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試写会などではなく実際に一般劇場で料金を支払って見た映画から、ほぼ週一回、内容はもちろん、混み具合、観客層、音響など、独自の視点でレビューします。

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2008/07/25

yuu's cinema journal 7/25

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くろがね ゆうの「シネマ日記」           Vol.417

――「ST3」          63点
――「崖の上のポニョ」    80点


発行日:2008年7月25日

kurogane@ruby.dti.ne.jp           創刊2000年3月1日
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このメールマガジンは、くろがね ゆうが、試写会などではなく実
際に一般劇場で料金を支払って見た映画から、ほぼ週一回、金曜日
頃に話題作を選んで独断と偏見でズバッと評価してお届けするもの
です。

抄録となっていますので、全文はウェブ・サイトでお読みください。
(未完成のものもありますが……)
http://www.purple.dti.ne.jp/kurogane/

――――――――――――――――――――――――――――――
     評価の基準
      〜59点:超マイナー好き向き
     60〜69点:ビデオで充分かも
     70〜73点:劇場で見た方がいい
     74点〜 :結構おススメ
――――――――――――――――――――――――――――――

――7月19日(土)「ST3」

http://www.purple.dti.ne.jp/kurogane/2008mov/07_19m.html

STARSHIP TROOPERS 3: MARAUDER・2008・米・1時間45分
日本語字幕:丸ゴシック体下、小寺陽子/ビスタ・サイズ/ドルビー・
デジタル
(米R指定、日R-15指定)

東京地区:●がおすすめ
銀座シネパトスの1〜3のいずれか、新宿ジョイシネマの1〜3のずれ
か、シネマ・ロサの1か2のいずれか(池袋)、ほか

公式サイト
http://starship3.jp/
(入ったら音に注意。画面極大化。全国の劇場案内もあり)

全国の劇場案内は、CINEMA NOWまたはeiga.comへ
http://eee.eplus.co.jp/ss/cinema/index.asp
http://www.eiga.com/index.shtml

――――――――――――――――――――――――――――――

【あらすじ】
最前線の植民惑星ロク・サンに、連邦軍総司令官オマー・アノーキ
(スティーヴ・ホーガン)が突然視察にやってきた。しかし、そこ
では農民と軍人の間がうまくいっておらず、現地指揮官のジョニー・
リコ大佐(キャスパー・ヴァン・ディーン)の友人、ディック・ハ
ウザー将軍(ボリス・コドジョー)がフィアンセのローラ・ベック
艦長(ジョリーン・ブラロック)をともなってやってきて酒場で乱
闘になる。このときジョニー・リコは農民を逮捕しなかったことか
ら、命令違反で逮捕される。まさにそのとき、基地を守っていたバ
リヤーの電源が落ち、バグたちが一斉になだれ込み、基地は陥落。
司令官たちはベック艦長のジェロニモ号で脱出するが。バグの砲撃
を受け、脱出ポッドで惑星OM-1に不時着する。

【レビュー】
 やはり、ビデオ作品の「2」が酷かったように、「3」も同レベル
の出来だった。とにかくチープ。セット、CG、キャラクター、宇宙
船、モンスター、ストーリー(脚本)、演出……すべてがチープな
印象。本当にこれで劇場作品なのだろうか。見所は、パワード・スー
ツであるところのマローダーに乗り込むため、女性隊員も全裸で3D
測定するシーンのみ。1時間45分が長く、何度も途中で気を失いそ
うになった。

 前作の酷かった「スターシップ・トゥルーパーズ2」(Starship
Troopers 2: Hero of the Federation・2004・米)は、第1作「ス
ターシップ・トゥルーパーズ」(Starship Troopers・1997・米)
の監督であるポール・バーホーベン監督は一切絡んでいなかった。
ところが、本作はエグゼクティブ・プロデューサー(製作総指揮)
がポール・バーホーベンだというので、見てみる気になったのだが
……

 allcinemaにもIMDbにも製作総指揮としてポール・バーホーベン
の名前は見あたらない。フィルモグラフィにもリストされていなかっ
た。劇場での上映時にはまさかそんなことはないだろうと、ちゃん
と注意して見ていなかったので、確認はしていないが、たぶんクレ
ジットされていないのではないか。確かに「2」の後に作られた
「Starship Troopers」という2005年のビデオ作品には、エグゼクティ
プ・プロデューサーとして関わっていた。本当どうなのだろう。

