2005/05/06
【コトモ】~CSR:会社とお友達になる方法
2005.5.6 co-friends=1563 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 【コトモ】CSR:会社とお友達になる方法=193号 ■□ 自然(じねん) □■ ●『開発途上国の国立公園―地球環境問題の縮図』 ■□ 信頼される会社になる方法 □■ ●『CSRの周辺を知る書籍リスト』 ■□ 提灯 □■ ●セミナーのご案内 テーマ 『「グローバル・リポーターズ2004」〜CSR全世界ランキングを解説』 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ☆☆☆☆★PR☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★ ■『封筒不要!環境対応型・発送代行サービス』 「エコほっとライン」の発送代行業務を行っております有限会社イ ンフォワードでは、封筒を使用せずに、「CSRレポート」や「社会 環境報告書」を発送代行するサービスを実施しており、同時に「会 社案内」や「アニュアルレポート」、「商品カタログ」など、その 他の媒体についても、封筒を使わない発送代行サービスのご依頼を 承っております。 ご興味をお持ちになられた方は、下記までご連絡くださいませ。 【お問い合わせ先】 株式会社ハートウェイ 担当:都志見 TEL:(06)4797-7281 E-Mail : osamu-t@heartway.co.jp ☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★ ★☆ ご挨拶&info ★☆ いつもご愛読いただき、ありがとうございます。 今回担当させていただくのは康@エコテイメントです。 コトモ関係者には海外経験者が軒並みおりますが、アフリカで仕事 の経験があるのはきっと私だけだと思います。私が青年海外協力隊 員として2年間働いた、アフリカの小国、マラウイ共和国の国立公 園で見たCSRについて、2回にわたってご紹介します。第1回の今 回は、「開発途上国の国立公園―地球環境問題の縮図」と題して、 私が勤務していた国立公園の現状をご紹介します。 ■□ 自然(じねん) □■ ●『開発途上国の国立公園―地球環境問題の縮図』 私は、マラウイ湖国立公園という、アフリカの大地溝帯にできた巨 大な湖マラウイ湖に面した国立公園に、2002年から2004年の2年間 勤務していました。 この国立公園は、山がちな半島が湖に突き出した地形の、半島の陸 地部分に加えて沿岸から100m以内の湖が国立公園であり、国立公園 内に現地の人々が住む村が点在していました。ひとつの国立公園の 中に、海(湖だけど海みたいなもの)・山・村の三つが揃った、風 変わりな国立公園です。 私はここに、現在地球規模で起こっている環境問題の縮図を見たよ うに思えたのです。 村人たちの多くは湖で魚をとり、猫の額ほどの小さな畑で穀物を育 て、料理に必要な薪は山から採ってくる。昔からずっと、そのよう な自給自足の生活をしていました。 そこへイギリスの植民地支配の時代が到来し、風光明媚で自然も豊 かなこの場所は入植者達のセレブたちの恰好の保養地となりました。 彼らは湖沿いの絶景の場所を村人から買い取って次々にコテージを 建て、村人たちをお手伝いに雇い、豊かな生活を楽しみました。 ところが、このコテージを囲う塀を隔てて、内側の白人世界と外側 の村人の世界では、大きな経済格差がありました。地球規模でたと えるならば南北問題の境目がコテージの壁といったところでしょう か。 このような住み分けは、植民地支配がとっくに終焉した現在でも依 然として続いているのです。 時が経ち、恵まれた漁業資源を目当てに人が外から入ってくる。医 療の普及で村人の死亡率が低下する。そうして、ある村では、ここ 30年で人口が20倍にも膨れ上がりました。 自然の恵みに頼った生活を送っていた彼らの人口がここまで増える とどうなるか?当然の如く、村人が薪を取るために森は再生能力を 超えて切られていく。魚も繁殖が追いつかないほどに採られていく。 行き着くところは自然の消滅、資源の枯渇です。 さて、これを見て塀の中でぬくぬくと過ごす白人たちは何というか? 「美しい自然が破壊されている。これを守らなければいけない。村 人は木を切るな、魚をとるな」。 村人にとってみると、まったく現実離れした言い草ですね。木を切 らず、魚をとらず、どうやって生活しろというのか。自分たちは塀 の中でおいしい魚を食べ、薪もじゃんじゃん使っているくせに。 まったく、現在の地球規模の南北問題に不思議なほどぴったりと重 なります。 このように自然の美しい国立公園には、自然を楽しみに訪れた観光 客向けのロッジが必ずあるものです。比較的お金を持った観光客を 相手に、現地の安い労働力を駆使して儲けているのです。 ロッジを経営する企業にとって、最も重要な資本とは何でしょうか? 美しい自然、そのものなのです。従って、自然を消耗していく村人 たちの存在は、企業にとっての最大の脅威となります。 このままでは、地域社会もさることながら、ロッジを運営する企業 も持続してゆけません。この状況において、ロッジ経営者は何をす べきでしょうか? 次回は、「国立公園におけるCSR」と題して、国立公園内のある ひとつのロッジがとった行動をご紹介したいと思います。 ■□ 信頼される会社になる方法 ■□ ●CSRの周辺を知る書籍リスト produced by CSR経営研究所↓ http://www.csr-i.jp/ GRIガイドラインやCSR経営を計る各種の指標が登場したことにより、 それらの要求に振り回されていないでしょうか。