2005/07/26
【コトモ】~CSR:会社とお友達になる方法
199号目です。2005. 7. 26 co-friends=1530 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 【コトモ】CSR:会社とお友達になる方法=199号 ■□ 自然(じねん) ■□ ●「外国の食にまつわるウラ事情」 ■□ 信頼される会社になる方法 ■□ ●アスベスト問題に見る「情報を公開しない」という企業リスク produced by CSR経営研究所 http://www.csr-I.jp/ ■□ 提灯 ■□ ●シンポジウム 『 CSR in Asia〜アジアのCSRはどうなっているのか 』 ●講演会「初めての防災会計」 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ ★☆ご挨拶&info★☆ いつもご愛読いただき、ありがとうございます。 今回担当させていただくのは、真@エコテイメントです。 以前、コトモ186号で、肥満問題に取り組むアメリカの企業につ いて紹介しました(子供を対象にしたお菓子のCMを中止すると発 表したクラフトフーズ社、チョコレートを小サイズ化しているキャ ドバリー社など)。 売り上げが落ちるのも恐れず、肥満問題に取り組むなんてエライ! 直感的にそう思い、そのように書いたところ、読者の方から次のよ うなご意見をいただきました。 「そうかなあ?と違和感を持ちました。(中略)企業がやりすぎて いてそれが戻るだけ。ではないでしょうか?こんなことで企業をほ めても、誤解を招くのでは?」 「企業がやりすぎ?どうしてだろう?」・・その時はわからなかっ たので、すこし調べてみることにしました。 ■□ 自然(じねん) ■□ ●「外国の食にまつわるウラ事情」 先ほどの読者の方は、「直感で書くのではなく、アメリカや欧州の ひどい食にまつわる状況を調べてから書いた方がいいと思います」 と、ある本を紹介して下さいました。 その本のタイトルは、「ファストフードが世界を食いつくす」。 何やらおそろしいタイトルです。さっそく図書館で借りて読んでみ ました。 この本は、アメリカのジャーナリストによるノンフィクションです。 日本語に翻訳されたものも発売されており、私が読んだのは日本語 版です(日本語では「ファーストフード」と表記されることが多い ですが、この本では「ファストフード」と訳されています)。 そこには、私の知らなかったことがたくさん書いてありました。な かでも、一番驚いたのは、アメリカでは、教育現場の子どもたちが、 企業の顧客ターゲットにされているということです。 たとえば、アメリカの学校では、廊下やスクールバス、校内新聞な どにファーストフードの広告が載っていたり、運動場で試合が行わ れているとき、拡声器からCMが流れてきたりするそうです。 また、学校にコカ・コーラの自動販売機が置かれていたり、学校の 昼食でマクドナルドやピザハットのメニューが出されたり、学校行 事の一環として、コカ・コーラの重役が来校し、コカ・コーラケー キを焼くのを手伝ったり。驚いてしまいました。 なぜ学校でこんなことが行われているのかというと、アメリカでは、 企業が学校のスポンサーになっていることが多いのだそうです。 有権者が「教育のために増税なんて、反対!」と言うため、学校は 予算不足に悩み、そこに目をつけた企業が、「資金を提供する代わ りに、うちの製品を置いてくれませんか?」と売り込んでくるのだ とか。 さらに、場合によっては、学校は「売り上げノルマ」を抱えており、 ノルマが達成できないと企業からの支払いが減額されてしまうこ ともあるそうです。そのため学校は販促活動に必死。 ある高校では、コカ・コーラ販売促進のため、1200名の生徒が駐 車場に集まり、「COKE」の人文字を作って記念撮影をすること になりました。 ある生徒がこれに反発し、撮影の瞬間に『ペプシ』と書かれたTシ ャツをサッとのぞかせたところ、その場で停学になったとのことで す。 読み進めるうちに、先ほどの読者の方がおっしゃっていた「やりす ぎ」の意味がだんだんわかってきました。たしかに、これはやりす ぎです。 