[The road to 1kyu 2008 #002]
絶対
合格 1級建築士製図試験激励マガジン−角番メンタルトレーニング
■2008/07/25 #002 本年度一級建築士設計製図課題分析。
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zone@学科製図.comです。
さて、本年度の製図試験課題名は発表となりました。
学科試験の皆さんは、心配しないでください。
今年の課題であれば大きな差はありません。学科終了後十分戦えます
ので学科に集中してくださいね。
本年度課題分析
「ビジネスホテルとフィットネスクラブからなる複合施設 」
■ひさびさの基準階型非公共建築(商業施設)
近年、一級建築士製図試験は公共建築系か集合住宅系だったのですが、
非公共建築でかつ集合住宅でもない課題となると、平成10年の多目的
ホールのある事務所ビル以来10年ぶりの課題となります。
また類似課題でいうと平成3年のシティホテル以来17年ぶりの課題と
なります。非公共建築系は、いわゆるコミュニティセンターとちょっと
組み立てが異なりますので、今までのタイプとは別の学習が必要になり
ます。
また、ビジネスホテルということなので、基準階型であることは間違い
なく、これも平成10年、平成3年の時のように7階建て等、高層という可
能性が高いでしょう。
非住居系の基準階型について解説している書籍葉少なく、その基礎部分
については今期出版させていただいた「わかるエスキース」で詳細に解
説していますので、ご参考ください。
■ビジネスホテルの位置付け
ビジネスホテルは、機能的かつ容積いっぱいまでいかに宿泊室を詰め込
むかという点が現実的な争点となっています。
しかし平成17年度の集合住宅課題を観る限りでは、そういった現実的な
路線にあわせてこない可能性もあり、実際のビジネスホテルにあまりイ
メージを引っ張られすぎると「製図課題としてのビジネスホテル」を
見失ってしまう可能性があります。あくまで製図試験としての計画に留
意していく必要があります。
■フィットネスクラブの位置付け
フィットネスクラブは原則会員制です。ですので、位置的には2階/地階
も十分考えられます。
その上でなのですが、このビジネスホテル利用客とフィットネスの利用
客は、かぶるケースとかぶらないケースが考えられます。課題文では、
そのあたりが位置付けられているはずであり、この2つがどのようにか
らむのかは、動線計画上非常に重要なポイントになります。
■なぜ今、ビジネスホテルとフィットネスクラブなのか?
それは本年度課題をみてみないとわかりませんが、現在、全国的にリニ
ューアルが進んでいる建物のひとつがビジネスホテルであり、健康増進
法以降、新たなマーケティングをすすめているのがフィットネスクラブ
であるということ、また一方は広域ビジネスタイプ、一方は地元会員型
が基本であり、関係性としてのバリエーションがいろいろ考えられるこ
とが出題課題名としてはユニークだと思われます。
そして何より、公共施設ではなく、公共性の高い商業施設(民間資本)
であることに私は注目しています。
■ひな形が異なる商業施設
コミュニティセンターとは「建築のひな形が異なる」のがビジネスホテ
ルです。動線計画はもとより、基準階型ですし、商業施設ですので、最
も配置のよい部分に管理部門を持ってくるという計画はしにくい施設で
す。そういった意味で普段から皆さんが建築特にこの手の建築をどれだ
け注意深く観察しているかということも問われると思います。
■重要となってくる第3のしかけ
本年度課題では、一見関係性が明確ではない2つの機能の複合施設とし
て発表されましたが、おそらく、想像が付かないところで、その2つと
は異なる第3のしかけが組み込まれていることでしょう。
・1階/2階/3階テナント
・地階利用(パーキングや地下鉄との連携)
・複雑な敷地
・大型フィットネス(プール等)
・道路斜線との交錯
・コンバージョンやリノベーションを含む既存建物
・ペデストリアンデッキでの2階での連携
これくらいの枠組みに構造、設備、建築環境負荷対策あたりが絡んでくる
と思われます。
現時点で考えられるキーポイントは、
1)ビジネスホテルとフィットネスクラブの関係性
2)ひな形として押さえておきたい商業施設系
3)重要な第3のしかけ
4)計画の要点:構造、設備、建築環境負荷対策
この4点を押さえていけば全体像は明確になっていくでしょう。
平成20年7月25日
文責:学科製図.com主宰 曽根 徹
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