・フェニックスとマーク・ウォールバーグが再び集結し
て作り上げたクライム・サスペンス。


<レビュー>

 この邦題『アンダーカヴァー』というのはご存知の方も多いと思
うが、「潜入捜査」という意味だ。ということは、このクラブのマ
ネージャーであるボビーが実は警察官だったという『インファナル・
アフェア』みたいな話かと思ったらそういうわけではなく、警官一
家のはみ出し者だったのが捜査に協力を求められるという話だった。

 この時点ですでにこの作品が一筋縄ではいかないことが見て取れ
る。ボビーは家族=警察=権力になじめない男であるわけだが、そ
れを無理やりに協力させようとするわけだ。まずそこに表れるのは
警察の傲慢さであり、軽蔑していながら彼の協力なしには犯人を捕
まえられないという矛盾である。

 ボビーの兄ジョセフはその矛盾を力で解決しようとするが、簡単
ではなく、逆にマフィアの餌食になる。そこで権力は家族になり、
ボビーの立場は複雑になる。「警察の犬になる」ことは拒否できて
も「家族のために立ち上がる」ことは拒否できない。だからボビー
はずっと矛盾を自分の中に抱えざるを得ないのだ。

 そしてそのスッキリしない展開にあわせるかのようにアクション
も重苦しい。スーパーマンはれれもおらず、警官もマフィアもみん
なが普通の人間、百発百中の射撃の名手もいないし、弾に当たれば
死ぬ。カーチェイスのシーンでも超人的な運転をすることはなく、
盛り上がりどころのはずのカーチェイスが逆に作品全体のトーンを
下げていく役割を果たす。

 そしてそこに潜む裏切りがさらに物語を重苦しくしてゆく。この
あたりの冷たい映画のつくりは独特でなかなか面白いと思う。どこ
かアメリカン・ニューシネマを思わせるがその反体制という単純な
思想を拒否してもいる。この作品が88年という舞台を選んだのは示
唆的だ。70年代までは反体制が格好良かった。21世紀にはもはや反
体制は映画の題材になりえなくなった。その中間の時代を舞台に描
かれるこの葛藤、そこに何かがひっかかる。

 ホアキン・フェニックスはなんだかすごくいい役者になった。主
人公が抱える葛藤や矛盾を見事に演じていたと思う。彼の演技のお
かげも会って見ごたえのある作品になっている。



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<今日の作品:アンダーカヴァー>

 『アンダーカヴァー』
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<今日のお勧め>

 ホアキン・フェニックスです

 『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』
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 『炎のメモリアル』
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 『グラディエーター』
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 『帰らない日々』
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                     日々是映画第2552号
                      2009年6月5日発行
                     発行:cinema-today
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