2002/09/19
[京都西陣の生糸屋です] 第37話
・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵ 手芸・手織原料糸専門メールマガジン「西陣の糸屋で〜す」 ・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵ 毎回毎回おひさしぶりです! だんだんネタも少なくなり、間隔がひらいて申〜〜〜し訳ございません! 今回は久しぶりに喜んでいただけるかな?自信作です! ようやく秋らしくなって、朝夕過ごしやすい季節になって参りましたが 皆さまいかがお過ごしでしょうか? 僕は涼しくなると徐々に元気になり冬になると冬眠する。なんじゃそりゃ! さ〜今日も元気に行きましょう〜!(訳解らなくてすいません) 売り切れになっておりました「21中10本片」を、ようやく再生産する事 が出来ました。 現在3人のお客さまからは全然物が違う!これからも絶対にこの糸を 使いたいと声を大にして言われました。是非一度おためし下さい! http://www.savageblue.com/kujira.htm 業界でも高品質で有名な(皆さまご存じの・・美術織物様もご指定) の原糸高知県藤村製糸さんの生糸21中(繭はすべて群馬県の春繭) を使って撚糸を作りました。 撚糸も信用ある北陸の当社工場でやりました。 原糸の繭から撚糸加工そして精練まですべて国内! ■21中10本片 撚度(右200回) 1綛=1.27m枠/2000回=約63g 18000円/kg(精練前) 今回も少量しか生産しておりません。申し訳ありませんが売り切れの 際はお許し頂けますようお願いいたします。 現在の常識、海外で安くではなく、完全国内生産にこだわり解って頂け るお客さまだけにお求めいただきたい当社お勧めの逸品です。 現在3人のお客さまからは全然物が違う!これからも絶対にこの糸を 使いたいと声を大にして言われました。是非一度おためし下さい! http://www.savageblue.com/kujira.htm ☆☆☆ ご来店、心よりお待ち致しております。☆☆☆ ≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫ 発行部数 914 [ 精練と絹鳴りのお話 ] 37時間目 2002/09/19 著者 よしかわ こうしろう ≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫ まず始めに一つ、昔からそうなんですがメールを頂くほとんどの方 95%以上の方が「精練(せいれん)」を「精錬」と間違えて書いてこられます。 これだけ間違いの方が多いと言うことは、伝言ゲームの最初の人(何処か の学校や販売店)が間違われていたんじゃないかな? (これだけ確率の高い間違いは正直見たことがないです) 皆さまはおそらく正しいと思って使われているのでしょうが正解は「精練」 (いとへん)です。以降気を付けるように!「は〜いっ!」(返事が小さいっ!) さ〜それでは本題に参りましょう! 当店で現在ご用意させて頂いている精練の種類は「石鹸精練」「草木用精 練」(精練用ソーダ灰使用)ですがよく「どちらが良いの?」と聞かれます。 どちらにも特徴がありますが、絹糸には石鹸精練の方が優しいみたいです。 それなのに草木染用にソーダ精練をお勧めしているのは石鹸精練の後に は石鹸の成分が残りその成分が絹糸への染料の吸収を遅くさせる作用 (緩染作用)があり染まる速度が遅くなるからです。 その他、長時間染めに時間がかかる事により逆に絹糸に負担がかかった り綾の乱れにより糸繰りがしにくくなったりする。そんな理由なんです。 草木用精練は短時間で糸を乱すことなく染色できるし、多くの方が嫌がる 石鹸かす(染色時にお鍋の上に白く浮かぶ物質)も出ないし多くの方はこち らを好むんです。(後、お鍋も汚れないからね!) あと精練した時点でよく絹鳴りがする糸ほど良い絹糸と多くの方は思われて いるみたいですがこれは大きな感違いです。同じ絹糸でも精練や最終加工 の差で絹鳴りのするかしないかは大きく変ってしまいます。 絹鳴りはフィブロイン(絹糸の繊維質の所)の摩擦によっておこりますが、石 鹸精練は草木用精練と比べて絹糸の中に石鹸成分(ロウ状の物質)が残る から摩擦係数が下がり基本的に絹鳴りは小さくなります。 草木用精練は精練直後でもある程度絹鳴りはします。 (草木染用精練の方が「絹鳴りが大きいので良い加工」と言うのも間違いで すのでご注意!) もちろん、どちらの精練でもセリシンの落とし加減が少ないと絹鳴りはしません。 ただ、当店で在庫している生糸撚糸のほとんどは未精練でおいてありますの で全く絹鳴りはしません。 しかし、これだけではないのですどちらの精練でも精練後に酸系の薬品を入 れると化学反応で石鹸成分が違う物質に変わり急激に絹鳴りは強くなるんで す! 通常、西陣で染色をされる時も最終的に酸系の薬品を入れて機屋さんに納 めるらしいですが、これは色止め(染料の吸収をしっかりさせ堅牢度を上げ る)の為にされる加工なんです。 