出たっきり邦人【北米・オセアニア編】 RSSを登録する

カナダ・アメリカ・ニュージーランド・オーストラリア在住の邦人もと邦人が週交代で綴るエッセイ。欧州編、アジア編、中南米・アフリカ編、出戻り邦人もよろしくね。

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2008/04/18

【出たっきり邦人 北米・オセアニア編】616ニュージーランド

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        〓ニュージーランド・ダニーデン発〓

         はえれまい・ニュージーランド
               第70回


              ばあばが来た

 最近、ニュージーランドはぐっと寒くなってきました。みなさま、いかがお
過ごしですか?

 我が家の最近の大ニュースは、先月1ヶ月間、日本からばあばが来てくれた
こと! 私の母であるばあば、御年79歳です。ひとりで大丈夫か、という周り
はずいぶん心配したらしいのですが、頑張って来てくれました。ありがと
う〜! それと、ばあばを見送って、一人暮らしで頑張ってくれたじいじも、
ありがとう〜!

 ばあばの一番の目的は、もちろん、我が娘アロハです。アロハが最後にばあ
ばに会ったのは、およそ1年前のこと。写真などでもちろん覚えてはいるので
すが、果たして仲良くしてくるか? 親としては、一番気になるところでし
た。

 しかし、全然これは問題なし! 空港でばあばと再会した瞬間だけは、
ちょっとシャイになっていましたが、ばあばの着ていた赤いコートがとっても
気に入った様子。そのあとすぐに、「赤い服着ていたよ」と私に報告。また、
いつも「ママ、ママ」とくっついていて、私がどこかに消えるとパニックにな
るくせに、「ちょっと車を回してくるから、ばあばとここで待っていてね」と
いうと、全然問題なくふたりきりで椅子に座って待っていてくれました。

 その後、数日のうちに、もうすっかりおばあちゃん子になっちゃって、車に
乗っても、ばあばが前の席に行こうとすると泣き出し「お隣がいいの」と自分
の横に座ってもらいたがります。そして、すぐに「抱っこ〜」と抱きついて
行って、本当に嬉しそう。

 ばあばがアロハに本を沢山読んでくれたり、お人形遊びに付き合ってくれた
りする一方、アロハもまた、ばあばのお手伝いをしたくてたまりません。特
に、お薬。ばあばは日本からいろいろな薬を持参してきたのですが、それを
「ピンク色は1個、白いのは2つね」等と言って、入れ物に入れるのを、毎晩
心から楽しみにしていました。娘はもうすぐ3歳。いろいろなものを分けた
り、並べたりするのが好きな年頃とは聞いていましたが、まさにその通り!

 祖父母と孫の、この不思議な親しみというのは、どういうものなのでしょ
う。アロハは本当にシャイな方なのですが、ばあばが「自分を大事にしてくれ
る人」というのは、すぐに分かったようです。ママやパパのように怒らない
し。もっとも、私自身は、祖母と庭続きの家で暮らしていたにも関わらず、あ
まり親しい関係にはなかったのですが。私としては、「母が私を育ててくれた
ときは、こんな風に可愛がってくれたのかなあ」とじいんとした思いで、ばあ
ばとアロハの姿を見るばかりでした。

 滞在中、運が悪かったのは、ばあばとアロハが散歩中に一緒に転んでしまっ
たこと。アロハは大泣き、ばあばは平気な顔をして戻って来たのですが、なん
と、このときに右腕を骨折してしまいました。それも、緊急病院に行ったとき
に発見されず、5日後に整体師のところでようやく分かったのです。ばあばも
私も、まさか骨折とは思わなかったので少々ショック。右腕が動かないため
に、ばあばも不便を強いられることになりました。

 こんなときでも、私たちを明るくしてくれたのが、アロハ。ばあばが手を吊
る布をしないでいると、さっと持って来てくれるし、外に出ようとするとさっ
と靴を持ってくるし。相変わらず甘えん坊で「本読んで、本読んで」とくっつ
いて回りました。

 やがて2週間もすると、ばあばも私も骨折の状態に慣れて来て、不便なりに
暮らせるようになってきました。大事をとって、1週間帰国を延ばしたのです
が、それも「嬉しいオマケ」。本当は、もう1週間くらい居て欲しかったので
すが……!

 アロハと私、それにばあばの3人でクライストチャーチに早めに入り、買物
三昧(?)の1日を過ごしたのも楽しい思い出です。ツインルームに泊まった
のですが、アロハは「私がこのベッドね。ばあばとママはそっちね」と、チビ
のくせに大きいベッドを独り占め! しょうがないので、アロハが寝てから、
こっそり同じベッドに潜り込もうと思ったのですが、寝相の悪いアロハ、90
度回転をして寝る場所をくれません。結局、ばあばと一緒に寝たのですが、こ
の方がずっと楽だったです。

 飛行場では、ばあばが日本に帰るというのがよく分かっていたアロハ、バイ
バイを言おうとしたら「もうちょっと……」と駄々をこねそうになりましたが、
いい子にお別れをしました。今は、ばあばが寝ていた部屋に行って「ちょっと
悲しいんじゃない、ばあばがいなくて」と言っています。

 日本とニュージーランドという離れた国に暮らしている私たち家族。できた
ら、ばあばとじいじと、ニュージーランドで、数年でもいいから、一緒に暮ら
したいと思っているのですが、実現できるでしょうか……。アロハも絶対に嬉し
いと思うのですが!

 今度じいじとばあばに会えるのは、9月。そんなに先のことではありませ
ん。そのときまでに、腕を治して、元気でいてくださいね。

 それではまた次回まで、はえれら〜。

ブログで子育ても報告中!:http://piscespartnerships.seesaa.net/
ご意見、ご感想はこちらへ:izumi@xtra.co.nz

◇◆配信が遅れてしまったことをお詫び申し上げます。次回はニューヨークか
ら配信予定です◆◇

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ーーーー【欧州編】【アジア編】【中南米・アフリカ編】【出戻り邦人】もよ
ろしくね

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detahou@hotmail.com‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥電子出
版 : 出たっきり邦人【北米・オセアニア編】<まぐまぐID:0000031654
><melma!ID:m00104967>発行協力 : まぐまぐ http://
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