今回はCSRを取り巻 く環境を理解するために役に立ちそうな書籍をリストアップしてみま した。 ■経済の概要と変化を理解するために 90年代以降、世界経済はこれまでに経験したことのない統合と競争 の時代を迎えました。バブル経済の崩壊後の処理と国際化への対応 を同時に迫られた日本経済も変化を余儀なくされています。 一冊でグローバル経済の概要を理解するには、『現代世界経済をと らえる』松村文武ほか編(東洋経済新報)が適しています。 そして、ノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツの 『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』(徳間書店)と 『人間が幸福になる経済とは何か』は、第一級の経済学者が、一般 にもわかりやすいようにグローバル経済の問題点と解決の方向性を 示した好著です。 現代資本主義経済の本質と背景に迫るためには、 『経済学をめぐる巨匠たち』小室直樹(ダイヤモンド社)がお勧め です。巨匠たちの仕事のエッセンスを抜き出しています。流行に 振り回されないようにするために、こうした視点を持ちたいものです。 ■日本を取り巻く状況の変化を知るために CSR活動をリスクマネジメントの観点でとらえている方は少なくな いと思います。日本経済が常に考えておかなければならないリスク として3点挙げます。 『ドルリスク』吉川雅幸(日本経済新聞社)でも詳述されているよ うに、グローバル経済を支えているドル基軸体制が薄氷の上に存在 している点を一点目として。 二点目は歴史上例をみない規模にまで膨れ上がった日本の財政赤字 問題について。タイトルこそ財政ではありませんが森木亮『2008年 IMF占領』(光文社ペーパーバックス)は、財政赤字がもたらす危機 と現在与えている経済への歪みについて知るのに適しています。 『企業の地震対策と危機管理』小林誠ほか(シュプリンガーリスク マネジメント叢書)は、地震大国日本で事業を行うすべての方にお 勧めしたい本です。阪神・淡路大震災時の企業の対応に関する記述 が拡充され、昨年改定版として出版されました。 ■環境問題 数ある環境本の中で『地球が生き残るための条件』ヴッパタール研究 所編(家の光協会)を推薦します。市民の意識と政治体制から考えて、 今後もEUが地球環境問題への対応をリードしていくことはまず間違い ありません。 ドイツのヴッパタール研究所はEUの環境政策に大きな影響力を与えて おり、この本は政策決定者にも多数読まれているといわれています。 後手に回らないようにEUの方向性をよく見ておきたいですね。特に EUでは失業問題を悪化させずに環境対応していく考え方が明確です。 この本でも労働問題について一章割いて触れられています。 ■異なる価値観を持つステイクホルダーの意見を知るために どの範囲のステイクホルダーと対話を進めるべきか悩んでいるCSR担 当者は少なくないと思います。対話により対応するか否か、その判断 の前に世界にはまったく異なる価値観を持つ人たちが多数いることを まず理解することがまずは重要ではないでしょうか。 ダボス会議に対抗し毎年世界から約10万人が集まり開催されている 「世界社会フォーラム」で語られている観点は、日本では大手メディア がほとんど取り上げないこともあり一般にはまったく知られていません が、視点を世界に広げたときに世界の市民社会が何を考え行動している か知ることは重要だと思います。 『もうひとつの世界は可能だ―世界社会フォーラムとグローバル化への 民衆のオルタナティブ』ウィリアム・F. フィッシャーほか編(日本経済 評論社)は、現在の世界経済のとらえ方に「ここまで違いがあるのか」 というひとまずの「理解」を与えてくれると思います。 村上龍の最新作『半島を出よ』上下巻(幻冬舎)を推薦書の最後に挙げ ておきます。日本社会が抱えている問題をこれでもかというばかりにみ せつけてくれています。 ■□ 提灯 □■ ============================================================ セミナー/グローバル・リポーターズ2004 ============================================================ ■「グローバル・リポーターズ2004」〜CSR全世界ランキングを 解説 サステナビリティ社代表 ジョン・エルキントン氏の基調講演ほか。 □日時: 5月12日(木) 14:00〜16:30 □場所: 東京アメリカンクラブ4F ボールルーム 東京都港区麻布台2−1−2 □定員/参加費: 150名/♪無料 □詳細: http://www.shinnihon.or.jp/seminar/detail.html?111 3453383 □主催・問合せ: 新日本監査法人/新日本インテグリティアシュアランス株式会社 新日本監査法人: http://www.shinnihon.or.jp/ ===== おつきあいありがとうございました ====== コトモへのご意見・ご質問はこちら tomokoe@cre-en.jp コトモのホームページ http://www.cre-en.co.jp/tomokoe ※ コトモ掲載内容の転送についてはまったくかまいませんが、 お受け取りになられる方で喜んでいただける方のみにお願いしま す。 コトモはインターネットの本屋さんこと「まぐまぐ」や「カプラ イト」「melma!」「メルマガ天国」を通じて配信しています。バッ クナンバーや、登録、解除をご希望の方は上記ホームページをご 利用ください。 (なお、メルマガを利用されていない方で解除希望の方はお手数 ですが、「ノーサンキュー」と書いてご返信ください。)



