TPS/Jメール RSSを登録する

NPO法人日本惑星協会がお届けするメールマガジンです。宇宙に関する最新ニュースや宇宙科学研究所のスタッフから送られてくるコラムを紹介いたします。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/07/09

TPS/Jメール

この記事を取り寄せる

**********************************************************************
       ☆☆☆☆☆ TPS/Jメール ☆☆☆☆☆
**********************************************************************
今週のもくじ
 ・YMコラム
  ・ヒューストンレポート
 ・ホットトピックス
**********************************************************************
**********************************************************************
☆☆ YMコラム ☆☆  (NO.433)

   ゆかりの街の友好

   島根大学が教員志望の学生たちのために、宇宙教育の試みを開始
   しました。先週の土曜日に松江に行ってきました。すでに長崎大
   学では経験があります。島根は大学としては2校目ですね。大学
   生の教育に乗り出したというのではなく、あくまで視点は「子ど
   も」にあります。現役の学校の先生の研修などもやってはいます
   が、もう少し遡って「学校教師の卵」からアプローチしてはどう
   かということです。実にフレッシュですね。3、4年生を相手に
   「人類の宇宙進出と学びの意味」と題するレクチャーをしました。

   先週は、作曲家の服部克久さんに、宇宙教育への協力をお願いし
   に行ってきました。1986年初めには、ハレー彗星を見にわざわざ
   オーストラリアまで行ってきたそうで、相当の宇宙好きのようで
   した。他にもさだまさしさんとか、宇宙の好きな友人がいっぱい
   いるから声をかけようと約束してくれました。宇宙は、子どもた
   ちの心の多様性と共鳴し合う素晴らしい多面性を持っています。
   いつか服部さんの手で宇宙的音楽を生み出していただけるといい
   ですね。また先週は、相模原市長と相模原のロータリークラブの
   新会長さんともお会いして、宇宙教育面での協力要請をしました。
   実に快く請けてくれましたよ。相模原市には、あのF1の片山右
   京さんもおられます。近いうちに訪ねるつもりです。

   ところで、1987年11月8日に、当時の宇宙科学研究所(現在のJAXA
   宇宙科学研究本部)の研究施設のある2市3町が提携して、銀河連
   邦という一見パロディ風の友好都市関係の組織が結成されました。
   北から言えば、ロケットモータの地上燃焼試験の設備を持つ能代
   市、大気球観測所のある三陸町(現在は大船渡市)、64mアンテ
   ナを持つ臼田町(現在は佐久市)、宇宙研本部のある相模原市、
   ロケット打上げ場のある内之浦町(現在は肝付町)の5つです。
   市町村合併が進んで名前が変わりつつあるし、また大気球観測所
   は現在は北海道の大樹町に移転しました。これから再編成が進む
   かも知れませんね。物産交流とか子ども宇宙サミットとか、いろ
   いろと取り組みをやっています。

   そうした矢先、宇宙飛行士ゆかりの町の交流会議をするとのニュ
   ースが流れてきました。「ゆかり」という言葉は便利なもので、
   どんな解釈でもできるでしょう。生まれた場所、育ったところ、
   通った学校などなど、挙げればキリがないかも。私が知っている
   データだけ挙げても、

   秋山豊寛(東京都、三鷹市、ロンドン、ワシントン)
   毛利衛(余市町、札幌市、アデレード)
   向井千秋(館林市、東京都)
   土井隆雄(町田市、甲府市、大阪市)
   若田光一(さいたま市、福岡市)
   野口聡一(茅ヶ崎市、横浜市、太子町)
   古川聡(横浜市、東京都)
   星出彰彦(東京都、筑波市、シンガポール)
   山崎直子(松戸市、カレッジパーク市)

   などがあります。
 
   こういった「ゆかり」という捉え方は、結構その土地の人びとの感
   情を刺激することができるかも知れませんね。たとえば山口県の萩
   市の出身の人にとっては、吉田松陰は忘れられない人だし、鹿児島
   で西郷さんの悪口は決して言ってはいけないとか、来年には愛知県
   小牧市で「織田信長サミット」が開かれるらしいですよ。この織田
   信長サミットには、現地の小牧市、NPO市民活動ネットワークとと
   もに、KU-MAも主催団体の一つに名を連ねており、来る8月30日には、
   山根一真さんの講演会を皮切りに、来年のサミットに向けてリレー
   講演会をしていくことになっているんです。「信長」が「宇宙・子
   ども・未来」とどういう関連を持って展開されるのか、楽しみにし
   ていてください。
 
