◆イラストレーターE ページ[Vol.31]◆
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イラストレーターE ページ[Vol.31/購読者数435名]
ILLUSTRATOR E SPACEによる情報提供誌です。
「e-spaceインタビュー号」では、e-spaceメンバーにスポットを当て、
お仕事の近況や進め方、さまざまなご経験などを伺います。
宜しければ参考になさってみて下さいね。
2005年07月15日発行
ILLUSTRATOR E SPACE
http://www.i-e-space.com/
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[はじめに]
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こんにちは!ILLUSTRATOR E SPACE です。
今回は、小松原 英(こまつばら・えい)さんです。
リアルイラストレーション
今回は、リアルイラストレーションを最も得意されるイラストレーター、
小松原 英(こまつばら・えい)さんの登場です。
広告、パッケージイラスト、装丁、ペットイラスト…等々、
幅広い分野で息づかいを感じる素敵な作品を生み出し続けておられます。
さあ、どんなお話を聞かせて下さるでしょうか。
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[Contents!]
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【1】e-spaceインタビュー 第8回・小松原 英さん
【2】編集後記・インタビューを終えて
【3】アクセスランキングに参加しています!
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【1】e-spaceインタビュー 第8回/小松原 英さん
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インタビュアー:e-space編集部
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[1]e-spaceインタビューをお受けいただき、ありがとうございます。
まずは、簡単な自己紹介とどんなジャンルの作品を制作しておられるかを
お願い致します。
みなさま初めまして、小松原 英(えい)と申します。
紆余曲折ありましたが、フリーになって、かれこれ23年程も経ちました。
シンプルな線で描かれたモノクロの絵から、ため息が出るほど綿密に描き込まれた
絵まで、自分でもあきれる程、色んなタイプの絵が好きです。
・・かと言ってタイプの大きく違う絵が自分に描けるか?というと・・・
ハッキリ言って、無理です。
あっさりしていて魅力を持った線に挑戦してみた事はあったものの、自分の娘が描
いた絵のほうがずっと魅力的に思えて断念したり、思いきり大きな絵に長い時間を
かけて写真とそっくりに描く、いわゆるハイパーリアルに挑戦してみたりもしまし
たが、自分の中では、あまり意味を持たない事を知り、やめてしまいました。
ただ、リアルな絵は自分の気持ちを表現しやすく、ある程度、仕事としての需要も
見込まれるという意味で、現在も続けています。
ジャンルは、動物・人物・自然などを主に雑誌・広告の分野で展開しています。
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[2]小松原 英さんがイラストレーターになった経緯を教えて下さい。
話しは長くなりますが、宜しければ最後までお読み下さい。
ボクの出身は、岩手県江刺市というおそらくメルマガをご覧のみなさんがあまり
ご存知無いであろう所に生まれ、育ちました。
現在は「えさし藤原の里」という某TV局の大河ドラマのロケ地に使ったり、
映画「陰陽師(おんみょうじ)」等に使用のロケセットが大規模に
組まれている場所が近所にあったりします。
子供の頃、父は中学で国語・書道の教師をしていて、いわゆる単身赴任で汽車
(電車じゃ ありません。)に乗っていかなければいけない所に下宿していました。
また、母も働いていましたので、家は留守にしがちで、
遊びと言えば、ちゃぶ台でお茶をすすっている祖母の横に座って絵を描いたり、
近所の裏山で、友達と一緒に、かぶと虫の幼虫を捕まえて来て空き缶で育ててみた
り・・と、おそらく同じような環境に育った同年代の方々となんら変わらない生活
を、送って来たと思います。
中学・高校とバスケ部に所属、毎日(汗)してました。
高校のバスケ部の部室と体育館の通路の間に日頃なんとなく気になっていた
美術部の部室がありました。
外から見ると石膏像やイーゼルがぼんやり見えて、部員達がエプロン姿で絵を
描いている様子に、ボールを手にしつつも、惹きつけられるモノを感じていました。
高校も3年になり1学期が終わると部活はほぼ終了します。
そんな時でした・・・。
「ユーミン」のデビューを知りました。
その歌詞に、メロディーに、その声に、かつて経験した事の無い感動を憶えました。
田舎のバスケ少年にとっては、まさに衝撃的でした。(もちろん多くの方が影響を
受けられたと思いますが。)
「ひこうき雲」というデビューアルバム。そのすべてに魅了されました。
毎日聞いていて、感動し、時に涙し、「ユーミン」に会ってみたいという
気持ちが次第に強くなっていくのがわかりました。
「ユーミン」に会いたい、逢ってみたい・・・
悶々としながら時間は過ぎて、高校も2学期半ば、彼女が多摩美の学生だという事
を知り、ふと思いました。
志望校を変えよう!
