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2008/07/23

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今週のもくじ
 ・YMコラム
  ・ヒューストンレポート
 ・ホットトピックス
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☆☆ YMコラム ☆☆  (NO.435)

   広島・種子島・相模原

   先週は、子どもたちのアイデア衛星コンテストの審査がありまし
   た。小学生、中学生から「こんな衛星があったらいいな」という
   アイデアを募集したのですが、とりわけ低学年の応募の中に、純
   粋な願いのこもったものが多く、楽しく過ごさせていただきまし
   た。世界中からお腹の空いた人たちをなくしたいという気持ちか
   ら、流しそうめんを衛星軌道から臨機応変に配るという、何とも
   気宇壮大なグランプリ作品(小2・小3の部)には、圧倒されま
   した。

   それから広島へ行って、高校の同窓会の全国大会での講演。いつ
   もいつも思うことですが、同窓会という組織が同窓生という枠に
   閉じ込められないで、もっと世間に開かれたものになるには、ど
   のようなプロセスが必要なのでしょうか。初めから「懐かしむ」
   という動機を非常に強く持っているので、出席する大部分の人た
   ちはそれでいいと考えているし、また欠席する大部分の人は「懐
   かしむ」だけのものならそんなに頻繁に参加しなくてもと考えて
   いることは事実なのです。これも時代の要請に応じて変容してい
   くものなのでしょうか。

   広島からは鹿児島経由で種子島へ飛びました。『21世紀 月は地
   球の文化圏』と題して講演しました。講演の後で企画された日比
   野克彦さんとの対談は興味深いものでした。全く打ち合わせなし
   のぶっつけ本番は、文字どおり自由闊達に意見を述べ合い、ユニ
   ークな「宇宙トーク」となりました。フランクに奔放に語ってく
   れた日比野さんに感謝。土曜帰京。

   そして日曜日には、相模原の子どもたちの水ロケット大会に朝か
   ら晩まで参加。ギラギラと照りつける太陽のもとで、71機の水ロ
   ケットの打ち上げをすべてカメラに収めました。最長不倒距離実
   に143メートル強。雄大に飛んで行きましたよ。水ロケットの発
   射の瞬間をフレームに確実に入れ込むのは、普通のデジタルカメ
   ラではまず不可能です。秒読みと発射秒時に微妙に個性的なズレ
   があるからです。一眼にしてからそれが可能になりました。

   炎天下で水を盛大に飲みながら元気に過ごしたのはいいのですが、
   生来肌が弱く、面の皮も薄いので、顔や首筋は真っ赤っか、腕は
   蚯蚓腫れみたいになってしまって、予定されているテレビ収録を、
   この皮膚の剥けそうな顔でどう乗り切るか、大きな課題を抱えて
   しまいました。いくつになっても計画性がなく、子どもみたいに
   夢中になる癖をなおす秘訣があったら教えてください。

   なお、「かぐや」の地形カメラがとらえた月面のティコ・クレー
   ターの素晴らしい映像がアップされています。御一覧あれ。
   → http://wms.selene.jaxa.jp/  (YM)
 
このコラムに関するご意見・ご感想は下記アドレスまでお寄せ下さい。
matogawa@planetary.or.jp
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☆☆ ヒューストンレポート ☆☆  (367号)

   ロシアの宇宙飛行士、より危険度の低い船外活動を実施

   マーク・カーリュウ
   著作権 2008 ヒューストン・クロニクル

   要約:この前の船外活動ではソユーズが地球に帰還するとき使用
   する爆発ボルトが故障しているため、これを取り外すというスリ
   ルに満ちた船外活動をしたが、今回はロシアから送られてくる科
   学モジュールを受け入れる準備のためのものであり、静かな船外
   活動である。

   火曜日(7月15日)午後、ロシアの宇宙飛行士は国際宇宙ステーシ
   ョンの外で、6時間の船外活動を実施した。地球を周回しているス
   テーションへ、ロシアからの新しい科学モジュールを受け入れる
   準備をするためと、外部実験装置を設置したり、取り外したりす
   るためである。

