★メディアリテラシー教育21★No.241 2007.12.14
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情報の読み書き能力を育てる「メディアリテラシー教育21」 No.241
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編集長/水野 恵(愛知産業大学三河中学校教諭)配信部数1418
メディアリテラシーに関するさまざまな情報をお届けします。
年末年始の催しにもどうぞご参加ください。ご案内申し上げます。
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●NHK年末特別番組「夜どおしナマ解説」ご意見募集!
12月28日午後11時(金)〜29日(土)午前5:00放送
12月28日の夜11時にスタートして翌朝の5時まで、政治、外交、社会保障、教育、
環境の5つのテーマで、NHK解説委員が議論します。どのテーマのどんな議論がお聞
きになりたいか、みなさまのリクエストを募集しています。
例えば教育について、「この問題について私はこう考える」「こういう実態があ
る」「これまでこんな点が議論されてこなかった」といったご意見などもお寄せ下
さい。みなさまからのリクエスト、ご意見によって5つのテーマに軽重をつけるこ
とも検討中です。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu/からリクエスト・ご意見をお寄せ下さい。
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●皆様のご参加をお待ちしております!
日本メディアリテラシー教育推進機構(JMEC)第7回研究会
★テーマ『食品の虚偽・誇大広告について』★
日 時:2007年12月23日(日)14:00〜16:50(受付13:50より)
場 所:財団法人 早稲田奉仕園 セミナーハウス 102
〒169-8616 東京都新宿区西早稲田2-3-1
アクセス→ http://www.hoshien.or.jp/map/map.html
参加費:3,000円(大学生以下1,000円)
定 員:15名 *終了後、懇親会を行う予定です。
現在、学校教育でメディアリテラシー教育が普及しつつあるのにもかかわらず、
『食品の虚偽・誇大広告の現状』は、まだまだ情報も少ないため教育にもあまり
反映されていない状態です。
そこで23日の研究会では、食品の広告について監視、指導及び普及活動をされて
います先崎仁思さんにお越しいただき、食品を中心とした広告についてお話を伺い
ます。また、参加者全員で討議しながら考えたいと思っております。
講師 / 先崎 仁思(せんざき ひとし)さん
厚生労働省 関東信越厚生局 健康福祉部食品衛生課 食品衛生専
門官としてダイエット食品や「病気にきく」と言われている食品の広
告などについて、テレビ局への指導、消費者への理解促進に取り組ま
れている。
【お申し込み・お問い合わせ】
事前にE-mailでお願いします。
reikai@jmec01.org (例会担当 小林浩一)
なお、直前の場合はご連絡なくお越しいただいても構いません。
【今後の予定について】
・研究会 2月24日(日)
・勉強会 未定
詳細は、決まり次第、ホームページ・メールマガジン等でお知らせします。
▽日本メディアリテラシー教育推進機構(JMEC)ホームページ
http://jmec01.org
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★なにがケータイのリテラシーなのか?
ワークショップ、授業を通して考える」★と題して
水越伸さん(東京大学大学院情報学環・准教授)
鳥海希世子さん(東京大学大学院学際情報学府博士課程・
湘南市民テレビ局メンバー)
に、お話を伺いました
<第57回国語2007.10メディア研究会のご報告>
記録者:中村純子
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この10年で急速に変化したケータイは、まだまだ全体像が見渡せず、研究も追い
ついていません。また、日本のケータイは世界に類をみない、特殊な状況にあるそ
うです。世界的にも高度な技術を持っていながら、世界市場を視野に入れておらず、
国内中心の狭い市場であること。ケータイのデータ保存用のSIMロックも海外で
は他の電波法によっていじることができないこと。また、海外のケータイ作法に比
