★メディアリテラシー教育21★No.252 2008.3.28
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情報の読み書き能力を育てる「メディアリテラシー教育21」No.252
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編集長/水野 恵(愛知産業大学三河中学校教諭)配信部数1429
来年度の日本メディアリテラシー教育推進機構(JMEC)について藤川大祐さん
(JMEC理事長・千葉大学教育学部准教授)からのメッセージをどうぞご覧くださ
い。次回のメディアリテラシー教育研究会(4月26日土曜日)については、後日
あらためてご案内させていただきます。
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メディアリテラシー教育に関する研究会の合同開催について
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日本メディアリテラシー教育推進機構(JMEC)理事長
NPO法人企業教育研究会(ACE)理事長
藤川 大祐(千葉大学教育学部准教授)
日本メディアリテラシー教育推進機構(JMEC)は、2000年に教育研究団体「授
業づくりネットワーク」内の「メディアリテラシー教育研究会」として活動を開
始し、2006年には「授業づくりネットワーク」から分離独立し、メディアリテラ
シー教育の実践的な研究に取り組んできました。
また、NPO法人企業教育研究会(ACE)は、2003年、千葉県からNPO法人と
しての認証を受け、企業と学校を結んで学生を中心とした力で新しい授業づくり
を行う活動を進めて参りました。
現在、両団体の理事長をともに藤川がつとめさせていただいていることをはじ
め、両団体では連携協力して実践的な研究活動を進めております。
これまでJMECが単独で2ヶ月に1回開催しておりました定例研究会を、今後は
JMECとACEの共同で開催させていただくことになりました。今後の定例研究会につ
いては、ACEより研究費を拠出して運営の一部にあて、これまで以上に多くの方が
ご参加いただけるようにいたします。また、定例研究会の成果をこれまで以上に
授業づくりにつなげていきたいと考えております。
新しい定例研究会の詳細は、以下の通りです。皆様のご参加をお待ちしており
ます。
記
1.定例研究会名称
メディアリテラシー教育研究会
(合同開催を機に、かねてより親しまれている名称を用いることとします。)
2.合同開催の期間
2008年4月から2009年3月とし、以降については両団体で検討します。
3.定例研究会日程
2ヶ月に1回開催します。以下の日程を予定しています。
2008年 4月26日(土)、6月29日(日)、8月23日(土)、
10月25日(土)、12月20日(土)
2009年 2月28日(土)
4.定例研究会開催場所
東京都内を予定
5.定例研究会参加費
一般1000円、学生無料を予定
6.事務局
従来と同様に、JMEC事務局(小林浩一)が担当
<連載>全6回
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テーマ『インターネットと子ども』
第4回 子どもと一緒に遊べるインターネット★トイスタ
横浜悠平 (株式会社RAWHIDE http://raw-hide.jp 代表取締役)
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前回は中学生を取り巻くインターネットの問題を事例に、『インターネットは
わからいし怖いから、子どもには触らせない』というのではなく、保護者がイン
ターネットのい面も悪い面もしっかり理解して、子どもに道具としての使い方を
教えていくことの必性についてお話しました。
今回は、保護者がインターネットを理解していく上でのひとつの解決策である
『トイスタ』をご紹介させていただきます。
トイスタが、いったいどの様な内容になっているのかを簡単にご説明いたしま
しょう。
トイスタは2006年9月にリリースされ、1年半以上が経とうとしている弊社
RAWHIDE.(ローハイド)の自社コンテンツです。なかなか親子で一緒にインター
ネットに触れ合う機会を与えてくれるコンテンツが少ないことから、トイスタの
コンセプトとして、少しでも親子の会話の中にインターネットの話題が含まれる
ようにと思い、親子がつながるインターネットコンテンツとして運営しています。
現在は約2000人以上の小学校4年生から中学校3年生ぐらいの子どもたちが会員登
録をし、トイスタを楽しんでいます。
トイスタは、子どもたちにネットコミュニケーションの楽しさ、便利さを知っ
てもらい、上手に使いこなす人になってもらえるようにとの思いから、ソーシャ
ルネットワークサービス(SNS)をベースとしたサイトになっています。mixiなど
で皆様も既にご存知かもしれませんが、SNSはネット上での人と人との交流を主な
コンテンツとしたサービスです。このSNSベースのコンテンツ上で、子どもたちは
自由にニックネームをつけて友達とチャットをしたり、日記を交換したりなどし
て交流を深めていきます。