 たぶん、この酷い脚本と監督を兼ねたエド・ニューマイヤーが「
1」の脚本家でコ・プロデューサーでもあり、大ヒットSFアクション
の「ロボコップ」(Robocop・1987・米)の脚本とコ・プロデューサー
でもあることから、「3」の制作に当たってアドバイスくらいはした
のだろう。それで、「2」があまりに酷く、「3」の公開に当たって
何の目玉もないために、有名人の名前を無理矢理引っ張ってきた……
なんていうことなのではないだろうか。あまりに出来が悪くて途中
で降りてしまったか……。

 公開初日の初回、新宿の劇場は初回のみ全席自由だが、前売り券
があってもやはり当日券との引き替えが必要。25分前についたら開
場したばかりのようで、すぐに場内に入ることができた。この時点
で30〜40人ほど。意外に混んでいる。みんな「2」を見なかった人
たちか。2/3は若い人たちで、中高年が1/3ほど。女性は2〜3人。
関係者が5〜6人いて、若い女性が2〜3人いたので、目立っていた。

 最終的には400席に6割ほどの入りは立派。ヒックリした。まさか
こんな人が入るとは。若い人がもっと増えて、中高年は1/4ほどに。
 
――――――――――――――――――――――――――――――

――7月20日(日)「崖の上のポニョ」

http://www.purple.dti.ne.jp/kurogane/2008mov/07_20m.html

2008・スタジオジブリ/日本テレビ/電通/博報堂DYMP/ディズニー
/三菱商事/東宝・1時間41分
ビスタ・サイズ/ドルビー・デジタル、dts ES

東京地区:●がおすすめ
●日比谷スカラ座(銀座)、渋東シネタワーの1〜4のいずれか(渋
谷)、新宿新宿ピカデリーの1〜10のいずれか、新宿バルト9の1〜
9のいずれか、新宿東亜興業チェーン4館のいずれか、池袋シネマ
ズ4の1〜4のいずれか、ほか

公式サイト
http://www.ghibli.jp/ponyo/
(音に注意。全国の劇場案内もあり)

全国の劇場案内は、CINEMA NOWまたはeiga.comへ
http://eee.eplus.co.jp/ss/cinema/index.asp
http://www.eiga.com/index.shtml

――――――――――――――――――――――――――――――

【あらすじ】
かつて人間だったが今は海の底で暮らしている父のフジモト(声:
所ジョージ)のもとから、金魚のような魚の娘ブリュンヒルデ(声:
奈良柚莉愛)はこっそりクラゲに隠れて逃げ出すと、岸に向かうが
漁船の網にかかりそうになり、運悪くビンにはまって岸に打ち上げ
られる。ちょうど磯遊びに来ていた崖の上にすむ5歳の男の子、宗
介(声:土井洋輝)がそれを見つけ、家に持って帰るとビンを割っ
て助けポニョと名付け飼うことにする。気が合った2人は仲良しに
なるが、娘が抜け出したことを知ったフジモトは、不思議な波たち
を使って連れ戻す。ところが、ポニョは人間の子になることを決意。
魔法を使って海の家を抜け出すが、そのとき魔法の水が入った井戸
に海水を入れてしまい、それが原因で嵐が起こる。

【レビュー】
 たぶんきっとすべての宮崎アニメの要素がすべて入った、総集編
のような映画。そして、いっぱいの優しさにあふれている。まるで
思いもつかない展開で、驚かされる。絵も素朴な感じで、癒し系。
穏やかな、暖かい持ちで劇場を後にできる。優しさに、危うく涙が
出そうに……。

 キャラクターはセル画調だが、背景はクレヨン風。CGを使ってい
ないことを売りにしていたようだが、観客からすると、そんなこと
はどうでもいい。手描きだろうと、コンピューターによる3D-CGだ
ろうと、見るに値する絵で、物語に没入できれば何でもかまわない。