べ、通話機能が使われず、メールばかりが多用されている静かなモバイルであるこ
となどがあげられます。
今回、ご紹介いただいたワークショップは、そのような状況にあるケータイとい
うメディアを研究者として研究する「分析知」と、一般の人にむけての学習の「創
造知」を兼ね備えたものうです。
<ケータイ・ワークショップ1>
『武蔵マス×コミュニケーション』 水越氏の報告
武蔵大学社会学部の「メディアリテラシー論」は、1年生の必修科目で280名もの
学生が履修しています。このマスコミュニケーション的状況を利用して、以下のよ
うな手順の取り組みが先週から始まりました。
第1回 ケータイ記者になる
スペインからの留学生にスペインのケータイ事情と日本のケータイ事情の比較
について話してもらう。学生はそれを「記者」として取材し、携帯電話のカメラ
機能とメール機能を使ってレポートを作成、送信。レポートは文章100字・写真1
枚とし、次の時間にそれぞれのレポートを比べ合い、同じ話を聞いても切り取り
方や解釈によって違いが生じることを確認する。
ケータイできちんとした文章を書くことは普段やっておらず、学生はずいぶん
苦労しながら取り組んだ。提出されたレポートは、留学生の話の内容を主軸にし
たパターン、そのときの授業の状況に着目したパターン、留学生や水越先生とい
う人物に焦点をあてたパターン、があったそうである。
第2回 武蔵大学のイメージ探索
武蔵大学がメディアでどう表象されているかをケータイを使って探索させる。
自分たちの大学がマスメディアではあまり表象されていない現実を確認すること
が予測される。
第3回 武蔵大学をアピールする
第2回を受けて、だったら自分たちでアピールしようと、武蔵大学の紹介活動
に取り組ませる予定。
しかし、ただ広告文を羅列するだけでは面白くないので、オンライン上で数百
枚のデータを自由に分類、連関させられるオンラインシステムを構築し、そこに
投稿させる。ケータイのある新たなマス×コミュニケーション社会に覚醒させて
いくのである。
<ケータイ・ワークショップ2>
『ケータイってなんだろう? ケータイお守りワークショップ』 鳥海氏の報告
1 自己紹介 趣旨説明 (30分)
参加者と主催者の自己紹介を行い、ワークショップの趣旨を簡単に紹介
する。
2 ケータイを解剖する (20分)
日頃のケータイとのつきあい方を画用紙に書き出す。カ
フェでは手帳とケータイを横に置いている、目覚まし時計として枕元に置
いている、など具体例を出し、それぞれの典型的な一日の日常的な習慣や
癖、振る舞い方などを思い出してもらう。
3 ケータイをめぐる風景を「撮影」する。(30分)
参加者同士で協力し合いながら、「解剖」されたケータイをめぐる風景
やその状況を演じてチェキで撮影し、メモを書き込む。
このワークは解剖された散漫なメモから身体をつかうことによって具体
的に経験や習慣を思い出すパフォーミング・エスノグラフィーである。
4 ケータイの経験を「分類」する。(20分)
模造紙を使い、撮影した写真にメモを添えたカードを座標軸に分類して
張り出す。
縦軸が精神的な「依存度」で、横軸が「役に立つ度」である。
5 発表と話し合い。(60分)
4でできあがったものをそれぞれ発表し合い、ケータイと自分との関係
性や、同じ使い方でも感じ方が人ぞれぞれであることなどを確認する。
発表例…漫画発売日チェック・目覚まし用・レシピメモ・ご飯の時は
自室に放置している・ケータイを眺めて間をもたせる・心得
メモなど。
6 ワークショップのまとめ(10分)
水越先生に登場していただき、日本のケータイ産業の問題点や他国との
比較などをお話いただき、参加者の質疑応答でしめくくる。
このワークショップで掘り起こされたケータイ経験
(1)「ケータイ枯れ」…ストラップが紐だけになっていても、こだわらずつ
けっぱなしの状態。初めてケータイをもった時に比べて、カスタマイズす
ることへのこだわりが薄れてきたこと。
(2)「ケータイ・バリア」…別にメールも来てないのに見たふりをして、友
達が居ないわけではないこと、独りでないことをアピールする使い方。
(3)「ケータイいじり」…ケータイをいじりながら眠るのが日課となってい
る例。
(4)「ケータイと生活記録」…何気なく蓄積されている日頃の記録から、自
分の生活をふりかえるきっかけとなっている例。
<ケータイ・ワークショップ3> 修学旅行の班行動を利用 水越氏の報告
京都のある中学校では、東京への修学旅行の一環として毎年、東大でワークショ
