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各地に残る近代建築、古い町並みなどを訪ね歩いた旅の記録。建物めぐりと鉄道旅行をミックスした紀行です。各地を訪ねた足跡を紹介することで、当時の状況などを記録として残そうと思います。

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2006/08/05

[The Loitering Report]2006/08/05

====== The Loitering Report =========================================

/// 足まかせ漫歩日誌 ///================================= 2006/08/05

          メールマガジン『漫歩通信』  

       □□□□□□□□□□□□□□□□□    第79回
==========================================================  R.Kuroda

●足まかせ漫歩日誌の概要●

大阪を起点にしての、漫歩の記録を、少しずつ書き起こしていこうと思い
ます。これからどうなるかわかりませんが、最後まで、お付き合いのほど
お願い申し上げます。

関係ホームページ 
    http://www.geocities.jp/kurysoft/


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◆ 京都/大阪 ◆

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■[京都国立近代美術館]新快速に乗って京都まで行き、京都駅前5番の路
線バスに乗って、岡崎に向かう。この路線、大学に行くとき利用した馴染み
の系統である。京都会館美術館前バス停で下車。

 京都国立近代美術館を訪れるのは、今年の2月の「エルンスト・バルラハ
展」以来、今回は「フンデルトヴァッサー展」だ。

 彼は、オーストリアを代表する現代美術家で、建築デザインも手がける。
それは、色使いとか形とかも、かなり、にぎやかな外観を呈しており、今回、
どんな作品が紹介されているのかと、興味津々で見に来たわけだ。

 白黒まだらの外壁をした建物、ほんとにあるの?、と思わずにはいられな
い、そんな建築模型が置かれている。大阪市の清掃工場、まだ見に行ったこ
とはないけれど、この人のデザインになる、にぎやかな外観の建物で、この
模型もおいてあった。

 展覧会は、若い頃のスケッチ、水彩作品、これはふつうのものだけど、そ
の後の、渦巻くような線、にぎやかな色使いをした作品は、そうとう個性的
で、刺激的でもある。おもに版画が多かった。

 自然との共存を訴えたエコロジストなのだそうだが、建築デザイン作品の
模型も、なんか愉快な印象を受けてしまう。

■[叡山電車乗り歩き]岡崎から、途中、昼食を取ったりしながら、百万遍
を通って叡電出町柳駅まで歩く。久しぶりに叡山電車に乗ってみようと思う。
せっかくなので、1000円の一日乗車券を買う。

 まず、鞍馬まで行ってみよう。修学院あたりまで住宅が密集、二軒茶屋あ
たりまで郊外住宅が、途切れず建っているのだが、そこを過ぎると急に山間
にはいって、雰囲気が変わる。出町柳から30分で鞍馬駅に到着。義経ゆか
りの鞍馬山を訪れる人は、いまも多い。

 ここまで来るのは、鞍馬寺のケーブルに乗りに来て以来かもしれない。
駅前の土産物屋の並びから、さらに北の方に向かうと、古い町屋も並んでい
る。駅から歩いて10分ほどのところに「匠斎庵」というのがある。国指定の
重要文化財「旧瀧澤家住宅」である。江戸時代に建てられた建物で、瀧澤家
は炭問屋をやっていたらしい。

 駅に戻って、出町柳行に乗って、次の貴船口駅で下車する。電車の写真を
撮ろうと思ったのだが、安物のデジカメは、写るタイミングが、微妙にズレ
ていけない。

 となりの二ノ瀬駅まで歩く。1kmほどで、ぎりぎり次の出町柳行電車に間
に合った。まわりを木々に囲まれた谷間に家々がかたまってある雰囲気が、
なかなかいい風景になっているな、と思った。
次の市原駅で下車。また、となりの二軒茶屋駅まで歩く。

 このあたりまでくると郊外住宅地で、家が多くなる。叡電の電車は、15
分おきに走っているのだが、次の電車にぎりぎり間に合わず、その次待ちと
なってしまった。

 次の京都精華大前駅で下車。駅名のとおり、精華大最寄り駅で、すぐそば
に大学がある。建物を見に行く。瓜生山ふもとのわが大学よりは出来のいい
建物が並んでいるように思う。クジャクが飼われている檻があった。

