2003/01/28
[京都西陣の生糸屋です] 第39話
・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵ 手芸・手織原料糸専門メールマガジン「西陣の糸屋で〜す」 ・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵ しばらくのご無沙汰、まじでごめんなさ〜〜〜いっ〜 今回は過去最長の4ヶ月ぶり!今までは1ヶ月もすれば、やばいやばい と思って焦ってきておりましたけれども、さすがにこれだけ遅くなれば焦り もなくなって(これこれ、、、)なんか偉いゆっくりとしております。 それにしても月日がが経つのは早いですね〜! そういやまだ言ってませんでしたね! 全国約1000人の西陣の糸屋フアンの皆さま! 「新年明けましておめでとうございます。」 本年もどうぞ宜しくお願いいたします!ぺこり! おかげさまで当ホームページも開設約3年、雑誌には載るわ! (http://www.savageblue.com/keisai.htm) 総アクセス数も160000人を突破して凄い事になってきました〜! 最新の太糸の見本帳も1月に発行して、おかげさまでますます忙しくなっ ております!しかし、もっとがんばらなあかんね〜 さ〜それではいってみましょうか〜! ネタが無くなってなかなか何を書いて良いのか最近は解りませんが、今 回は微妙な糸の差の内容です。それでは張り切っていってみましょう〜! ≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫ 発行部数 964 [ これって同じ糸?違う糸? ] 38時間目 2002/1/28 著者 よしかわ こうしろう ≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫ 今回は糸屋によっては同じ糸と認識している「違う糸」について お話ししたいと思いま〜す。 結論から言えば、多くの西陣地方の糸卸商では 「21中8本片」 「28中6本片」 「42中4本片」 は同じ糸として扱われております。 確かにすべて約168デニールと同じ太さ。 もともと 21中生糸は約 7粒の繭から 28中生糸は約 9粒の繭から 42中生糸は約14粒の繭から 引いた糸で、上記それぞれの撚糸が最終的に同じ太さにするために糸を 合わす本数を調節して(繭を約56個分の蚕の吐いた糸)作ったと言う部分 では確かに同じような糸ですからね。その上「撚り回数」が同じとなれば、 ほとんど同じ扱いをされるのも無理はない?! むっ?!ちょっと違うぞ〜ってお思いの方もたくさんいらっしゃると思いま すが、西陣の糸卸商の大半は少なくともこんな感じの考え方です。 (ちなみに僕はどちら側の気持ちも理解できます。でも強いて言えば違う 糸として考えています。) 西陣には21中8本片を注文しても平気で28中6本片を持って来る糸屋 がたくさんいます。(たとえばの話ですよ!21中8本片はちゃんと当店で 作っておりますので、、、ご安心を!) しかも普通の顔して、当たり前のようにして販売するからタチが悪い。 一応ちゃんと事前に確認してもらえれば対処できる場合(相手により)も あるんですけど、、、これで僕も苦労した事が、、、 (知らぬ間に僕の愚痴になってしまった。ごめんなさい〜) 確かに同じ太さの糸で同じ撚り回数だったらほぼ同じような糸だと思うん ですが精練前だとはっきりとした違いがありますからね! (撚りをほどいて見てみると物理的にはっきりと解りますからね!) さて風合いの違いはどうなんでしょうか? (ここからが本当の本題かな?いっつも脱線が多くてすいません) 均一な節のない糸を使い織物を織りたい場合やしなやかな柔らかい織 物を織りたいと言う場合&段や傷のない綺麗な織物を織りたい場合には、 絶対21中をベースに作った生糸撚糸の方が良いと僕は思っています。 実際、商品を製造するのを目的とする西陣及び他産地では以前より、 「21中は高価な糸」で「42中は安物糸」として扱われてきましたから。 (ちなみに藤村製糸さんはこの時プレミアという物が付いていて他の製糸 さんの作る生糸よりもかなり高価でした。) 本当は14中と言う生糸(中国製)があるので、同じ考え方の場合だとその 方が良いのですけど、お値段が高すぎて量産されていないのと、細すぎて 生産効率が悪すぎるのと、品質の向上の競争相手がいないので正直あま り綺麗な糸が無い、、、(あかんやん!)ので使う織屋さんが少ないんです。 特に小さな繭で引く生糸の高品質性を求められる方の場合は、 原糸の太い糸使いの糸を使用するよりは絶対に21中使いの生糸撚糸を 僕はお勧めします! 現在話題になっているブランドシルクの多くも、小さな細い糸の繭から作る と言う部分を強調している部分があるでしょ〜うっ! 節の無い均一さを求めると言う意味では「細い糸をたくさんの本数を合わ す」という事は必要不可欠ですからね! でも織物が冷たくなると言う方もいらっしゃいますけどね! (ここらへんは僕も正直解りません) 42中使いの生糸撚糸をお使いの皆さ〜〜〜〜〜〜ん! 