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植物状態の主人公が、ある日、幽体離脱して、同じく、幽体離脱できる劣等性の岡野と肉体交換!

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2008/07/19

週刊物語問題研究会

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       週刊物語問題研究会      
                             NO425

      
                  発行2008年7月19日  

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「太陽の館」http://www.geocities.jp/makinoeri1/
「まきの・えりの世界」
http://www.geocities.co.jp/PowderRoom-Jasmine/5180/
☆★☆☆☆★☆

《これまでの話》

山浦聖は、深夜徘徊コンビニ少年だ。
学校に行っていれば、高校2年になる。
そんなある日、渡辺健三というオヤジが、現れたせいで、聖の
平穏な生活は、音立てて崩れた。
健三には、極秘指令があった。
『年齢十六才、美形で長身の将来性の全く無い男子』を探せ・・・
そして・・・

☆★☆★☆★☆


        幻の少年  16
   
        
                      まきの・えり

                                          ☆★☆★☆★


 
6.発端 1

 さて、ここに一人の老人がいた。

 息子に養われている老人である。

 息子は、会社の経営者だ。

 長年、父を見てきたので、父のようにはなりたくない一心で、ここまで来た。

 老人は、本当に売れない作家だった。

 売れない作家というよりも、作家未満といった方がいい。

 まず、賞を取ったことはない。

 雑誌に掲載されたこともない。

 本が出版されたこともない。

 書くことで食べたことがない。

 結婚する前は、両親に養ってもらい、結婚した後は、妻に養ってもらった。

 妻が死んだ後は、息子に養ってもらっている。

 本人に言わせると、五歳の時に、『作家になる』と決めたらしい。

 以後、その幼児決断は、決して覆ることは無かった。

 彼は、毎日、仕事のように、小説を書いていた。

 その小説群は、引っ越し用の段ボールに詰めると、六十箱か七十箱分あった。

 書き出しだけで終わった作品とか、何度も書き直した作品、推敲に推敲を重ねた作品な

どもあったので、実際に完成した作品は、その何十分の一だったのだが。

 この老人の奇妙なところは、自分の書いた作品を、両親や妻や息子という、家族にしか

読ませなかったところだ。

 老人の名は、国東喜義といった。

 両親は、この子は天才だと思って、喜んで育てた。

 だが、それだけのことだった。

 妻も、自分の養っている夫は、天才だと思って、一心に尽くした。

 でも、それだけだった。

 息子は、父を天才だとも思わなかったし、作品を面白いとも思わなかったが、それは、

口には出さなかった。

 そして、月日が流れたが、この『作家』は、決して書くことを止めなかった。

 息子は、父に他の仕事をしろとか言う気は全く無かったが、そうやって何十年も書いて

書いて書き溜めた作品を、一度も公表しようとする気がないのを非常に不甲斐なく思った。

 当節、いくらでも新人賞はあるし、出版社への持ち込みだって、しようと思えば出来る。

 それを全くする気がないのは、自分の作品に対して、自信がないせいだと思った。

 それと、一生懸命に働いて、今日まで来た自分をバカにされているような気がした。

 母親の苦労を見てきたので、高校生の時からアルバイトをして、家計を助け、ありとあ

らゆる仕事をして、会社を起こし、苦労に苦労を重ねて、今日の自分を築いた。

 それに引き換え、親父は、人生で一銭も稼ぐことなく、人に食べさせてもらって、生き

ている。

 親は、まだいいとしよう。

 妻も、許せない気もあるけれど、本人が納得していたので、よしとしよう。

 しかし、子供の自分としては、非常に情け無い気がしている。

「本当に、自分を作家だと思っているんなら、せめて、書いたものを世間に公表したらど

うなんですか」とある時、腹にたまっていたものを吐き出すように、父親に言ったことが

あった。

 すると、父親は、ポロリと涙をこぼして言った。

「すまんことだと思っている。

 自分が、寄生虫みたいな人間だということは、自分でも、よくわかっている。

 けど、許してくれ。

 私には、書くことしかできないんだ。

 何でか知らないけれど、それしか出来ないように生まれついてしまった。

 お前にも、お前のお母さんにも、私の両親にも、本当に申し訳ないことだと思っている。

 けれど、お前が、私みたいでなく、立派に会社を作って、毎日働いているのを、本当に

誇らしく、また、羨ましく思っているよ」

 そう実の父親に言われてしまうと、社長には、何も言えなくなった。

 自費出版の話も何度か持ち掛けたが、父親は、いやー、と首を振るばかりだった。

「私は、書いている時が、一番幸せなんで、それだけでいいんだ。

 ずっと、こんな幸せなことをさせてもらっているだけで申し訳ないと思っている」

 父親が老齢になり、癌を患い、弱りきった時、社長は、ついに、枕元に両手をついて、

訴えた。

「お父さんの本を出版させてください。お願いします」

「いやー、私の書いたものは、全部、自分の楽しみのためのもんで、それ以上のものでは

ないから」

「お願いします」

 そう言った時に、父親は言ったのだった。

「私が書いたものなら、誰も読まないだろう。しかし、これを書いたのが、背も高くて、

男前で、十七歳の少年だったら、読んでもらえるかもしれんなあ」

 ハハハハハ、と老人は笑い、数日後に、息を引き取った。

 この物語が本当に始まったのは、その瞬間だったのかもしれない。


                       (次号に続く)

 
                                     
★★☆☆★★   
ご意見ご感想、お待ちしています。
 makinoeriside1935@yahoo.co.jp
 編集まきの・えりでした。
★★☆☆★★ 


♪ d(⌒o⌒)b♪

おー、まれえ様が、持って行ってくださった障子達、超美麗になって戻ってきました。

お帰りー。何て、男前になって(上の小説の影響)。

まれえ様、ありがとうございました。


毎日暑いです・・・

でも、めげずに、汗かきながら、学校に通っております。

実技等が入りだすと、かなり面白くなってきました。

何をやってるかと言うと、手や足のお手入れ、爪のお手入れ、まだ習っていませんが、

メイクも入るようで、楽しみです。

あ、そうそう、ボールを使った体操や、アロマテラピーなどもあります。

9月に行われる、現場での実演(イベントです!)用に、色々な班に分かれて、

盛り上がっています。

教室では、いつでも逃げられる(?)ように、一番後ろの席で頑張っています。

字の小さい、しかも赤いペンでホワイトボードに書く先生用に、双眼鏡も用意。

双眼鏡で見ながら、ノートを取っていると、「まさか、本当に、双眼鏡を使うとは」と

周辺の人達に、とっても驚かれてしまいました。

またも、奇人変人ぶりを発揮している、「まっきーさん(と呼ばれています)」でした。


♪ d(⌒o⌒)b♪



★★☆☆★★

一日ワンクリックで、途上国の子供達を救えます。 <(_ _)>
http://www.dff.jp/
http://kiga.be.happy.net/

☆☆★★☆☆

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【太陽の館】
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【太陽の宮殿】
http://erimakino.hp.infoseek.co.jp/
【まきの・えりの世界】
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