 大学からとなりの木野駅まで歩く。駅の南側にあるのが、一時期、「モヒ
カン山」として有名になった一条山だろう。痛々しい姿になったものだ。

 木野から次は八幡前駅で下車、ここから叡山本線の三宅八幡駅まで歩く。
三宅八幡宮には、八幡前駅からのほうが近いのだが、開業の早い本線の駅名
に「三宅八幡」が付けられたので、鞍馬線のほうは「八幡前」になってしまっ
たのだろう。

 叡山本線の出町柳行に乗って、最後に元田中駅で下車。これで、叡電の全
駅に、乗ったか、下車したか、になるはず。

 バスで河原町か京都駅へ出てもよいのだが、バスは、所要時間が不正確、
うまい具合にバスがくるとも限らず、いらいらしながら待つのもいやだ。そ
こで、時間のはっきりする地下鉄に乗ることにして、今出川駅まで歩くこと
にした。元田中駅からなら2kmほど。

 元田中から出町柳まで住宅街を抜けて、そのあと、今出川通りを西へ、京
都御所の北側、同志社のそばを通って、今出川駅にたどりついた。そこから
地下鉄に乗り京都駅へ、JRに乗り換えて帰った。(2006.05.14)
 
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■[舞洲]京都国立近代美術館で開かれた「フンデルトヴァッサー展」を先
月見学したのだが、きょうは、大阪市内にある彼のデザインした物件を実際
に見に行ってみようと思う。

 大阪駅御堂筋南口駅前は市バスのターミナルになっているのだが、バスロー
タリー上部に商業施設が設けられ、雰囲気ががらりと変わった。以前あった
市バス案内所もなくなっていた。

 大阪市営地下鉄・バスの「一日乗車券」を買うだけなら、地下鉄の自動券
売機でも買えるのだが、市バスの最新路線図がほしいので、案内所で購入し
たかった。しかたないか、と地下鉄梅田駅への階段を下っていくと、そこに
市交通局の案内所があった。地下に移ったらしい。ここで、「一日乗車券」
を購入して、バス路線図をもらう。

 フンデルトヴァッサーがデザインした物件は、舞洲にある。大阪駅前から
直接、舞洲まで行くバス路線はなくて、北港二丁目行バスに乗る。
 
  数人の乗客を乗せたバスは、駅前の高層ビルの間を抜け、国道2号線に出
て、国道を西に向かう。JR大阪環状線と出会ったところで国道をそれ、環
状線の高架に沿って走っていく。西九条駅の北側を通って、阪神西大阪線に
沿い、六軒家川を渡り、千鳥橋駅前へと進む。このあたり、此花区の中心、
繁華なところだ。

 そのまま北港通り進むと住友電工、住友金属などの大工場が並ぶの工業地
帯となる。そんなところにユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)も
ある。USJへは、大阪駅前からだと、JR電車のほうが便利だから、さす
がに、このバスに乗って行く人はいない。

 大阪駅前から35分ほどで北港二丁目バス停に着いた。ほかの乗客は、途
中のバス停で降りてしまい、終点まで乗っていたのはひとりだけだった。

 バス停は、阪神高速5号湾岸線北港ジャンクションの下にあって、付近に
は町工場や倉庫などがあるものの、高速道の高架下で、雰囲気的にあまり長
居したくないところだ。土曜日のせいか人気もまったくない。

 西のほうに向かって歩いて行くと、此花大橋がかかっている。この橋を渡っ
たところが舞洲だ。この橋、つり橋だが、道路両側を吊るのではなく、中央
部を吊るタイプ、道路の両側に歩道があって、歩いて渡れるのだが、視界を
遮るものがなく、けっこう高みにかかっていることもあって、眺めがいい。