ずっと日本で育った私は、アメリカのこのような状況を知らなかっ たため、企業の取り組みの一部を見ただけで「エライ!」とほめて しまいました。事情をよく知らないまま、直感で記事を書いてしま ったことを反省しています。 もちろん、企業だけが悪いのではありません。でも、学校が販売タ ーゲットになってしまうのは、あまり好ましくないように思います。 子どもは、まわりの影響を大人よりも受けやすいですし、学校でフ ァーストフードが売られていたら、ついつい買ってしまうかもしれ ません。 もし私に子どもがいて、アメリカの小学校に通っていたら…と思う と、ちょっと心配になってしまいました。 世界には、たくさんの国があります。日本だけに目を向けていては、 わからないことも多いですよね。 次回以降、私がコトモを担当させていただく際には、日本以外にも、 いろんな国の企業の取り組みについて紹介していきたいと思いま す。 読者の皆さま、今後も、コトモの記事に関して何か気づかれました ら、ご指摘・お叱り・ご意見など、よろしくお願いいたします。 ■□ 信頼される会社になる方法 ■□ ●アスベスト問題に見る「情報を公開しない」という企業リスク produced by CSR経営研究所↓ http://www.csr-i.jp/ 6月末にクボタ工業が労災について発表したことから始まったアス ベストによる中皮腫の問題は、さまざまな分野でのアスベストによ る中皮腫の労災問題として広く取り上げられ、厚生労働省がアスベ スト対策推進チームを設置するまでになっています。 今回のアスベスト問題では、今までの日本では考えにくいほど、自 社の健康被害情報を迅速に公開する企業が相次ぎました。被害情報 がすばやく公開されたことで、国としての対策もすすんできていま す。 このような情報公開の正のフィードバックには、CSRが浸透してき ていることも一役買っているのではないでしょうか。 仮にアスベストによる健康被害が一定数出ていることを把握してい ながら公表しなかったとしたら、健康被害に対する(本来の問題へ の)批判に加えて、情報を提供しなかったことについての批判をも 受けることが予想できます。 アスベスト問題は、その当時は問題がないとされていたものがその 後の検証により有害性が見つかったケースで、企業側の責任が問わ れるものにはなりにくいので公開しやすかった側面もあります。 しかし、それにとどまらず、企業収益にとってマイナスに働きかね ない情報であっても適切に迅速に開示してゆく姿勢が日本でも進ん できたのは喜ばしいことといえるでしょう。 マイナスの情報も含めた迅速な情報公開は、企業が社会から信頼を 得てゆくためには必須の取組みのひとつです。 ■□ 提灯 ■□ ●シンポジウム 『 CSR in Asia〜アジアのCSRはどうなっているのか 』 7月28日に、アジアのCSRの動向に焦点をあて、アジア地域でCSRに 携わる企業・NGOを招へいし、アジアにおけるCSRの動向、今後の方向 性について考える講演とパネルディスカッションが開催されます。なお、 当日は、シンポジウム会場では発展途上地域等におけるCSR(企業の 社会的責任)の先進事例(7カ国29事例)をまとめた報告書を配布すると いうことですので、みなさま奮ってご参加ください。 http://www.gef.or.jp/nsc/sympo/ 日 時: 2005年7月28日(木) 13:30〜17:00 会 場: 発明会館ホール(東京都港区虎ノ門2-9-14) 主 催: サステナビリティ・コミュニケーション・ネットワーク(NSC) 共 催: 財団法人 地球・人間環境フォーラム 協 力: 特定非営利活動法人 GRI日本フォーラム(GRIFJ) 特定非営利活動法人 社会的責任投資フォーラム(SIF-Japan) 定 員: 300人(要参加申込) 参加費: 一般参加は1人5,000円。 (参加費は当日会場にてお支払いいただきます) 【プログラム】 13:30 〜 開会にあたって 岡本享二氏/NSC CSR部会長(日本IBM環境経営室長) 13:45 〜 トピック講演「アジアにおけるCSR動向調査結果について」 中寺良栄氏/(財)地球・人間環境フォーラム企画調査部長 14:05 〜 基調講演I「アジアにおける市民参加とCSR(仮題)」 礒野弥生氏/東京経済大学現代法学部教授 14:45 〜 <休憩> 15:00 〜 パネルディスカッション「アジアにおけるCSR展開に求められるもの」 <パネリスト> 足立直樹氏/株式会社CSR経営研究所取締役 野村浩一氏/富士ゼロックスCSR部環境経営管理グループマネージャー メアリー・アン・ジェロニモ氏/Manager, Center for CorporateCitizenship, hilippine Business for Social Progress パファビー・スサァヴィヴァト氏/Managing Director, SwiftCo., Ltd. <コーディネーター> 後藤敏彦氏/NSC代表幹事・環境監査研究会代表幹事 17:00 終了予定 【申込方法】 以下の内容を記載の上、E-mail又はFAXにてNSC事務局宛お申込みください。 折り返し申込受付証をお送りします。 E-mail: nsc-sympo@mbp.nifty.com FAX: 03-3592-9735 (財)地球・人間環境フォーラム内NSCシンポジウム係宛 ●団体名:●御住所:〒●部署名・役職:●参加者名:●電話番号: ●FAX番号: 【お申込・お問合せ】 サステナビリティ・コミュニケーション・ネットワーク(NSC)事務局 早川・桜井 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-18-1 虎ノ門10森ビル5階 財団法人 地球・人間環境フォーラム内 TEL:03-3592-9735/FAX:03-3592-9737/E-mail:nsc-sympo@mbp.nifty.com http://www.gef.or.jp/nsc/ ●講演会「初めての防災会計」 日本は自然災害危険度が世界の主要都市に比べ格段に 高いと発表され、内外で反響を呼んでいます。防災会計とは、 事業活動における防災のためのコストとその活動により得ら れた効果を認識し、可能な限り定量的に測定し伝達する仕組 みです。 防災会計はまだ日本には周知されていませんが、7月29日 に開催される講演会では、防災会計の必要性を日本政策投 資銀行社会環境グループ政策企画部課長、野田健太郎氏に ご講演いただきます。 日 時: 7月29日(金) 18時30分〜20時15分 (18時開場) 会 場: 文京シビックセンター スカイホール (東京都文京区春日1丁目16番21号) 地 図: http://www.b-civichall.com/ 東京メトロ丸ノ内線、南北線 後楽園駅 【徒歩0分】 都営地下鉄三田線、大江戸線 春日駅 【徒歩0分】 JR中央・総武線 水道橋駅 【徒歩8分】 定 員: 100名 参加費: 1,000円(NPO法人 日本公会計支援協会の会員は無料) 【プログラム】 18:30〜19:30 「初めての防災会計」 野田健太郎氏/日本政策投資銀行 社会環境グループ政策企画部課長 19:30〜20:00 「安全衛生 防災会計への取り組みについて」 余田哲也氏/積水化学工業株式会社 安全衛生担当部長 参事 20:00〜20:15 「企業防災力の一環として」 酒井三枝子氏/株式会社アベイラス 代表取締役 【お申し込み・お問い合せ先】 申込締切日:7月25日(月)、要予約 NPO法人 日本公会計支援協会 担当:河合 TEL:03-3207-0631 / FAX:03-3203-5734 E-mail:jimukyoku@kokaikei.com URL :http://www.kokaikei.com/ ===== おつきあいありがとうございました ====== コトモへのご意見・ご質問はこちら tomokoe@cre-en.jp コトモのホームページ http://www.cre-en.co.jp/tomokoe ※ コトモ掲載内容の転送についてはまったくかまいませんが、 お受け取りになられる方で喜んでいただける方のみにお願いします。 コトモはインターネットの本屋さんこと「まぐまぐ」や「カプラ イト」「melma!」「メルマガ天国」を通じて配信しています。バッ クナンバーや、登録、解除をご希望の方は上記ホームページをご 利用ください。 (なお、メルマガを利用されていない方で解除希望の方はお手数 ですが、「ノーサンキュー」と書いてご返信ください。)