クラスが理系だったせいもあり、好きな「理科・生物」の道に進もうと考えていた
人間が、いきなり方向転換です。・・・それも高3・2学期半ば・・・。
美術系大学の受験には当然ながら実技が必須科目になっています。
デッサンの「デ」の字も知らなかった人間が、いきなり触った事もなかった木炭を
手にし、鉛筆を絵を描くために使わなければなりませんでした・・・。
そこからわずか数カ月でしたが、ボールを絵筆に持ち替え、エプロンをし、
ときに木炭、ときにペインティングオイルにまみれながら(オ・オーバーですね・)
描いた事も無い油絵に取り組んでいました。(ユーミンは日本画ですが・・。)
いざ受験!
極度の緊張からか、実技試験・・全然ダメでした。
時間が来て、となりの方(外見から明らかに3〜4歳は上)のデッサンを見ると、
(ん・・う・まい・・!・上手すぎる・・)ポケ〜っと見ていると、その方から、
「オレ8浪だから。」と、声をかけられました。
「・・・・!?」 ショックでした。
こんなに上手い人が沢山この会場に居るのか・・・
「デッサンを何年も描き続けている人は、この人だけじゃないだろう・・」
結果、ボクの受験は失敗に終わりました。
志望を変える時点で、親から「浪人は、だめだよ。」と、クギさされていましたの
で、行き場を失っていると、当時の高校の音楽教師から「もし受験うまくいかなかっ
たら、楽しい学校を知ってるから、そこに籍を置くのはどう?」と紹介され、
阿佐ヶ谷美術学園に通うことにしました。
☆あとで知りました。、もし仮に受験が成功していたとしても、肝心のユーミンは
その年に、卒業していて、彼女に会う事は、叶わなかった・・という「オチ」まで
ついたのですが・・(涙
学校の友人達は素敵な人ばかりでしたが、1年、2年と過ぎて行くうち、このまま
でいいのかな?と学生生活に疑問を持ちつつも、いつの間にか3年目を迎えていた
そんなある日、「V・D 研究室」の友人が、「滝野 晴夫さん」がアシスタント
募集してるよ!との情報を教えてくれたんです。
それ以後は、楽しくも短いアシスタント生活に入り、のちにフリーになった訳です。
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[3]イラストレーター滝野晴夫氏のアシスタントを1年間、務められた
そうですが、修業時代に学んだことを教えて下さい。
え〜と、難しいですね。
トイレ掃除と接客と電話の応対、それにインスタントコーヒーを入れる温度。
あとは、絵を描くための姿勢・集中力。
(やっぱり後のが、大事ですね・・はは)
当時はトレスコープが普通に使われていた時代ですが、師匠は機械には、全く
頼っていませんで、おおまかにボード上にグリッド引いて直接、鉛筆で下絵を描い
てましたから、ボクもそんな描き方をしていました。
師匠の机と背中合わせにボクの机が置いてあり、目の前にはそれぞれに大きな鏡が
デーンと居座っていて、その鏡から、彼の技術を何とか学ぼうとしてました。
(実際、彼の手元は中々見られないんですが・・。)
仕事は早かった。と言っても、最初から最後まで早いのではなく、一旦、絵に集中
すると、さっきまで下塗りの段階だった絵が、いつの間にか、終わってるんです。
画面全体が、密に描き込まれ、「滝野 晴夫」のナイーブでグルーミーな世界が
そこにはありました。
「マジ〜ック!?」・・・不思議でした。
仕事として絵を描き始めると分かりますが、締め切りと、それに伴う責任感、およ
び集中力が筆を早めます。
師匠は言葉ではアドバイスをほとんどと言って良い位くれませんでしたが、きっと
その部分を見てほしかったんだと思います。
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[4]動物が大変お好きで、ペットをモデルにしたイラストレーションを
手掛けていらっしゃいますね。
どんなきっかけで始められたのでしょうか?
また、制作過程において一番気を使っている点は何ですか?
ペットの絵に関しては、まだまだ開拓途中と言えます。
元々は、子供の同級生の親御さんからの注文でした。
(ホームページ上には、了解を得た方の絵のみ掲載させて頂いております。)
現在のところ、ご近所の方、および知り合いからの注文しか請けておりません。
(アピールの仕方に問題ありか?はたまた金額の問題か?)
