出たっきり邦人【欧州編】  RSSを登録する

スペイン、ギリシャ、イタリア、スイス、フランス、オランダ、ドイツ、ポーランド、イギリス、アイルランド、アイスランドからのリレーエッセイ。姉妹誌のアジア・北米オセアニア・中南米アフリカ3編と出戻り邦人もよろしく!

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/11/06

【出たっきり邦人 欧州編】890 アイルランド

∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
□■□■□                         □■□■□
■□■□■   出たっきり邦人・欧州編・2009・11・6・890     ■□■□■
□■□■□                         □■□■□
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵
 
                     ◇◆甲編◇◆
       
       〓アイルランド・ダブリン発〓
        Irish eyes are smiling!


ダブリン事情58 眼科


少し前に歯医者の事を書いたが、今回は眼科。7月末に右目の白目の部分が赤
く充血した状態になった。痛くも痒くもないので自分では忘れてしまうんだけ
ど、人が見ると「わ、大丈夫?」と聞かれるくらい赤かった。結膜炎だろうと
高をくくっていたら、4,5日で消えたので放っておいた。

だが9月になって、また同じ状態に。さすがに2度も同じ場所というのが気
になったので、かかりつけのお医者さん(これをGPと呼ぶ-ジェネラル・プ
ラクティスの略)に見てもらった。2,3分ペンライトで見て、だーいじょうぶ
ただの結膜炎よ。と言われ軟膏をもらって終わり。この時も4,5日で治まった
のだが、10月にまた同じ場所が真っ赤に。仕事がすごく忙しくなる時期だった
のと、セカンドオピニオンが欲しかったので、土曜日にやっている違うGPに行
った。

今回は20分以上も眼球を調べてくれ、視力検査、眼球の動きのテストなんか
もしてもらった。でも結果は同じ。とても健康的な目ですよ、結膜炎ですね
と。前回とほぼ同じような軟膏を出してくれたが、さすがに私がこの件で医
者に2回も行ってる事と、万が一を思って、病院に手紙を書いてくれた。た
ぶん必要ないと思うけど、もし1週間経っても赤みが引かなければ病院に行
ってみたらと言われた。すごく丁寧な診察をしてくれた先生だったけど、な
ーんとなく‘厄介な患者’扱いされたような気がした。

3週間経っても赤みが引かないし、気のせいか、眼球が痛い気がする。目の
状態は鼻の付け根の方から白目、黒目、赤目。人と話していると、みんなが
自分の目を見ているような気がして人と視線を合わせるのが嫌になってきた
。でも超忙しいピーク時で、外来のある午前中に病院に行けない。夕方だっ
たら時間が取れるのに。かといって深夜の救急に行くのは気が引けるので、
もらった軟膏を塗る日々。二人のGPが結膜炎って言ってるんだから、きっと
そうに違いないし、病院に行ってただの結膜炎で何で来たの?と思われるの
も嫌だった。

でも4週間目あまりにも治らないので、意を決して病院に行った。どこの国
の病院もそうだが、アイルランドでも病院は、普通一日がかりの大仕事。一
日休みを取り、眼科、耳鼻科専門病院へ。本館はとーっても立派な建物なのに
‘救急&事故’外来はその横にある掘っ立て小屋のような場所。チケットを
もらい、簡単なフォームに記入して待つ。

待ってる間ヒマなので、壁に貼ってある注意書きを順に読んでいく。GPから
の手紙無しの患者は100ユーロを請求するという。なるほど。これまで2人
のGPに60ユーロづつ払っているので、大手を振って無料で見てもらおうじ
ゃないか。他には優先順位は重症患者からとか、保険に入っている人はちゃ
んとカードを見せるように等々。面白かったのはスタッフや医者に横柄な態
度を取るのは許さんとある。まさか病院でもこれを見ると思わなかった。

最近電話でよく耳にするフレーズ。電話会社、ガス会社、駐車違反の罰金を
電話で払うときなんかに流れる音声メッセージ。「この電話は自社教育の為
録音されています」自社教育のためなんていうのは嘘っぱち。録音されてる
んだから、暴言をはかないようにという軽い脅しだ。確かにここの人はFワ
ードをよく使うけど、苦情の電話をかけているのに30分も電話で待たされた
ら文句のひとつも言いたくなる。しかも元はと言えばサービスが悪いから電
話をかけてる訳で、お客様に脅す前にカスタマーサービス(ここでは存在し
ないに等しい)を徹底するべき。

病院の話に戻ると、思っていたよりすぐに番号を呼ばれた。GPからのレター
とフォームがそろってるのを見ると、にっこりOKで次に名前で呼ばれるから
待っててねと言われた。今度も15分くらいで呼ばれ、看護師がいろいろ質問し
カルテに記入していく。また待合室に戻り、今度はドクターから呼ばれる。
診察室には3台検査機があり、女医さんが3人。その中でも私は大ボスに当
たったらしい。診察中も若い二人のドクターが大ボスにひっきりなしに質問
や確認していた。

まず普通に検査した後、どのくらい炎症が深いところで起こっているのかを
確かめる為に、目薬を注され,10分待つ。また検査し、今度は隣の治療室へ
送られた。

そこには3人の患者さんがいてみんな目薬を注されている。私も右に同じ。
それが終わるとまた大ボスからお呼びがかかった。今まで何にも話してくれ
いなかったので、結膜炎でしたか?と聞くと強膜炎だと言われた。聞きたこと
もない病名でぽかーんとしてると、メモに書いてくれた。

あとから調べて分かったのだが、強膜炎はとーってもひどくなると失明したり
眼球が壊死する場合もある病気だった。でも大ボスが書いてくれた病名の中
に‘壊死する可能性ない’と書かれてたので、一安心。原因は何かと聞くと
たぶん調べても分からないだろうと言われる。でも念のために血液検査を来
週しにくるように言われた。とここまで約2時間半。これで済むなら早く来
ればよかった~。もらった内服薬と目薬(1日6回x2種類)をきちんと注し
ていたら、3日で白目が真っ白に!白目が白い事がこんなに嬉しいとは!

二人のGPが結膜炎って間違えた診断をしたのには全く怒りを感じない。医者
だって万能の神ではないし、調べてみるととても診断しにくい病気だと書い
てある。でも病院に行って本当によかったなと思う。

ありきたりな〆ですが、健康でいれるって本当に有難い。皆様もお体ご自愛
下さいませ。


みつぃ
ご意見・ご感想をお待ちしています。
lukanga02@yahoo.co.jp


◇◆次回は11月10日(火)イタリア・ベネツィアからの配信予定です◇◆
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 
   
【北米・オセアニア編】【中南米・アフリカ編】【アジア編】
          【出戻り邦人】もよろしくね 

               ◇◇◇詳細は下記のHPで◇◇◇ 
         http://www.geocities.jp/detahome/
       各種問い合わせ先:oushuhen@hotmail.com

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 
電子出版 :出たっきり邦人【欧州編】
      <まぐまぐID:0000023690> 
発行協力 :まぐまぐ http://www.mag2.com/
発行責任者:欧州編ライター一同 連絡先:oushuhen@hotmail.com
H P  :http://www.geocities.jp/detahome/
BBS  :http://www.geocities.jp/detahome/
登録・解除:http://www.geocities.jp/detahome/
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る