 フンデルトヴァッサーがデザインした賑やかな外観の物件は、橋を渡った
ところにある。正式名称は、大阪市環境事業局舞洲工場、2001年の竣工。北
側にあるのは舞洲スラッジセンターである。こちらも同様に賑やかな外観を
見せている。

 この建物に関して、デザイン料が高い、無駄使い、という意見があるらし
い。まあ、この手の芸術に理解ない人ならそんな意見をもつでしょうね。

 ここは、事前に予約すれば、見学できるらしい。著名な芸術家のデザイン
した話題性のある建物だし、もっと、自由に見学できるようにすれば、訪れ
る人も増え、いろいろな効果も期待できるのではないかな。

 このそばに、「アミティ舞洲」という施設がある。障害者向けのスポーツ
施設らしい。宿泊もできるようだ。建物の外観が、水平線を強調し、そこに
垂直線をあわせた構成、すこし安っぽいけれど、装飾といい、「ライト」し
ているな、と感じた。隣接してある塔屋は、アインシュタイン塔かなにかの
引用か。だれの設計か知らないけれど、なかなかおもしろい。

 この施設とJR桜島駅の間には送迎バスが走っているようだ。野田阪神駅
前行のバスもここに立ち寄るので、ここから市バス乗ることにする。
 此花大橋を渡り、北港通りを戻って、地下鉄玉川バス停で下車。JR環状
線野田駅前でもある。

 大阪市内には、大阪駅と梅田駅のように駅が隣接しているのに、駅名がち
がうところがけっこうある。それでいて、同名にしたJRの野田駅と阪神電
鉄の野田駅とは500mほど離れている。阪神の野田駅は、JR東西線の海
老江駅に隣接している。地下鉄は阪神に引きずられて野田阪神駅としている
けれど。

 玉川駅近くで昼食を取ったあと、地下鉄千日前線に乗り、次の阿波座駅で
中央線に乗り換えて大阪港駅で下車。
 天保山のサントリーミュージアムに立ち寄って「シャガール展」を見学。
人気のある画家だけに、けっこう盛況だった。

 地下鉄大阪港駅からコスモスクエア行に乗って、コスモスクエア駅で下車
する。

 大阪港−コスモスクエア間の地下鉄路線と中ふ頭−コスモスクエア間のニュ
ートラムの路線は、大阪港トランスポートシステム(OTS)の路線で、市
営路線とは別々の運賃を合算することになり、従来は割高だった。それが、
2005年7月からOTSは、自ら運送を行わない第三種鉄道事業者となり、路
線は大阪市が使用することになったので、これらの区間の運賃には、地下鉄
の運賃がそのまま適用され、合算される割高感がなくなかった。

 この区間に乗るのは、OTSが開業した1997年12月以来である。その間、
インテック大阪などに行くときは、割安な住之江公園経由で行っていた。

 このあたり、高層住宅の工事が進められたりしているが、まだ空き地も多
い。南東方向に伸びる道路を行くと、小川のような水辺がある。ここは人工
島だから、小川というより、水路なのかもしれないが、谷間を流れる小川の
ような親水空間が設けてある。

 「ふれあい港館」という施設がある。ワインの博物館とかがはいっている
施設、大きな膜状の屋根がかけられ、入口のコンクリート打ち放しは安藤さ
ん風。

 そのそばにあるのが、本家安藤さんのライカビル。コスモスクエア側から
接近すると、まず、裏側から見ることになってしまうので、あまり感じよく
ないのだが、表側の幾何学的な形の組み合わせを見ると、やっぱり安藤さん、
という感じ。なんか、あまり手入れされてないように感じられたのだが・・。

 インテック大阪の裏手のほうに行くと、かなりの人出である。なにかイベ
ントでもあったのだろうか。トステムのショールームがある。

 トレードセンター前駅まで歩き、ニュートラムに乗る。コスモスクエア駅
に向かってもよかったのだが、せっかくなので、住之江公園駅に向かい、四
つ橋線で西梅田に出る。「一日乗車券」850円の元くらいは乗ったことだ
ろう。(2006.06.03)  

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〇電子メールマガジン「漫歩通信」第79回 2006/08/05
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