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2008/03/31

言葉の旋律−イタリアの風土より[味覚編]

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  □   2008/03/31. Vol.1227.
 
  □□   言葉の旋律 イタリアの風土より  
 
  □□□   http://italofoglio.com  
 
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   ∴  味覚編
 
   ∴  Funghi bianchi
 
   ∴  フンギ ビアンキ
 
 
   春なのに秋を書きたくなった
   言葉は本当に便利な道具だ
   言葉を多く知り、組み合わせを換えれば、更にイメージは広がり、思索は深まる。
 
   白い椎茸、
 
   ポルチーニ茸の開いた傘の内側に、鱈のすり身を押し込んでゆく、
   生産後4−5日、完全乾燥させたバケットを擦りおろす、細かい粉末にする
   パン粉を作るのだ。
 
   これに、重量比率で、約15%ほどのパルメザンの粉末と混ぜ合わせる。
   溶き卵をポルチーニ茸に浸し、この衣を纏わせる。
  
   EVオリーブ油を敷いたフライパンで黄金焼きにする。
   仕上げは、レモンの表皮の黄色い部分の微塵きりを天盛りにする。
 
   この絶妙なる味覚は、舌神経、顔面神経を経て、延髄に届く、
   顔面神経を通る時に、眼は冴え渡り、フーと身体は軽くなる。
 
   やがて、味覚が延髄を愛撫するように感じられる
   この喜びは、悦びは、人生の悦楽、生きる愉しみ。
 
   食べるために、これだけに、生きていたい。
 
 
   小笠原 旬 
 
 
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