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2008/09/26

[やまのい和則メールマガジン 第1163号]

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      やまのい和則の
        「軽老の国」から「敬老の国」へ
             第1163号(2008/09/26)
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     塩川元財務大臣や堀内議員という一部の裕福な高齢者だけを
     救済するのか?〜政府・与党の後期高齢者医療制度の見直し
   は、とんでもない〜


 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
 今日は朝10時から民主党で後期高齢者医療制度部会を開きました。

 長妻議員、れんほう議員などと共に、
 後期高齢者医療制度について厚生省からヒアリングをしました。

 すると、恐ろしい事実がわかりました。
 舛添大臣の「年齢で分けない」という方針が、
 1週間で「年齢『のみ』で分けない」にトーンダウン。

 この『のみ』が入るだけで意味が全く変わります。
 その結果、「75歳以上で別枠の制度にする」という制度の根幹は維持。

 しかし、75歳以上で企業で働いている人々だけを例外的に、
 後期高齢者医療制度から除外するという案を軸に見直しを
 議論することになったそうです。

 しかし、このような企業で働いて健康保険組合や政管健保に
 属する75歳以上の高齢者は比較的裕福な高齢者で、約35万人。

 つまり、後期高齢者医療制度の対象である75歳以上
 1300万人のうちの3%弱です。

 確かに、75歳以上で働いている貧しい高齢者もおられますが、
 多くは、会社の役員や大学教授などです。

 この点について、厚生省は、
 「75歳以上の被用者保険に加入していた高齢者の所得が、
  他の高齢者よりも所得が高いか、低いかは、統計が無い」
 と述べていますが、裕福な高齢者が多い傾向があります。

 つまり、一部の裕福な高齢者だけ後期高齢者医療制度という
 「姥捨て山」から救ってあげるという発想なのです。

 これでは二重の差別であり、更なる格差を広げます。

 そして、その見直しの対象になるのが、
 塩川正十郎元財務大臣(塩ジイ)や、堀内光雄衆議院議員
 (自民党元総務会長)です。

 塩川さんは、今は東洋大学の総長ですし、
 堀内議員は、ご自分の会社の役員です。

 つまり、自民党の先輩の金持ちの人たちだけを
 後期高齢者医療制度からはずしてあげる、
 あとの97%の庶民は今まで通り、年齢で差別します、
 というのが、今回の見直し案です。
 
 後期高齢者医療制度からはずれて、
 元の医療制度に加入続けることができると、保険料が安くなります。
 人間ドッグの補助も受けられます。

 病院から退院を迫られる高齢者入院基本料の
 対象者からもはずれます。

 つまり、企業で働く高齢者は、「姥捨て山」の対象からはずし、
 それ以外の97%の高齢者は、差別医療しか受けられないわけです。

 もちろん、こう決まったわけではないですが、
 このような方向で検討会で議論するようです。

 いい加減にしてほしい!
 そんな格差と差別を広げるような見直しは、誰も望んでいません。

 舛添大臣は、身近にいる塩ジイや堀内議員の
 お叱りが国民の代表の声と思っているのでしょうか。

 確かに、塩川さんや堀内議員は、この制度に激怒しておられました。
 しかし、もっと多くの一般の高齢者も激怒しているのです。
 
 それが証拠に昨日発足した厚生省の
 「高齢者医療制度の見直し検討会」の座長は塩川さんです。

 そして、裕福な高齢者だけ除外すると、
 ますます残された後期高齢者医療制度は財政的に苦しくなり、
 保険料がアップしかねません。

 いま政府・与党が考えている見直しは、こんなとんでもない中身です。

 なお、
 「9月20日土曜日の時点では、舛添大臣は『年齢で分けない
  制度にする』と明言したではないか。多くの国民がテレビや
  新聞を見て、抜本見直しをしてくれると期待している」
 と、厚生省の担当者に言うと、

 「それはマスコミによる誤報。舛添大臣は、元から根幹を変える
  とは言っていません。マスコミが大げさに報道した」
 と、責任をマスコミに転嫁する始末です。

 しかし、「年齢で分けない制度にする」と聞けば、
 誰もが75歳で分けない制度に抜本改革すると思うじゃないですか。
 また、今回も舛添大臣の「ヤルヤル詐欺」です。

 そういえば、麻生総理も総裁選挙の最中に、
 「後期高齢者医療制度を抜本改革する」と演説していたはずなのに。

 このあたりは、来週の代表質問で明らかにせなばならない。
 以上でメールマガジン終わります。山井和則

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