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2008/04/15

【出たっきり邦人 欧州編】745 番外編・イギリス

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■□■□■   出たっきり邦人・欧州編・2008・04・15・745    ■□■□■
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        のんきぃのんの回顧的ロンドン駐在妻らいふ


                       その35


                 「ウォーキング天国」



日本はすっかり春たけなわの頃ですねぇ。

私が今住んでいるタイ・バンコクでは、今は夏真っ盛りです。
四月は、常夏のこの国でも特に「暑季」と呼ばれ、もうあっついのなんの。

日本でも特に暑い盛りは「お盆」としてみんなお休みしてしまいますが、タイ
でも一番暑い4月の13日から15日は、タイの「お正月」です。

ソンクラン、別名、水掛祭り。

みんな無礼講で水を掛け合って暑さをしのぎます。
もちろん、タイ全国みーんなお休み。田舎のある人はそろって帰省するので、
いつも渋滞のバンコクがいちばん空いている時期でもあります。

その少ない車めがけて、子供たちが歩道から大型水鉄砲で水をびしゃーっ!

おっと、この期間はタクシーに乗ったらドアロックしたか確認しなくちゃ。た
まに悪乗りする人が、信号待ちのタクシーのドアを開けて水をかけることもあ
りますので。

年がら年中暑いバンコクの場合、タクシーはとっても身近な移動手段です。

日本みたいに贅沢という感覚はありません。タイ人もよく利用してます。
それもほんの数分の移動でも気軽に使う。

日本と同じような車のタクシー、軽トラを改造した簡易タクシー(シーロー)、
バイクの背に乗せてもらうバイクタクシー(モータサイ)。

種類はいろいろですが、安いし、頻繁に走ってるから拾いやすい。
なにより、歩くと暑いんだもん!

というわけで需要が多く、バンコクにはものすごい数のタクシーが走ってます。


これが日本なら、ちょっとした移動に一番便利なのはママチャリなんですけど
ねぇ。

あのママチャリなる自転車スタイルは、まったくもって日本にぴったりだと思
います。小回りが利いてちょっとした買い物に便利。ちゃんと籠つき。
後ろに子供だって乗せられちゃう。地球にもお財布にも優しい。

ところがタイは歩道の整備がイマイチなので、残念ながら自転車はちょっとム
リ。逆にイギリスでは、歩道は整備されてるけど自転車は車道を走らなければ
ならないので、これもやっぱり危険。

住む地によって、便利なものは変わってきますね。
バンコクはタクシー、東京近郊ならママチャリ、ではロンドンでは?


なんといってもロンドンでお勧めなワンマイルの移動手段は、ウォーキング。
歩きです、歩き。

暑いバンコクでは絶対にやりませんが、ロンドン時代は本当にウォーキングに
はまってました。


たった数分の遅れを恐れて、電車の運転手がスピード出しすぎで事故ってしま
う日本と対照的に、世界の大多数の国では、電車というのはあんまりあてにな
りません。

ロンドンの地下鉄はすぐ止まる。だいたいは「てくにかる・とらぶる」だとか
で朝駅に行ったら運休だったり、間引き運転したり、途中のトンネルの中で
10分も動かなかったり。

都心に出るときには仕方ないけど、たった一駅先の英会話学校に行くのに、な
んだかいつの間にか、30分くらいなら歩いたほうが早いや、ってことになっ
たのでした。

で、歩いてみると、これがとっても気持ちいい。

食に鈍感なイギリス人は、逆に、花やらガーデニングやらに心血注いでます。
家や通りの見てくれにこだわることについては、世界でもトップクラスであろ
う、イギリス人。

全部の家がきれいにしているわけじゃもちろんないのですが、あちこちの庭を
愛でながら歩くのは、けっこう楽しい。
30分があっという間です。

これでウォーキングに開眼した私は、さっそく本屋でよさげなウォーキング本
を探しました。数あるウォーキング本の中から私を呼んだのは、
「ロンドンの自然スポットおすすめウォーキング」

これは最高のヒットでした。

この本を片手に、まだ行ったことのないロンドンをいくつも発見しました。

地下鉄の駅からスタート。
右手を少し歩くと、赤いパブの看板。そこを曲がる。
うっかり見落としそうなほど木々に隠れた、車の通らない細い道。
乱れ咲くペチュニアとゼラニウムの窓辺。
何百年も変わらずそこにある、酒蔵のような家々。

人通りのほとんどない道を右に折れる。
突然現れる、テムズ川の岸辺。
目の前に、花に埋もれた古いパブ。
テラスはテムズに突き出し、テーブルがいくつも並ぶ。

パイントを片手にテラスで風に吹かれてると、目の前のテムズにはいろんなも
のが行きかう。
レガッタの練習をする人。
水鳥の親子。
緑色のぽんぽん船。

うーん、いいなぁ。
なんていうんだろう、こういうの。
そうだ。

心の洗濯。


イギリスに少しゆっくり滞在できるのなら、バスでのツアーもいいけど、やっ
ぱりぜひウォーキングにはまってきてほしいです。
イギリスの旅の醍醐味はウォーキングにあるといっても過言ではないでしょう。

ロンドンだと、パブめぐりみたいなウォーキングツアーもたくさんありますが、
地方都市でも、その地のツーリストセンターには必ず「お勧めウォーキングル
ート」のパンフやら本やらが山ほど置いてあります。

ウォーキングにはまった地元の人たちが太鼓判を押すお勧めルート。
いつでも絶対に「当たり」でした。

ツアーで人に引っ張ってもらうのもいいけど、自分のペースで歩くのもいいも
んです。本の指示を読みながら、
「黄色の家が角にある道、、、、あった、あった、あれだあれだ」
と見つけていくのは、ちょっと冒険みたいでこれも楽しい。

ああ、なんだかとっても行きたくなってきました。


昼間はあちこち歩き回って疲れたらパブでのんびりして、夏になったら夜には
オープンエアコンサートで芝生にねっころがって、クラシックを聞く。

これが太鼓判、ロンドンの最高の過ごし方。


のん
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nondetahou@yahoo.co.jp


◇◆次回は4月18日(金)ギリシャ・スパルタから配信予定です◇◆


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