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2008/03/14

【出たっきり邦人 アジア編】401号 中国

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                出たっきり邦人アジア編・ライター一同

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 揚州の中国レポート
  
  (第10回=最終回)


          お題: またいつの日にか




 これまで、1年半に渡り、現代中国史の一部を絡め中国の現状を概観してき
ました。

 例えば、今まさに話題となっている「食の安全」とその背景にある倫理観の
喪失、については368号(07年7月27日)で取り上げました。ここでは、文化大
革命や改革開放政策の精神面への影響について考察してみました。

 環境問題やオリンピックについても後者は人権問題等にも触れつつ392号
(08年1月11日)で取り上げました。ジェノサイドオリンピックとして呼ばれ
ているのをご存知ですか。日本では本当にそういった記事見かけないですね。

 現在の胡錦涛政権の経済運営や政治背景については333号(06年11月17
日)、343号(07年1月26日)等で触れてきました。4月には日本訪問の予定で
すが、チベットでの弾圧を推進した当事者です。仮面の下の素顔を見逃しては
いけません。

 また、日中関係についても安倍前首相の辞任について私見を述べる中、376
号(07年9月21日)で、一部ではありますが触れて来ました。
 何度か書きましたが、福田政権は不毛以下、後世に大いなる禍根を残すでし
ょう。小沢民主もまた別な意味で、不毛以下。
 日本は世界からその存在を無視されつつあります。

 株式等経済バブルやその発生の構造については361号(07年6月1日)で概
説しました。
 中国バブルは必ずや崩壊することになります。誰が何と言おうと。


 もちろん、まだまだ文中で予告していた、チャーハン(揚州チャーハンが好
きなので揚州と称していますが、中国には実に多くのチャーハンの種類があり
ます)のこと、一人っ子政策の功罪などに加え、他にも書いていないテーマが
多々あるのですが・・・・。

 (歴史認識などはすこし触れておいた方が良かったかもしれません。
 先日、新装なった南京大虐殺記念館を見てきました。若かりし32年前に行
 こうと思って果たせなかった宿題を果たしてきました。えー、確かになまじ
 っかの知識持っている程度でも洗脳されますよね、あれじゃ。外国人も沢山
 来ていました。皆さん虐殺事件は完全なるでっち上げですよ。もっと自信持
 ちましょう、日本と日本人!)



 しかし、
 こうやって改めてみますと、その時々に筆者が一番伝えたいことを思いつく
まま書き連ねてきただけではありますが、通して読んでいただければ、今の中
国を理解する大筋はある程度網羅的に触れられているのではないかと思います。

 これから先は興味のある方は自らの足で認識を深めていただければと思います。

 今日の日欧に溢れる多くの中国レポートは極めて表面的にしかとらえてい
ないか(欧米のレポートは極めて浅薄なものが多い)、あるいは意図的に中国
を美化することが目的と言うものも多い(日本のものは全く批判精神なしと言
う状態がここ何十年も続いています)、という反省のもと、最初にお約束した
ように、本当の中国の姿を垣間見ていただきたい、かつより分かりやすく、と
いう趣旨で書いてきました。

 ですから、すこし突っ込みの足りないところも多くありますし、筆者として
は、もっと現状は酷いのだけれど、ある程度ソフトに表現したところもいくつ
かありました。中国に居て事実どおりに書くことは外国人といえども難しいと
いう制約もあります。

 それでも日本を代表するH放送局やA新聞やY新聞などと較べると随分と
実態に近いものになっているとは思います。


 このレポートが皆さんの真の中国認識形成の一助になりましたら筆者として
はこれに過ぐる喜びはありません。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 しかしながら、中国の事に思い巡らせ、書きつつも、今日私の興味は日本の
閉塞的な政治・経済情況にどうしても向いていきます。

 そこの視座からみて、それらとの関係において、中国とは何なのか、そして
両国関係とは国際政治の中でどのように位置づけられるのあろうか等、そうい
う思いが日に日に高まって来ています。

 「没落する日本と国際政治や経済の表舞台に出てきた大国・中国」、昨今そ
ういった絵柄で捉えられることの多い両国ですが、本当にそうであるのか。
そうならない為に私たちは何を考え、どんな行動をとらなければいけないの
か。
 中国の事を評価するときにおいても、どうしても祖国の現状を憂えざるを得
ないのです。

 もっと有体にいえば、中国に構っているよりも、日本を何とかしていかなけ
ればならないのではないか、という思いが強くなってきているのです。
  
 また、中国の現状がもはや日本のマスコミや政治家・経済人が描くそれとは
極めて異なる遠い存在であればあるほど、その認識を埋めるべく努力する私自
身の力の及び難いことを深く認識させられる日々でもあります。

 そういった思いがつのる中、中国ウヲッチを続け、発信することは困難な
精神状態になってきました。新たな自分の立ち位置を確かめるための時間が必
要なのだろうと思います。

 いずれの日にか新たな力がもし蘇ることがあれば、また何らかの形で筆を
とろうと思います。

 それでは、皆さん又どこかでお目に掛かる日まで、さようなら。ありがとう
ございました。


 揚 州


 
*次回は3月21日(金)インドネシア、ガシャさんよりお届けです。

☆出たっきり邦人BBS。書き込みまってます!☆ 
 WEB変更しました。 http://b.dklog.jp/detahoubbs1024/

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