ップおこなっている。2007年は、班ごとの自由行動用にカメラ付きケータイを持
たされていたので、「東京・パッチワーク」というワークショップを行った。
「思った通りの東京と、思ってもみなかった東京」というテーマで各班から2枚ずつ
写真を提出させるというもので、「思った通りの東京」では、上野御徒町の雑踏、渋
谷駅前交点、ビル街など。「思っても見なかった東京」では、公園や大学構内の緑を
写したものが圧倒的に多かった。この画一的な切り口を目前にして、みんなが同じイ
メージを抱いていたのはなぜか、人の認識へのメディアの介在について考えさせた。
新聞やテレビはメディアリテラシー教育を考えるとき、その記事や番組の内容その
ものを対象としている。しかし、ケータイは基盤技術、筺体、コンテンツの全てが迫
り出しているメディアである。ケータイはユビキタスでモバイルである。メディアと
身体、空間の複合関係の迫り出しをケータイのリテラシーにおいては考えていかなく
てはならない。
メディア論もこれまでは技術が沈んでいて、氷山の一角だけ見ていればよかったが、
ケータイでは、技術から空間や体との関係性までを縦割りで深く見通すことが重要と
なるだろう。いわゆるメディアリテラシーがあって、ケータイもあらたにくっついた
というものではない。そうとう深い深度で構造をとらえていかないと批判的に読み解
けないという身構えを持って、学びの枠組みを考えていくべきであるとのことでした。
国語教育を基盤とする本研究会にとっては、基盤技術までを見通してと言われると、
敷居が高くなるような気がします。しかし、「ケータイの利用者が自律できる文化プ
ログラムの模索である。」という言葉から、新しい教育の可能性を感じました。メ
ディアに使われるのではなく、使いこなせる自律したユーザーを育むと同時に、これ
までテレビや新聞などの内容を「読む」ことが多かったメディア・リテラシー教育から、
情報発信としての「書く」ことを育むメディア・ツールとなりうると思いました。ま
だまだ、しばらくはケータイの進化過程の様子をうかがいながら、授業実践のアイデ
アを練っていきたいものです。
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★連載【ケータイインターネットのメディアリテラシー>】★
==☆連載1 ワークショップ「ケータイ小説を書く前に」のご報告==☆
鎌田真樹子さん
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<鎌田真樹子さんのご紹介>
/無料ホームページ作成サービスを通じて、インターネットモラルの教育・
啓蒙活動に数々の実績がある「株式会社 魔法のiランド(あいらんど)」
http://ip.tosp.co.jp/ で、ホームページ運用上のトラブルやコミュニケー
ショントラブルなどに対応し、子どもたちのインターネットリテラシーを
推進中。/
11月4日の日曜日、岡崎図書館の図書館まつりで、ケータイワークショップ「ケー
タイ小説を書く前に」を行いました。岡崎図書館の司書のかたが、ティーンズに図
書館をもっと利用してほしいとの願いから、今人気のケータイ小説のワークショッ
プが実現しました。
ケータイ小説は、文章力や創作力だけで、うまくいくものではありません。ケー
タイインターネットを利用して更新されていくものなので、HPの作り方やコミュニ
ティの運営の仕方を理解できないと始まりません。そのため、ケータイインターネッ
トのリテラシー、ウエブリテラシー、そしてメディアリテラシーに関して多く時間
を取りました。さらに実際のケータイ小説執筆機能の設置までを行いました。
小学生から大人まで、かなり幅の広い参加者で、小・中学生も非常に熱心でした。
アイポリス(「魔法のiらんど」という無料のHP作成サイトでのサポートサービ
ス→主にHP運用上のトラブルやコミュニケーショントラブルに対応する担当者)が
いつも行っている学校講演は、学校で強制的に参加させられるので、受動的になり
がちです。
しかし、図書館まつりのイベントの場合は自分で興味があって参加するので、学
習意欲は非常に高いです。このようなワークショップが各地で開催できたら、子ど
もたちにインターネットリテラシー、メディアリテラシーが浸透するのではないか
と思います。機会があれば、ぜひお声がけをお願い致します。
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●神奈川県川崎市立宮前市民館市民講座(全11回)開催!