金額に関しては、絵に費やす時間(正味3〜4日)・労力からして妥当な線では?
と、思っています。
ペットというのは、飼い主にとってかけがえのないものです。
共に暮らし、家族同然とお考えの方達も沢山いらっしゃいます。
ですから、ただ可愛く描くだけではなく、その絵に飼い主さんが直接触れたくなる
ような存在感を持たせるべきだと考えます。
克明に描けば表現できるかと言えば決してそうではなく、筆に大切な気持ちを込め
なければ、手元にず〜っと置いておきたいという気持ちには、なっていただけない
と思います。
自分の家族だったら、というつもりで描きます。
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[5]現場ではパソコンによるデジタルイラストが主流ですが、小松原 英さんの
作品はどのようにして生まれるのでしょうか。
制作方法について教えて下さい。
リアルな絵に関して、今も昔も変わりないのですが、資料によって出来上がりに
大きな差が出る事は否定出来ません。
ですから、日頃から雑誌の切り抜き・後に役に立ちそうな資料はストックしておく
事を心掛けています。
ディスプレーに表示される資料を見ながら絵を描くのは、どうも苦手でして、
出来れば手元に置いて仕事を進めたいという事から今でもその資料集めグセは
治っていないみたいです。
ボクの絵は「デジタルイラスト」とは言っても、全てペインターやフォトショップ
といったソフトを使用して、直接タブレット上に描いていく作業を繰り返している
だけですから現在のところ、絵の具と筆がペン・タブレットに移行しただけ、
と言っていいと思います。
ただ、仕事として絵に向かった場合、修正が必ず必要になって来ますので、その時
点で、デジタルの強みが発揮されます。
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[6]国内海外問わず、どなたか好きなアーティストや作家はありますか?
そうですね・・師匠は置いといて、海外では、フランク・フラゼッタの底知れぬ
量感表現と躍動感を形にする描写力に今でも圧倒され続けていますし、かなり古い、
いわゆるイラストレーターの先駆者とも言える、マックスフィールド・パリッシュ
の気持ちの良いレイアウトと表現力で出来上がった作品群は現代でも十分に通用す
る優れたセンスを感じます。
また、ブライアン・フラウドの描く神秘的なイメージの表現は、ボクが現在目標に
して、取り組んでいる画風の、頂点にいる方かもしれません。
国内では、残念ながら他界されてしまった、ペーター佐藤さんの絵、ですね。
彼がまだご健在の20年ほども前になりますが、青山近辺で偶然見かけ、ぶしつけ
ながら、握手していただいた事があります。小柄な方で、確か黒いファイルを小脇
に抱え、ゆるい坂道を風きって歩く姿が今でも目に焼き付いています。
彼の絵には、いうまでも無く卓越したセンスと、計算されているかのように思える
パステルのタッチに、この上ない魅力を感じます。
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[7]フリーでお仕事をしていて「良かった!」と実感されたことはありますか?
反対に、大変だ〜!と感じるのはどんな時ですか?
どんな仕事にも共通しますが、イラストは決して自分一人だけで完成するのでは
なく、あくまでも共同作業だと思うんですね。
ですから、「良かった!」と思える時も、「大変だ〜!」と思える時も、力のある
ディレクターやデザイナー、編集者と一緒に仕事が進められる時に共存しています。
むろん、締め切りに間に合わず、先方に迷惑がかかってしまった時は、みなさん
そうでしょうが、「大変だ〜!」の状態です。
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[8]仕事をしていく上で心がけていらっしゃることは、何ですか?
これだけ実力と流行がモノをいう仕事も、そう沢山は無いように思われます。
ましてや、ライバルは増え続けていますし、そんな中でイラストレ−タ−として
今後もやって行くためには、魅力ある絵のレベルを決して下げない事でしょうね。
(上げ続けなければいけない・・というか。)
自己満足だけでは、10年ほども身を置いておくことの出来ない世界だと思います。
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[9]将来の夢(仕事でも、プライベートでも可)をお願いします。
今、描いている絵は、本来自分の描きたかったモノとはもしかすると本質的に
違っているのかもしれません。
自然な表現が好きですから、以前旅したイギリス北部にもう一度訪れて、
出来ればそこでしばらく活動してみたいですね。
生まれが「北」でしたので暖かい島国なんかも創作活動には向いていそうです。
刺激を求めて NEW YORK !って時代じゃあ、どうやらなさそうです。
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[10]最後になりましたが、イラストレーターを目指している方々に
何かアドバイスを頂けますでしょうか?
