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2007/12/24

晴 読 雨 読 マガジン <2007/12/24>

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           2007,12,24号
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   【ジャンル】ルポルタージュ
   【著書名】 累犯障害者
   【著者名】 山本譲司
   【出版社】 新潮社
   【初 刊】 2006年9月15日
   【金 額】 1400円+税 
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●そろそろ今年も終わりなので、ラストスパートに
●いくつか本を紹介できればなあと思っています。


世の中には、読んだ後で無性に語りたくなる本というものが
あって、本書は間違いなくその手の本の一冊だ。

失脚した元国会議員が刑務所の中で見たのは、想像もしたこ
とがない恐るべき世界だった。
累犯障害者。
福祉で保護されるほど障害があるわけでもなく、さりとて普
通に働いて暮せる能力はない。

生まれてから一番暮しやすかったのは刑務所だったと、同房
の男が笑いながら言う。
住むところも食べることも保障されている、仕事もあるし、
ちょっとだけど給料も出る。

だから、シャバに出た彼らは軽微な犯罪を繰返し、刑務所に
戻ってくるのだ。

やがて刑期を終えた著者は福祉関係の仕事の傍ら、障害者が
おこした事件を丹念に調べ始める。
ろうあ者だけの暴力団、軽度知的障害者による軽度知的障害
者の殺人、知的障害者の親子売春婦……

社会からはみ出してしまった弱者を福祉は本当に救えるのか。
はたして障害者だけが社会的弱者なのか。
同じく再犯の高さに上げられているのは、高齢犯罪者である
し、このまま格差社会が広がっていけば、低所得者層による
再犯率もはね上がることだろう。

ただ生きるということが、なぜこんなにも難しいのだろう。
個人的には著者にはぜひ、国政に復帰してもらいたいと思う。
上が変わらない限り、下が変わることなど絶対にない。

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累犯障害者山本 譲司
価格:¥ 1,470(定価:¥ 1,470)
http://www.amazon.co.jp/dp/4103029315/ref=nosim/?tag=hareame-22
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