このコラムに関するご意見・ご感想は下記アドレスまでお寄せ下さい。
matogawa@planetary.or.jp
**********************************************************************
☆☆ ヒューストンレポート ☆☆  (365号)

   火星着陸船、火星の土壌は肥沃と分析

   マーク・カーリュウ
   著作権 2008年ヒューストン・クロニクル

   要約:火星は地球にとても似ていることに科学者は驚いている。

   火星の土壌に関する最初の経験の後、NASAの着陸船フェニックスは、
   この異星の土壌は地球の土壌と大変よく似ている ―― ものを成
   長させるための栄養素をもっている ―― ことを発見したと、木
   曜日(6月26日)科学者が発表した。

   事実、フェニックスの分析した北極の着陸点の土壌は、グリーンビ
   ーンズ、かぶ、およびアスパラガスを育てるのに適した化学栄養素
   およびミネラル栄養素をもっている。

   「時間がたつにつれて、火星について驚くべきことは、それが異星
   であるといことではなく、おおくの点で非常に地球に似ていること
   であるとの結論に達しました。」と、フェニックスの土壌分析のリ
   ーダーであるタフト大学の科学者サム・オーナブ氏は語った。

   フェニックスは5月25日火星の北極をとりまく凍った平原に着陸した。
   無人の探索機フェニックスは赤の惑星がかつて温暖であり、何らか
   の形の生命をはぐくむことができるほどの湿度があったかどうかを
   調査する4億5700万ドルの多国籍ミッションの中心である。

   先週(6月15日から21日)着陸船のロボット・アームでサイコロ大の
   固くて白い塊を掘り出したが、この映像は4日以内にリモート・カメ
   ラから消滅した。

   科学者は、塊は氷であり、火星の薄い大気に蒸発したと結論した。
   火星の広範囲にわたる地下に氷があることを発見したのは5年まえ、
   NASAの軌道をまわる宇宙探査機オデッセイであるが、フェニックス
   はこれを確認した。

   フェニックスはミニ化学ラボを2つ搭載している。その1つは火星の
   土壌と氷のサンプルを熱して生命の成分となる炭素をベースとした
   化合物を探すように設計されている。もう1つのラボは地球から持
   っていった紅茶茶碗大の水の入った容器に、火星の土壌がどのよう
   反応するかを分析するように設計されている。

   オーナブ氏の科学者チームがフェニックスに、4つのうちの1つの水
   の容器に表面の土壌を混ぜるように指令し、チームは、土壌は弱ア
   ルカリ性で、塩分があり、マグネシュウム、ナトリウム、カリウム、
   および塩化物の痕跡があることを突き止めた。

   しかし、軽量の宇宙船には生命を見る装置はない。

   それに加えて、火星の表面は太陽からの紫外線に曝されているが、
   これは生命の成分と考えられる合成物を破壊する放射線である。
**********************************************************************
☆☆ ホットトピックス ☆☆

   ● 明らかになった水星表面の滑らかな平原の起原

     30年以上論議されてきた、水星の表面に見られる滑らかな平原
     の起原について結論が出た。それは、探査機メッセンジャーが
     最初のフライバイ時に送ってきた高分解能画像の分析で明らか
     になった。

   ● フェニックス、2回目の土壌サンプルの化学分析を終了

     フェニックスによる2回目のサンプルの化学分析(湿気化学分析)
     が進行中である。分析結果は、数日中に1回目の分析結果と比較
     される。

   ● 土星の渦巻雲

     くるくる回転しながら移動する土星の渦巻雲、探査機カッシニが
     とらえた画像である。

各記事の詳細は日本惑星協会ホームページでご覧になれます。
http://www.planetary.or.jp/
**********************************************************************
**********************************************************************
■タイトル  :TPS/Jメール
■発行元   :NPO法人 日本惑星協会
         http://www.planetary.or.jp/
■発行日   :毎週水曜日
■発行システム:インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
         http://www.mag2.com/
■マガジンID:0000022732

「TPS/Jメール」は、上記URLよりいつでも登録/解除可能
です。
**********************************************************************
**********************************************************************

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る