また、子どもたちはテキストで日記を書くなど自分を表現していくことが、な
かなか難しいだろうとのことで、トイスタでは『お絵かき写真日記機能』を導入
しています。これは、ペンタブレットを使って自由にお絵かきができるものです。
このようにプリクラのようなビジュアル的に自分を表現できるツールを導入する
ことにより、テキストだけではなかなか発言することが難しいネットコミュニ
ケーションの世界に、比較的簡単に参加することができる仕組みをとっています。
トイスタのサイト規約として18歳以上の大人は会員登録が出来ない仕組ではあり
ますが、トイスタの概要はこちら(http://toyst.jp)から閲覧できますので、是
非一度ご覧になってください。
さて、このような機能をもっているトイスタの中で、子どもたちはいったいど
の様なコミュニケーションをおこなっているのでしょうか。以下が目立った面白
い使われ方です。
A.友達を100人つくることを目指す
B.みんなで一緒にひとつの小説を作り上げる
C.トイスタ内での通貨(ロピタ)を助け合い、使っている
では、ひとつひとつの行動を見ていきましょう。
A.友達を100人作ることを目指す
インターネット上で顔が見えていなくても、友達はやはりたくさん欲しいよう
です。トイスタに入ってきた子どもは当然最初は一人ぼっちですが、結構、積極
的に自分をアピールして、友達申請をおこなっています。友達いっぱい!!とい
うのが、子どもたちのステータスのようです。そう考えると昔も今もあまり変
わっていないのだなっと、ちょっと微笑ましく思えます^^
B.みんなでひとつの小説を作り上げる
これは結構面白いコミュニケーションのカタチだと思います。よく携帯小説で
実際にドラマ化や書籍化された事例はありますが、トイスタの中で流行っている
のは、複数の友達と、まるで交換日記のようなやり方で、ひとつの小説を作り上
げていくことです。複数の子どもたちがおこなうので、いきなり小説の方向性が
変わってしまったり、収集が付かなくなって唐突にエンディングになるようなも
のもあります。
しかし今更ながら、子どもたちの発想力に驚かされることがたくさんあります。
このように小説を複数の子どもたちで一緒に作り上げることは、実はとても新し
いコンテンツの誕生なのではないかと、ドキドキしながらゆくえを見守っていま
す。
C.トイスタ内での通貨(ロピタ)を助け合い、使っている
子どもたちの間でロピタが流通しています。このロピタというのは、現金に換
金することが出来ないトイスタ内だけのポイントのようなものだと思ってくださ
い。日記を書いたり、他の人とコミュニケーションをとると、ロピタが貯まりま
す。また『ありがとう』という感謝の気持ちを、ロピタをプレゼントすることで
表現する子どもたちもいます。
ロピタがゼロになると使えなくなる機能があるので、ロピタがなくなりそうに
なると、面白いことに子どもたちは、『ロピタピーンチ!!』などと、みんなに
伝えるんですね^^; すると友達たちが自分のもっているロピタを分けてくれ
る。通貨(ロピタ)を助け合いに使っているのです。ロピタが、コミュニケー
ションのツールのひとつとして、見事に流通しています。
これら全て、けして運営側が意図して誘導した仕組みではありません。全てが
子どもたちの自由な発想とコミュニケーションから発生し、根付いてきた全く新
しいコミュニケーションのカタチだと思っています。このように安心できる遊び
場を提供することにより、実に様々なコミュニケーションのカタチが今後も発生
していくことでしょう。
我々はこのような可能性に満ち溢れる空間を大切に守っていきたいと思ってい
ます。
現在、トイスタはサイト内の安全を守るために、運営スタッフによる投稿内容
のチェックや、会員同士のトラブル対応を毎日行っています。いまだ幸いなこと
に目立ったトラブルなどは発生していません。しかし、このような『子どもたち
が安心して遊べる空間』、そして『新しいコミュニケーションのカタチの種』を、
近い将来は地域の保護者の方々のご理解を得ておとなが一緒に肩を組み、安心で
素晴らしい空間を守り、未来に羽ばたく子どもたちを育んでゆくことを目指して
いるのです。
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□□□ご意見、実践報告、催しのご案内など情報をお寄せください。□□
□□転載は電子メールで水野 mm@jmec01.org までご相談ください。□□
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【編集室】 編集長水野恵 /藤川 大祐、石川 晋、小林 浩一
発行:日本メディアリテラシー教育推進機構 < 理事長 藤川 大祐 >
Japan Media-literacy Education Council 略称JMEC(ジェイメック)
〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33 千葉大学教育学部
藤川大祐 研究室 Tel 043-290-2564 Fax 020-4666-7825
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