もちろんこの状態での絹糸はかなり光沢もあり絹鳴りもします。 まず、染色前に酸系の薬品を入れるとどうなるか?まず良い点は石鹸精練 でもお鍋に浮き上がる石鹸成分が無くなること。 ただ、このことによって必要以上に染料の吸収が良くなり色斑がおこりやすく なるのです。書いてしまえばこれだけのことなんですが、これを避けるため当 店では精練処理の最後に酸系の薬品は入れておりません。(通常、染色前の 状態では酸系の薬品をいれないのでこれで普通なんですけどね!) ある方に聞く所ではこのことを知らない一般の方が多いので、精練加工後の 処理で酸系の薬品を入れて絹糸を販売している店があるみたいです。(音に だまされるな!) 後、最後になりましたが藍染めの場合は石鹸成分が藍の釜に入るとあまり 宜しくないので草木用精練をお願いしております。 以上で本日の講義は終わりま〜〜〜す!お疲れさまでした〜〜〜! それではまたね〜〜〜〜〜〜!ばいば〜い! それでは次回メールマガジンをご期待ください! 耳よりのお知らせ 売り切れになっておりました「21中10本片」を、ようやく再生産する事 が出来ました。 現在3人のお客さまからは全然物が違う!これからも絶対にこの糸を 使いたいと声を大にして言われました。是非一度おためし下さい! http://www.savageblue.com/kujira.htm 業界でも高品質で有名な(皆さまご存じの・・美術織物様もご指定) の原糸高知県藤村製糸さんの生糸21中(繭はすべて群馬県の春繭) を使って撚糸を作りました。 撚糸も信用ある北陸の当社工場でやりました。 原糸の繭から撚糸加工そして精練まですべて国内! ■21中10本片 撚度(右200回) 1綛=1.27m枠/2000回=約63g 18000円/kg(精練前) 今回も少量しか生産しておりません。申し訳ありませんが売り切れの 際はお許し頂けますようお願いいたします。 現在の常識、海外で安くではなく、完全国内生産にこだわり解って頂け るお客さまだけにお求めいただきたい当社お勧めの逸品です。 現在3人のお客さまからは全然物が違う!これからも絶対にこの糸を 使いたいと声を大にして言われました。是非一度おためし下さい! http://www.savageblue.com/kujira.htm ☆☆☆ ご来店、心よりお待ち致しております。☆☆☆ ------------------------------------------------------------ メールを下さったたくさんの方本当に有り難う御座いました。 この場をかりて御礼を申し上げたいと思います。 これからもひとつ御協力御支援宜しくお願いします。 また皆様からのメールを元にしたいろいろな質問、意見などについ て出来る限りお答えしたいと思います。 どんなささいな事でも御気軽に御質問、御意見ください。 また間違った情報によって起こったトラブル、事故に関して当方は 一切責任は持ちませんので御了承ください。 無断転写は一切禁止(転写するときは事前に確認をお願いします) メールマガジン掲載の文章・内容の著作権は当社にあります。 メールマガジン 発行者 有限会社 吉川商事 ────────────────────────────── ■メールマガジン「西陣の糸屋で〜す!」 □ HOME PAGE http://www.savageblue.com/index2.htm □ EMAIL itoya@savageblue.com □ MAGAZINE ID : 0000027173 □ PUBLISHER : 有限会社吉川商事 吉川幸四郎 ────────────────────────────── また、織物教室の紹介、個展、作品展の紹介など紹介もします。 御希望の方は、教室名、氏名、御住所、電話番号、メールアドレス 紹介文面を書き添えて下記までメールでお送りください。 (上記のデータはすべて公開しますので、御了承ください。) 個展など期日がある場合、発行時期に間に合わないときは御了承く ださい。(もちろん掲載は一切無料です) 作品展示会の案内状も掲載しますのでお送りくださいっ! (但し、ホームページ内で写真を使用する許可だけはくださいっ!) それとホームページをお持ちの方はリンクをお願い致します。 ────────────────────────────── ◆ バックナンバーはこちら! http://www.savageblue.com/mag4.htm ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ご紹介&宣伝のコーナー ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ --------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用して発行しています。 ( http://www.mag2.com/ ) ◆ 登録解除はこちらまで http://www.savageblue.com/index2.htm