   宇宙ステーションの指揮官、セルゲイ・ボルコフおよびフライト
   ・エンジニアのオレグ・コノネンコにとって、船外活動はこの5日
   間で2度目のことである。

   今回の船外活動は彼らが最初に経験したものより、サスペンスに
   満ちたものではなかった。木曜日(7月10日)には、ロシアの宇宙
   飛行士は、カプセル・ソユーズが10月末に地球に帰るとき使用す
   る爆発ボルトが故障しているため、これを取り替える作業をおこ
   なった。

   ロシアの調査官は、アメリカの宇宙飛行士1名とその他の多国籍の
   宇宙飛行士を地球に送還した最近2度のソユーズの着陸を見て、大
   気圏への突入が深く、荒々しい降下の原因となったのは、掛け金
   機構の一部であるファスナーが正常に作動していないからだと確
   信した。

   ボルコフとコノネンコにとって、爆発の危険を冒して、爆発ボルト
   のネジを緩めて、50フィート(15m)のブームで吊り上げて写真を
   撮るという緊迫した木曜日であった。

   弧を描いて動くブームにより、宇宙ステーションのエアロックから
   乗組員の共同寝室外までの経路を確立し、ドッキングの目標を設置
   した。来年の夏に予定されている長さ16フィート(5m弱)のロシ
   アの科学モジュールを運ぶロケットはこの目標にドッキングする。

   二人が目標を設置する作業をおこなっているある時点で、「ボルト
   が浮いた。」とボルコフが叫んだ。

   「俺が捕まえている。」とコノチェンコ。

   「よし。オレグが捕まえている。俺達からなにも逃げることはでき
   ないよ。」とボルコフはロシアのミッション・コントロールへ。

   「ゆっくりでいいよ。」と2つの船外活動を担当したロシアの管制官。

   船外活動の後半で、ステーションのビデオ・カメラはひらひらと舞
   い落ちる小さい輝く物体を捉えている。恐らく手すりの塗料片と考
   えられる。

   ロシアは同じ大きさの第二の実験モジュールを打ち上げる計画であ
   る。それはステーションでは3番目に大きい研究棟となる。この研究
   棟はアメリカ、欧州、および日本の研究棟とつながる。

   2度目の船外活動が終わりに近づいたころ、ボルコフとコノネンコは
   地球の地震に関係があるかもしれないと考えられている、荷電した
   原子核粒子の爆発を記録する実験装置を取り付けた。

   彼らはバイオリスク(Biorisk)と呼ぶ実験装置を取り外した。この
   装置は放射、温度変化、およびバクテリアおよび菌類にたいする宇
   宙の影響を一年近くに渡って監視したものだ。

   ステーションの3番目の乗組員である、アメリカの宇宙飛行士、グレ
   ッグ・カミトフは、ロシアの同僚が船外で活動している間、宇宙船
   ソユーズに着席していた。

   ソユーズはステーションのエアロックに繋がれていて、船外活動の
   間、圧力を除いている。この措置により、船外活動の最中に緊急事
   態が発生しても、カミトフは唯一の脱出の方法から切り離されない
   ですむ。

   カミトフはまたボルコフおよびコノネンコにトラブルが発生した際、
   彼らがソユーズに退避することを助ける体制をとっている。ソユー
   ズのカプセルに入れば、3人の乗組員はステーションの別のドッキン
   グ・ポートに行くこともできるし、地球へ帰ることもできる。

July 16, 2008 

Cosmonauts take another spacewalk for less-risky task
By Mark Carreau
Copyright 2008 Houston Chronicle
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☆☆ ホットトピックス ☆☆

   ● IAUが4番目の准惑星を承認

     国際天文学連合(IAU)は7月19日、2005FY9を4番目の准惑星と
     して承認した。2005FY9は、マケマケ(Makemake)と命名され
     た。この名前は、南太平洋イースター島の神に由来する。

   ● 太古の火星には水が豊富で生命の生息に適した環境が存在した

     太古の火星には、液体の水が豊富で生命が生息し得る環境が存
     在したとする二つの研究が発表された。

   ● 第2次ミッションに移ったESAの金星探査機ビーナス・
     エクスプレス

     ESAの金星探査機ビーナス・エクスプレスは、2009年5月まで続
     く第2次ミッションに移っている。

各記事の詳細は日本惑星協会ホームページでご覧になれます。
http://www.planetary.or.jp/
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■発行元   :NPO法人 日本惑星協会
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