技術的な事でのアドバイスは、皆無です。
自分で描きたいモチーフがあれば、時間を惜しまず何度でもトライすべきだと
思いますし、その繰り返しが自分の自信につながるでしょう。しいては、将来、
一緒に仕事をする人達からの信頼にもつながると思います。
今は様々な経験を積む事がなにより大切だと思います。
興味を持った全ての事に足を踏み入れ、そこでしか知りえないモノをひとつでも
多く体験すべきではないでしょうか。
若い時は特に、やり直しは何度でも出来ます。
目指すところが最終的にイラストレーターであっても、横からつつかれれば、
すぐ崩れてしまうような絵を描いてしまうのは、いけません。
これだ!と思えた時点で、妥協せず、信念を持って絵に向かうべきでしょうね。
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◆小松原 英◆
1958年3月10日生まれ
学生時代から27才頃まで、東京都杉並区と武蔵野市近辺に当時の安住の地を
見出し、チベットにご執心のカメラマンや独特の感性を持つ彫刻家達と知り合い、
現在の性格および絵の方向性が決まったと思います。
☆同時期、イラストレーター滝野晴夫氏のアシスタントを1年間努めてのちフリーに
なる。
☆「第一回日本グラフィック展」入賞。・・・以降、展覧会への個人的応募はなし。
☆1981年
「大日本印刷」のカテドラル・カレンダー、「学研」の学年誌にて仕事のスタートを
切る。
「電通」および「東急エージェンシー」において「そごう・東急百貨店他」のイベン
トポスター制作開始。
「早川書房」「サンリオ」「講談社」「カッパ・ノベルズ」において、単行本の表紙
等、制作開始。
☆1987年
「竹書房」より刊行された「世界絶滅動物記」で担当した11点の「動物画」をきっ
かけに、
動物を描くことの楽しさに目覚める。
同年、2ヶ月間のヨーロッパ取材旅行。特にイギリス湖水地方の「色・香り」に感銘。
イタリアではピサの斜塔に登り、その高さと傾斜度に「最大級の恐怖」を体験。以来、
高所恐怖症となる。
☆1990年
この頃より「リリック」および「オリエンタルランド」に於てディズニー関係の仕事
開始。
(1999年・画風立て直しのため、ディズニー関係の仕事は、一旦休止しました。)
☆2003年春頃
知人の助言により初めてデジタルソフトに触れる機会を得る。
また同時期インターネットも知り、カルチャーショックを体験。
☆現在、自分本来の描法に加え、デジタルをどう活かすか検討しつつオリジナル制作
に入っております。
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★ホームページ
☆ D I N E O ☆ http://dineo.net/
http://frazettaartgallery.com/ff/index.html フランク・フラゼッタサイト
http://www.worldoffroud.com/ ブライアン・フラウドサイト
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【2】編集後記・インタビューを終えて
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さて、e-spaceインタビュー号は、いかがでしたか?
リアルイラストレーターは制作時間もかかるし、
良い資料も必要だし、大変ですね。
今後リアルイラストレーション
はどういう方向にいくのでしょうか?
3Dイラストは限りなくリアルで個人でアニメーションの可能性をも持ちますが
2Dのリアルはどこへいくのでしょうか?
アナログ技法のリアルは未だに圧倒されるのは
どういうことでしょうか?
時代と共にテクノロジーは進化していきますが
人間の感性の受信機の性能は人間のつくりだすアートによって
磨かれていきますが・・
磨かれる事がいいことなのか・・・
わかんない事多いですね。(K)
私と小松原 英さんは、阿佐ヶ谷美術専門学校時代の同級生です。その当時デッサン
をたっぷり描かせるのが、阿佐ヶ谷美術のデザイン教育の特徴でした。小松原さんは、
描写力もセンスも抜群の、素晴らしいデッサンを描き続けていました。
最近の若い方は、滝野晴夫さんについてあまり御存知ない方もおられると聞きます。
一言で言えば滝野さんは、あのリアルイラストの全盛時代を切り開いた、超大物スター
といえる存在であったと思います。
小松原さんは、阿佐ヶ谷美術在学中にアシスタントに抜てきされたのですから、快挙
以外のなにものでもなかったのであります。そして、それ以降のご活躍も素晴らしい
ものがあります。
また、彼のインタビューをお読みになっても解ると思いますが、小松原さんのイラス
トは、まさに彼自身のパーソナリティーの現れであり、単に正確な描写というだけで
はなく、優しさや夢や誠実さを、感じさせてくれる画風であると思います。
これからも、増々素敵なイラストレーションを描き続けてほしいと思います。
(そや)
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