☆大人のためのメディアリテラシー講座☆
「大丈夫?子どもたちとメディア」
〜親子のコミュニケーションのために〜
携帯電話、テレビ、パソコンなど子どもと情報とのかかわり方について考えます。
構成としては、最初にメディアとは何かを知るワークショップののち、メディアの
危険性、問題点に焦点をあて、後半からメディアの現場の方からご提言いただき、
最後に学校教育でメディアについていかに取り組んでいくかについて教育現場から
の提言します。
○対象 小・中学生以上の子どもがいる親、または家族25人
☆川崎市民でなくてもお申し込み可能。
(また、全回出席が前提ですが、皆勤できなくても大丈夫です。
保護者向けではありますが、メディア・リテラシー教育の
基本を勉強されたい方であればどなたでも大丈夫です。)
○日時 平成20年1月12日(土)
〜 平成19年3月15日(土)全11回
14:00〜16:00
原則として毎週土曜日(第8回は10時〜12時)
○会場 宮前市民館 視聴覚室 他
○学習目標 子どもをとりまくメディア環境の課題を学び、話合い等を通し、
家庭でのメディアとの付き合い方を考える。
○受講料 無料
○申込方法
12月25日(消印有効)までに往復ハガキに講座名『大人のためのメディアリテラ
シー講座「大丈夫?子どもたちとメディア」』、住所、氏名、子どもの年齢、電
話番号を記入し、
〒216-0006 宮前区宮前平2-20-4 宮前市民館まで。 ※応募多数時抽選
<プログラム>
1.1月12日「私たちの子ども時代のメディアとは?」
講師:川崎市立宮前平中学校 教諭 中村純子
〜オリエンテーション・自己紹介
私たちの子ども時代のメディアとは?自分とメディアとの関わりを考える。
2.1月19日「今の子どもたちにとってメディアとは?」
講師:川崎市立宮前平中学校 教諭 中村 純子
メディア自分史を通して今の子どもたちのメディア環境を比較する。
今、抱えているメディアへの疑問や課題を話し合う
3. 1月26日「子どもたちとケータイ・ネット(1)」
講師:(財)民事法務協会川崎市PTA連絡協議会HP運営顧問 田島和彦
保護者として必ず知っておきたい携帯電話やゲーム、インターネットの知
られざる危険性を事例から学ぶ。
4.2月2日「子どもたちとケータイ・ネット(2)」
講師:(財)民事法務協会川崎市PTA連絡協議会HP運営顧問 田島和彦
今からでも遅くない!子どもたちがケータイやゲーム、ネットと出会った
時の安全対策を学ぶ。
5.2月9日「メディアの落とし穴(1)」
講師:慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所
メディア・ジャーナリスト 渡辺真由子
〜自分の頭で情報を判断するために〜
大人が知っておきたいメディアの影響力。雑誌・ゲーム・ケータイ・ネット等。
6.2月16日「メディアの落とし穴(2)」
講師:慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所
メディア・ジャーナリスト 渡辺真由子
〜子どもをとりまく情報について〜
情報って何をどう、判断すればいいの? きっかけは?テレビ?ネット?
7.2月23日「子どもとテレビ(1)」
講師:メディア・プロデューサー 千歳科学技術大学教授 碓井広義
〜子どもと家族でテレビを楽しむために〜テレビ番組はこうして作られる!
8.3月1日「子どもとテレビ(2)」 10:00〜12:00
講師:メディア・プロデューサー 千歳科学技術大学教授 碓井広義
〜子どもと家族でテレビを楽しむために〜
テレビの見方がわかってくると・・ テレビはこんなに面白い!
9.3月1日「これからの子どもたちとメディアの未来」
講師:市民メディア・アドバイザー 下村健一
〜テレビ報道の現場から
小学校でのメディア教育の実践まで〜 メディアとの付き合い方について
10. 3月8日「メディア教育と学校教育(1)」
講師:東海大学広報メディア学科准教授 五嶋正治
〜学校で学ぶメディア教育〜 玉川学園高等部、東海大学での教育実践の映
像を見ながら、メディア教育のあり方を考えます。
11. 3月15日「メディア教育と学校教育(2)」
講師:川崎市立宮前平中学校 教諭 中村純子
〜今、学校では(中学校)〜
実践事例からメディア教育について学ぶ
〜まとめ・ふりかえり〜 私にとってのメディアとは?
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□□□ご意見、実践報告、催しのご案内など情報をお寄せください。□□
□□転載は電子メールで水野mm@jmec01.org までご相談ください。□□
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【編集室】 編集長 水野 恵 /藤川 大祐、石川 晋、小林 浩一
発行:日本メディアリテラシー教育推進機構 < 理事長 藤川 大祐 >
Japan Media-literacy Education Council 略称JMEC(ジェイメック)
〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33 千葉大学教育学部
藤川大祐 研究室 Tel 043-290-2564 Fax 020-4666-7825
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