出たっきり邦人【欧州編】  RSSを登録する

スペイン、ギリシャ、イタリア、スイス、フランス、オランダ、ドイツ、ポーランド、イギリス、アイルランド、アイスランドからのリレーエッセイ。姉妹誌のアジア・北米オセアニア・中南米アフリカ3編と出戻り邦人もよろしく!

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2009/09/29

【出たっきり邦人 欧州編】889 イタリア

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                         ◇◆乙編◇◆ 

                   〓イタリア・ヴェネツィア発〓
                        水、ゆらりゆらり
 
その38  スイス、(ベルギー)、オランダ・・・駆け足&独断比較

こんにちは。
ちょうど1か月前になりますが、この8月には、ほんのちょっとずつながら、
スイス、オランダと足を踏み入れる機会がありました。
ふだん、イタリア内では、仕事・趣味含めやたら移動の多い生活をしています
が、言葉が通じないのがおっくうな上に、そもそも外国に旅行に行く余裕がな
く、国境を超えることはまれです。
で、たまに「外国」に行ってみると、やっぱりいろいろなカルチャー・ショッ
クがあります。暮らしているのと、数日旅行で見るのとは全然違うし、私がた
またま出会ってしまったことばかりですが、今日は強引に、それぞれの印象を
紹介してみようと思います。

まずは、スイスのロカルノ。イタリアとスイスの間にまたがる、マッジョーレ
湖に面した美しいリゾート町で、毎年8月、国際映画祭が開催されます。ふと
時間のあいた2日間、かなり無理ムリ日程でのぞきに行ってきました。
このロカルノ、実はスイスとはいえイタリア語圏。実際「イタリア語が通じる」
というよりは、文字通り「住民はイタリア語でしゃべって」います。場所柄、
英語、ドイツ語、フランス語はおそらく、ほとんど通じるはず。それでも、現
地の人がイタリア語でしゃべっているというのは、私にとってはかなり楽ちん。
映画祭の主要言語もイタリア語でした。
イタリア国内でも、昨年、北部の南チロル地方に行ったときには、標準語がド
イツ語で、イタリア語は通じるものの外国人のそれ、だったのとちょうど対称
的です。
標識などはバイリンガルで、1つめがイタリア語、2つめがドイツ語。またはイ
タリア語のみのところも結構ありました。
「外国」を感じるのは、通貨がユーロでなく、スイス・フランであること。そ
れでも、少なくともロカルノの町の中では、ほとんどユーロでも支払いができ
ました。
その支払いに関しては、もともとアバウトな性質なのでいちいち細かい計算は
していませんが、実感としては、イタリアよりほんの少し割高。ただ、イタリ
アの中でも物価は結構違うので何とも言えませんが、ローマに比べれば明らか
にちょっと高いし、ミラノに比べて多少高めかな、という感じでした。
もう1つ、イタリア語圏にしてイタリアにあらず!と思ったのは、付け合わせ
のサラダにあらかじめドレッシングがかかって出てきたこと。イタリアではサ
ラダには、オリーブ・オイル、バルサミコなどのお酢、塩、胡椒を各自が勝手
に食べるときに混ぜるのがふつうで、ドレッシングというものが存在しません。
クリーミーな白いドレッシングのかかったレタスを見て、お~・・・と思いま
した。
ほんとうは地元の(スイス)料理をぜひとも味わってみたかったですが、たっ
た2日間で時間切れ。次回の楽しみにとっておくことにします。

そしてオランダ。
都合により、ベルギーのブリュッセルに飛行機で入り、そこから電車で移動し
たのですが、まず駅で、「みどりの窓口」(切符売り場)へ行ってびっくり。入
ったとたん、目の前の感じのよい女性が「何かお手伝いできますか?」これこ
れの切符を買いたいと答えると、そこの番号札マシーンから番号をとって、「は
い。窓口は○番から×番です」。
あ、そうそう、日本の銀行にはATMのところに、そういう手伝いをしてくれる
方がいらしたりしますね。まさにあの感じです。
なんだそんな単純なこと?と思われるかもしれませんが、その簡単なことが、
イタリアではできない、あり得ない。ああ、駅であろうが大学の事務局であろ
うが、はたまた銀行だろうが、窓口が複数あるところで、正しい窓口(相手)
を選ぶ難しさといったらありません。
看板があったり、番号札があったりしても、見ただけではよくわかない表示も
多く、イチかバチか、えーい、ここか!?と並んで、待って待って待って待っ
て、ようやくたどり着いたときに「ここではありません」「私は知りません」と
のたまわれる確率の、実に多いことか。
そう「たらいまわし」という言葉は、まさにイタリアのためにあるようなもの
です。
この、あるべき姿の窓口、オランダ、アムステルダム中央駅も同じでした。

イタリアの延長のようで、ロカルノではさほど差を感じなかったのですが、さ
すがにオランダは、地続きとはいえかなり離れています。
そんなオランダで、まずすぐ感じたのは、「人々が平均的に親切で丁寧で、もの
ごとがスムースに進んでいる」。これまた、日本では基本中の基本、あったり前
のことかもしれませんが、イタリアではこれが最も難しいのです。
人により気分によりお天気により、こちらが全く同じことを要求しているはず
が、それが同じようにかえってくることは、まず期待できません。
できるはずのことが「できない」と言われてしまうのは当たり前。ですが、ほ
んとはできないはずのことも、通ってしまったりすることもある。当たるも八
卦、あたらぬも八卦。・・・というと変ですが、つまりムラがあります。運・不
運もあるし、交渉次第、といった面もあり、とりあえず力んで交渉するので、
いちいち疲れます。

物価はというと、微妙にイタリアより高めの感じがしましたが、たとえばそれ
で、サービスなり内容なりがきちんとしていれば納得できます。イタリアの、「お
金払ったのに、これかい!?」みたいなことはなさそう。
食事は、意見する前にやはりもう少しいろいろ味わってみたいところではあり
ますが、レストランからビール・バー、ジャンク・フードまで総じて◎。何で
ももりもりおいしくいただきました。

スイスのきいろさん、オランダのあめでおさんは、いろいろと言い分があるか
もしれません。
でも、いろんな土地での異体験は、自分の国のいいところも悪いところも客観
的に見直す、いいきっかけになります。
「かわいい子には旅をさせよ」。
今度はどこに行こうか、今は未定の予定をあれこれ練って楽しんでいます。

それぞれの旅の詳細については、ブログ(http://fumiemve.exblog.jp )で紹介
しています:
ロカルノ(スイス)8月、11, 12, 13日
オランダ 8月28-31日、9月1日、15,16,19日
をそれぞれクリックしてください。

萌香
ではまた次回。

ご意見、ご感想をお待ちしております。
moeca-ve@hotmail.com
ブログ:http://fumiemve.exblog.jp/

◆次回は10月2日(金)オランダ、アイントホーフェンから配信予定
です◇◆   

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     ◇◇◇詳細は下記のHPで◇◇◇      
http://www.geocities.jp/detahome/  
各種問い合わせ先:detahou@hotmail.com  
 
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