 やっぱりすばらしいのは、ポニョのキャラクターだろう。ちょっ
と蛙のようでもあって、一歩間違えば不細工になるところ、実に愛
らしくまとめられている。声もしゃべり方も仕草も、すべてかわい
い。そして、仲良くなる宗介のまたかわいいこと。母親や父親を名
前で呼ぶような息子だけれど、老人たちとも尊敬の心を持ちつつ友
達のようにつきあっている。なかなか男らしいところも良い。そし
て5歳なのにわがままを言わず、駄々もこねず、まっすぐで素直。
ファンタジーには欠かせないキャラクターだ。誰もが感情移入でき
る主人公。

 声の所ジョージは個性が強すぎて、所ジョージの顔を浮かんでく
るのではないかと心配したが、それは最初だけで、あとは馴染んで
しまった。母親リサ役の山口智子も、父親耕一役の長嶋茂雄も、ポ
ニョの母の天海祐希も、ピッタリはまり、まるで声優さんのよう。
ただポニョの妹たちの声が矢野顕子といわれても、ほとんど言葉に
なっていないのでわからないし、その必要があったのかどうか。

 主題歌も良い。ふーと心の中に入ってくる。ちょっと聞いただけ
で覚えられるから、上映前ロビーで子供たちがあちこちで歌ってい
た。

 公開2日目の2回目、金曜日に座席を確保しておいて30分前くらい
に着いたら、まだ前回が終わっていなかった。ロビーにはかなりの
人の数。15分前くらいに入れ替えとなって場内へ。全席指定で、中
央の17席×2列だけカバーが掛かったプレミアム席。

 最終的には654席に6.5割くらいの入り。プレミアム・シートも12
〜13人座っていた。年齢層は幼稚園児くらいを連れたファミリーか
ら、白髪の高齢者まで幅広く、まんべんなくいた。さすが宮崎アニ
メ。男女比は4.5対5.5くらいで女性の方がやや多かった感じ。

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気になった予告編は……

「シャッター」はなんだかよくわかりませんでしたが、どうやら捨
てられた女、奥菜恵が霊となってアメリカ人の男と新しい女に祟る
らしいです。ハリウッド作品なのに、監督は落合正幸で、撮影も日
本人なんだとか。どうでしょうか。

「イキガミ」はちょっと期待していたんですが、新予告になったら
どうも死ぬという知らせが来たとき、残りをどう生きるかという「
感動人間ドラマ」ということです。ボク的にはがっかりです。

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今週末(7/26〜8/1)公開予定の主な映画

 7月26日(土) ★「カンフー・パンダ」●米
           日本語吹き替え版もあり
        ★「ドラゴン・キングダム」米
         「ハプニング」米
        ★「赤い風船」仏/「白い馬」/仏
         「帰らない日々」米
         「ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発」日
         「テネイシャスD 運命のピックをさがせ!」米

 8月 1日(金) ★「インクレディブル・ハルク」米
           日本語吹き替え版もあり


★注目作
●アニメ

「インクレ……」はアメリカではPG-13指定映画なのに、なぜ日本
公開で日本語吹き替え版があるのでしょう。世界中の多くの国で12
〜16歳くらいの年齢制限がされているというのに……日本は暴力表
現に関して甘いような気がしますが……。

上記のほかにも単館公開の作品が多く公開されます。興味のある方
は下記のサイトでチェックしてください。

詳しくはこちらでチェック
http://www.walkerplus.com/

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今週末(7/26〜8/1)発売予定の主なDVDは、

 7月26日(土)  「トーチソング・トリロジー」88/米/特 3,990円
         「巴里祭」33/仏 5,040円
         「巴里の屋根の下」30/仏 5,040円


特に表記のない物は通常のDVDです。
価格は表記のないものは税込み価格です。

(未):日本劇場未公開
SP:スペシャル版、コレクション版、特別版、デラックス版など
特:メイキング等映像特典つき
BOX:セット版
(R):レンタルのみ
TV:テレビ・ドラマ

★要チェックかも
●アニメ

詳しくはこちらでチェック
http://www.dvddata-mag.com/
http://www.tsutaya.co.jp/

DVDカレンダー
http://movies.yahoo.co.jp/dvd_video/calendar/sell/

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(C)2008 Kurogane Yuu               禁無断転載
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