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2008/05/02

[ほぼ日刊日々是映画] vol.2277 ★ 悪魔の手毬唄

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=================================================2008/5/2==
                        -vol.2277--
  ほぼ日刊 日々是映画         発行:cinema-today
                http://www.cinema-today.net/
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2277号です。

明日からの4連休が待ち遠しい金曜日、いかがお過ごしでしょう
か。ガソリンは一気に160円越えだそうで、連休にドライブも出来
やしねぇ という感じでしょうか。それでもやはり道は混み、渋滞
何十キロなんてことにもなります。皆さん渋滞にはいらいらせずに
心に余裕を持ちましょう。

私はといえば、伊豆方面に行く予定。目当ては金目鯛とニューサマー
オレンジ、あくまで食べ物です(笑)
このニューサマーオレンジ、静岡以外では見たことがないのですが、
小さなグレープフルーツのような外見と裏腹に凄く甘くておいしい
のです。静岡に行く方はぜひお買い求めください。
ニューサマーオレンジ狩りをやっているところもあります。
http://www4.ocn.ne.jp/~jogasaki/mikangari.htm

調べてみると、日向夏と種類としては同じもののようです。静岡で
はニューサマー、宮崎では日向夏なんですね。どうりで静岡でしか
見ないわけだ。
通販はこちら
http://tinyurl.com/4cf6qh
こっちは愛媛産
http://tinyurl.com/4dpw42
こちらは宮崎産日向夏
http://tinyurl.com/46ee64

苗もあります。育てたい!!
http://tinyurl.com/4jw799

今日は『悪魔の手毬唄』です。
久々市川崑。


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-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 悪魔の手毬唄

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − 悪魔の手毬唄


--cinema2203-----------

 悪魔の手毬唄

 1977年,日本,144分

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<キャスト&クルー>

監督 市川崑
原作 横溝正史
脚本 九里子亭
撮影 長谷川清
音楽 村井邦彦

キャスト 石坂浩二
     岸恵子
     若山富三郎
     仁科明子
     草笛光子
     加藤武

<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレビュー>

 岡山県総社町に程近い鬼首村、ここに呼ばれた金田一耕助は呼ん
だ当人の磯川警部から20年前の殺人事件を捜査するよう言われる。
その村は由良と仁礼というふたつの名家が権勢を争っており、金田
一が泊まった旅館の息子青池歌名雄はそのふたつの名家の娘、泰子
と文子のふたりから結婚話があった。
 市川崑と石坂浩二による金田一耕助シリーズの第2作。今回も戦
後すぐの田舎を舞台におどろおどろしい事件が発生する。2作目に
してすでに定番という感じ。


<レビュー>

 第1作の『犬神家の一族』を見てからこれを見ると、キャストの
同一性に驚かされる。しかも金田一以外は全員別の人間として出演、
2作品で同様に刑事を演じる加藤武は「よーし、わかった」という
お決まりの台詞までが同じで、別の人間と考えるのには無理があり
すぎるくらいのものだが、にもかかわらず無理に感じられないのが
市川崑の凄いところ。この無理はこの映画というものが決定的に作
り物であることを表明しているわけだが、だからなんだといわんば
かりに押し通す。逆に違う役でもどこか共通した雰囲気を持たせる
ことで、シリーズとしての味を出す、まさに職人芸というところか。
加藤武のみならず、大滝秀治、草笛光子にもその雰囲気がある。
 さて、物語のほうは非常にオーソドックスなミステリーホラー。
連続殺人犯があるメッセージを残していくというのは『犬神家』と
同じパターンである。犬神家は「よきこときく」、この作品は「手
毬唄」、このように殺人に連続性を持たせ、次の事件を予見させ、
そこから動機と犯人を推理させるという非常にオーソドックスな展
開がとられている。しかし、これがそれほど平凡に感じられないの
はやはりこの探偵金田一耕助の突飛さにあるだろう。何かを思いつ
くととっさに行動し、その行動の意味を観客には明かさない。だか
ら観客はちらりと見せられたその行動の意味を推察し、あーでもな
いこーでもないと推理を働かせる。すべての謎が整合性を持って納
得できることには金田一も事件を解明ということになっている。
 いつものように人が死にすぎる感はあるけれど、やはり横溝正史
の金田一耕助者はミステリーとしてはさすがのものだ。ただ前作の
『犬神家』ほどはスリリングではなかったか。

 市川崑はその物語に勢いを与える。短いカットを巧みにつないだ
カッティング、大げさな音楽、時に不器用にカメラを振りピントを
ぼかすことで生まれるリアリティ。非常に斬新でスタイリッシュな
映像と音を作りながら、それがあくまでも物語の脇役になっている。
のだが、時々妙な存在感を主張してもみる。
 金田一のふけに仲居がぎょっとするのをわざわざ映すことで金田
一という人物の人間性をさらりと表現し、彼を魅力的に映す。映像
というのは映像そのもののためにあるのではなく、あくまでも物語
と登場人物を表現するためにある。斬新だったりスタイリッシュだっ
たりするのは、その表現方法として最適なものを探求した結果だと
いう当たり前のことを思い出させてくれる。
 不自然なほどに血しぶきが上がるのもただ過剰なわけではなく、
その行為の残虐さとそこに居合わせた人たちの印象を表現している
のだ。実際にはそんなに血しぶきは上がっていないのかもしれない
が、主観的にはそれほどまでに感じられたということのはずだ。
 さまざまな人の主観が事実を捻じ曲げ、真実をわかりにくくする。
それがミステリーを生む、そんなこともいっているのかもしれない。





□ ヒビコレリンク

 『犬神家の一族』
  http://blog.mag2.com/m/log/0000217098/109597477.html


□ DVD今日の買い!

<今日の作品:悪魔の手毬唄>

 『悪魔の手毬唄』
  http://tinyurl.com/2ucb5v

  楽天で借りるなら→http://tinyurl.com/3egzch


<今日のお勧め>

 『犬神家の一族』
  http://tinyurl.com/2vy7b7

 『犬神家の一族 完全版 2006&1976 【初回限定生産3枚組】』
  http://tinyurl.com/363fkc

 『金田一耕助の事件匣 市川崑×石坂浩二
  劇場版・金田一耕助シリーズ DVD-BOX』
  http://tinyurl.com/3y4bdr

 『獄門島』
  http://tinyurl.com/333wtl

 『女王蜂』
  http://tinyurl.com/3cdc4f

 『病院坂の首縊りの家』
  http://tinyurl.com/2pvkdw




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