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2009/12/22

蔵元日記【テレビ出演顚末記】

◇■■■■       蔵 元 日 記         ■■■■
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■ 旭酒造株式会社  http://asahishuzo.ne.jp/
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■このメールに関するご意見ご感想は→ webmaster@asahishuzo.ne.jp
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■          2009年12月22日 vol.227


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  目  次

 ◆  蔵元日記【テレビ出演顚末記】

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蔵元日記【テレビ出演顚末記】

皆様の中にも見ていただいた方がいると思いますが、前回予告しました
BS6ch-TBSのグローバルナビの出演も12/12(土)に無事終わりました。
 
番組を見ていただいた方にはお分かりのように、事前に、山口の酒蔵で
の丸々二日にわたる取材を受け、その後クリスマス前のパリ(!!)
出張時の取材も受けました。酒蔵の取材時にはワイヤレスマイクをつけ
たままトイレに入りそうになって、慌てて外してもらったり。
 
余談ですが、クリスマス前のパリの街は本当にきれいですね。東京の青
山のイルミネーションがきれいって言うけど、パリの場合は広告看板が
街に少ないのでほんとにロマンチックです。街自体が何がお洒落か知っ
てるという感じで。仕事でなければもっとよかったんですが・・・
(こらっ!! 不謹慎な)
 
放送そのものはキャスターの嶌信彦さんは豊富な経験を持つ経済ジャー
ナリストですし、本人のお話によると、ついこの間まで「獺祭」とは別
に弊社の地ビールであるオッター・フェスト・ビールも飲んでたぐらい
ですから??
 
(数年前に地ビールから撤退しましたからそんなわけないんですが、きっ
と青いビンのどこかのビールを間違ってたんだと思います。でも、酒も
ビールもご存知だったようです)
 
そんな嶌さんのリードに助けられて順調に進みました。そうそう女性アナ
ウンサーの中井さん綺麗でしたよ。それに、彼女が陰の進行役で全体の状
況を見ながら進行をコントロールしてるんですね。
 
それと、大御所の榊原さんは食と酒に対する知識と経験も豊富ですから、
「ここで言い足りないんだけど、タイミング逃しちゃったなぁ」なんて思
う場面で、「そうそう、そうなんだよ。美味しいものをちょこっとね。
それが現代人は大事なんだよ」なんて絶妙な合いの手を入れてくれます。
 
そんな感じで、スタジオの生放送のときは「まな板の鯉」みたいな感じで
リラックスしていたつもりだったのですが、それでもテレビ局の車で収録
後、宿泊していたホテルまで送ってもらう道すがら東京の町がすごく明る
く輝いて見えましたから、私らのような素人にとってテレビ出演のプレッ
シャーは相当なものだったんだと思います。
 
ところで、こんな出来事があると、変な話ですが自分の姿を再確認します。
お恥ずかしい話ですが、山口の酒蔵での取材の折には「前日、酒の飲みす
ぎ!!」なぜなら顔がむくんでるんですよ。年をとると前日の御乱行は全
て出るんですねぇ。ご同輩の皆さん気をつけてください。
 
 
◆蔵元の読書◆
 
番組の折に榊原さんに、「御著書の『食がわかれば世界経済がわかる』を
読ませていただきましたよ」とお話しましたところ、「今度新しい本を書
いたからあげるよ」といって出版したばかりの新著をいただきました。
 
タイトルは「知的食生活のすすめ」副題が「食文化と歴史から考える新し
いライフスタイル」で東洋経済新報社から発刊されています。
 
帯封には「旬の素材を味わい、四季を感じる―充実した人生はそんな瞬間
にある」とあります。最初に辻調理師専門学校を開いて日本にフランス料
理を導入するのに一生を掛けた辻静雄の「美味礼賛」を取り上げ、辻の偉
業をたたえながらその中にある矛盾を描き出すことから本が始まります。
 
辻はフレンチを極めるためにフランス中のここぞというレストランを食べ
歩き、結果として食べ過ぎにより肝臓を壊してしまい若くしてこの世を去
ります。
 
「現代人にとって、美食とは何。人生の中で食の意味は」と問いかけ、だ
からといってただの粗食のすすめにも陥らないバランスの良い食の本です。
「酔うため、売るための酒じゃなく、味わうための酒を求めて」をモット
ーに大量飲酒や大量販売を良しとせず、より人生を楽しむためのツールと
して「獺祭」を適量飲んでいただきたい。そんな酒を造りたい。と、言い
続けている私としては拍手ダッサイ!!を贈りたい本です。
 
 
◆もう一つ◆
 
同じく御著書をいただきました。元マッキンゼーに居られたマーケティン
グコンサルタントの安井美佐子さん。この方によると「山口で今、一番元
気の良い企業はユニクロと獺祭!!!」だそうです。(決して買収したり
付け届けをしているわけではありません。でも著書の帯封の安井さんのお
写真を見て、これからは付け届けをしようかなと下心を抱きました。・・
・・同じくこれも、こらっ!!!ですね)
 
「ワインの薀蓄を語りながら、お昼はいつもコンビニおにぎり」・・・・
そんな都会の食の問題に切り込み、食べることは究極的には命に関わる営
みであり、食する対象も命であるということの再確認を-(当たり前の事
ですが。私も含めてみんな忘れてる)-せまります。
 
お酒というものは美味しく人生にとって限りない喜びを与えてくれるもの
ですが、反面飲みすぎれば体に害も与えます。そんな酒だからこそ、「美
味しくなければならない」「たくさん飲まなければ、へべれけにならなけ
れば楽しさを実感できないような酒は造りたくない」
 
そんな思いで「獺祭」を造っている私には意を強くする内容でした。この
本にも「拍手ダッサイ!!」
 
でも、いただいた本だけ読んで感動しているようじゃ、まさにお手軽蔵元
ですね。次回はちゃんと購入した本の感想を書かなくっちゃ。でも、公表
できるような大した本、買ってないんですよねぇ。これは、反省!!!

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