一度だまされたと思って当店の藤村製糸21中使いの21中8本片・21中 10本片を使ってみてください!きっと納得して頂けると思います〜 http://www.savageblue.com/kujira.htm(宣伝っ宣伝!) 以前、お客さまのご注文で42中6本片を他店より取り寄せ当店の21中 12本片撚りと同じ精練をして糸の風合いを比較した事がありますが21中 使いの撚糸がかなり柔らかかったのに対して42中使いの撚糸の方が少し ごわついた張りのある感じがありました。 もちろん繭によっても差は出てきますし、僕が体験した事が絶対だとは言 いませんがその時はそうでした。 同じ生糸21中でも最近業界で言われている一番柔らかい糸がブラジルの 生糸、そして中国の生糸、最後に一番張りのある糸が日本の生糸と言った 感じが僕の中ではあります。これは参考までにっ! 相変わらず話はそれまくりでしたが今回の内容だいたい解って頂けました でしょうか? それではまたね〜〜〜〜〜〜!ばいば〜い! さ〜明日はシカゴのコンサート行ってこょ〜っ! それでは次回メールマガジンをご期待ください! こだわりのお知らせ 現在の常識、海外で安くではなく、完全国内生産にこだわり解って頂け るお客さまだけにお求めいただきたい当社お勧めの逸品です。 http://www.savageblue.com/kujira.htm 業界でも高品質で有名な(皆さまご存じの・・美術織物様もご指定) の原糸高知県藤村製糸さんの生糸21中(繭はすべて群馬県の春繭) を使って撚糸を作りました。 撚糸も信用ある北陸の当社専用工場! 原糸の繭から撚糸加工そして精練まですべて国内! ■21中8本片 撚度(右200回) 1綛=1.27m枠/2000回=約50g 18000円/kg(精練前) ■21中10本片 撚度(右200回) 1綛=1.27m枠/2000回=約63g 18000円/kg(精練前) 両方とも少量しか生産しておりません。申し訳ありませんが売り切れの際 はお許し頂けますようお願いいたします。 現在の常識、海外で安くではなく、完全国内生産にこだわり解っていただける お客さまだけにお求めいただきたい当社お勧めの逸品です。 今後、もこのような商品を増やしていきたいと考えております。 http://www.savageblue.com/kujira.htm ☆☆☆ ご来店、心よりお待ち致しております。☆☆☆ ------------------------------------------------------------ メールを下さったたくさんの方本当に有り難う御座いました。 この場をかりて御礼を申し上げたいと思います。 これからもひとつ御協力御支援宜しくお願いします。 また皆様からのメールを元にしたいろいろな質問、意見などについ て出来る限りお答えしたいと思います。 どんなささいな事でも御気軽に御質問、御意見ください。 また間違った情報によって起こったトラブル、事故に関して当方は 一切責任は持ちませんので御了承ください。 無断転写は一切禁止(転写するときは事前に確認をお願いします) メールマガジン掲載の文章・内容の著作権は当社にあります。 メールマガジン 発行者 有限会社 吉川商事 ────────────────────────────── ■メールマガジン「西陣の糸屋で〜す!」 □ HOME PAGE http://www.savageblue.com/index2.htm □ EMAIL itoya@savageblue.com □ MAGAZINE ID : 0000027173 □ PUBLISHER : 有限会社吉川商事 吉川幸四郎 ────────────────────────────── また、織物教室の紹介、個展、作品展の紹介など紹介もします。 御希望の方は、教室名、氏名、御住所、電話番号、メールアドレス 紹介文面を書き添えて下記までメールでお送りください。 (上記のデータはすべて公開しますので、御了承ください。) 個展など期日がある場合、発行時期に間に合わないときは御了承く ださい。(もちろん掲載は一切無料です) 作品展示会の案内状も掲載しますのでお送りくださいっ! (但し、ホームページ内で写真を使用する許可だけはくださいっ!) それとホームページをお持ちの方はリンクをお願い致します。 ────────────────────────────── ◆ バックナンバーはこちら! http://www.savageblue.com/mag4.htm ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ご紹介&宣伝のコーナー ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ --------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用して発行しています。 ( http://www.mag2.com/ ) ◆ 登録解除はこちらまで http://www.savageblue.com/index2.htm


