2005/04/01
【コトモ】~CSR:会社とお友達になる方法
190号目です。2005.4.1 co-friends=1615 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 【コトモ】CSR:会社とお友達になる方法=190号 ■□ 自然(じねん) ■□ ●「植物の意外な機能」 ■□ 信頼される会社になる方法 ■□ ●コーポレイトガバナンスのゆくえ 4 「誰が環境コストを負担するの?」 produced by CSR経営研究所↓ http://www.csr-i.jp/ ■□ 提灯 ■□ ●SIF-J定例勉強会 『コーポレート・ガバナンス、シェアホルダー・アクティビズムと 議決権行使』 ●プロジェクト「世界を変えるお金の使い方 授業活用案募集」 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ★☆ ご挨拶&info ★☆ いつもご愛読いただき、ありがとうございます。 今回担当させていただくのは、河@エコテイメントです。 先週末は暖かく、近所では気の早い桜が開花しているのを見つけた りと、春の訪れを感じました。 草木も芽を出し始め、さまざまな植物と触れ合うことのできる季節。 今回は、植物についてお話しようと思います。 ■□ 自然(じねん) ■□ ●「植物の意外な機能」 近年、工場の跡地などによる土壌汚染が問題視され、2003年度には 土壌汚染対策法が施行されたことはご存知の通りだと思います。汚 染された土壌というのは、大きな被害をもたらします。例えば、近 辺で育った食物を摂取することによる健康被害、資産価値の低下、 それにより、担保がつかなくなるといった経済面での弊害も起こり ます。 そこでその修復策として、植物を使って浄化しようという新しい試 みが行われています。要は、土の中にある有害な物質を植物に吸い 上げてもらおう、という試みです。 土壌汚染の深刻なこの環境で人間が生活すれば、即刻病気にかかり 死に至ることは当然で、そこへ植物を投入することは残酷に映る かもしれません。しかし、汚染された土の中で、むしろ健康に生息 できる植物がいるのです。つまり、有害な物質を積極的に吸い上げ、 体内で無害化し、栄養源としているのです。 過去に大きな公害問題となった鉱山跡地は、現在も汚染されたまま 残っているのですが、そこでは、当たり前のように植物が生い茂っ ています。 人間の、自然をかえりみなかった環境破壊の中で、何とかして生き 続けるために自らを環境に適応させていったのでしょう。植物達に は、とてつもない生命力の強さを感じます。 総合建設企業である株式会社フジタでは、 「モエジマシダ」というシダ植物を使って砒素による土壌汚染の浄 化法を開発しました。(http://www.fujita.co.jp/dojo/shida/shida.html) 従来は、汚れてしまった土を掘り出し、きれいな土と入れかえると いった手法が主流だったのですが、これでは高コストな上、土壌の 直接的な浄化にはつながりません。上述の手法では、低コストかつ 土壌の浄化につながるという点で、新しい展開が期待されます。 どんな環境の中でも、じっと耐え抜き、私たちの日常に安らぎを与 えてくれる植物達を、これからはもっと見つめなおしていきたいも のです。この春は、植物図鑑片手に、近所を探索してみようと思い ます。 ■□ 信頼される会社になる方法 ■□ ●コーポレイトガバナンスのゆくえ 4 produced by CSR経営研究所↓ http://www.csr-i.jp/ 「誰が環境コストを負担するの?」 もし、市場原理があたかも神のごとく完璧なのであれば、特に経済 活動に規制や制限を加えなくても自ずと秩序が生まれたり、問題が 解決されることになるでしょう。しかし、実際は市場には無駄を省 き、効率性を高める機能があるものの、完璧ではありません。 代表的な「市場原理主義」経済学者として名前が挙がることの多い ミルトン・フリードマン氏ですら、外部不経済により問題が生じて いることをはっきりと認めています。日本で外部不経済の問題を本 格的に扱った研究としては、1974年に出版された宇沢弘文氏の 『自動車の社会的費用』を挙げることができるでしょう。 市場の不完全性を示す典型事例として環境問題の発生があります。 製品の価格には、生態系の汚染や破壊、修復費用が上乗せされて いません。もし、環境コストが製品に反映されれば、環境問題の 解決に今よりも市場原理が機能するようになります。 しかし、極めて複雑な生態系を数値化して、厳密に環境コストを 算出することは少なくとも現段階では不可能ですし、公正な負担 割合で価格に反映することも困難でしょう。 価格に環境コストが上乗せされれば、その負担は最終的には製品 やサービスの受益者である消費者・購入者が負い、環境への影響 の回避や修復の責任を製造者が負うことになります。 この考え方を「汚染者負担の原則:PPP(Polluter-Pays Principle)」、 および「拡大生産者責任:EPR(Expended Producer Responsibility)」 といいます。PPPは、今から遡ること23年前、国連人間環境会議 の開催と同じ1972年に、OECD閣僚会議で採択されました。 http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/kankyo/k04.htm 外部不経済により生じた問題を解決する費用は、現在誰が負担し ているのでしょうか?ひとつは税金。つまり、一般市民が受益の いかんに関りなく一様に負担しています。もうひとつは、 「誰も負担していない。負担できない」という現実。例えば、 地球温暖化が著しく悪化したとしても、誰も元に戻すことはで きません。 もし、現在外部化されている費用を急激に内部化すれば、続けら れなくなってしまう事業やライフスタイルがあるでしょう。失業 や社会不安により大混乱に陥ってしまうかもしれません。 しかし、誰かが市場のルールを変えていかなくてはなりません。 これから重要になってくると思われるのが 『ソーシャル・ガバナンス』という新しい社会統治のあり方です。 企業や市場だけでなく、政治や市民社会のあり方など、幅広く 「社会的に統治しよう」というものです。 (つづく) ■ □ 提灯 ■□ ●SIF-J定例勉強会 『コーポレート・ガバナンス、シェアホルダー・アクティビズムと議決権行使』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 第10回 定例勉強会 ◆◇◇ 『 コーポレート・ガバナンス、シェアホルダー・アクティビズムと議決権行使 』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ CSR、SRI要素の中でも大きな地位のひとつを占めるといわれるコーポレート ・ガバナンスとはどのようなものなのでしょうか。 海外では環境団体がCERES原則や地球温暖化について株主提案を提出 したり、議決権行使を働きかけたりしていますが、日本でも出来るのでしょうか。 株主総会が集中するのは何故なのでしょうか。 コンプライアンス(法令遵守)とガバナンスは違うのでしょうか。 こんな疑問をお持ちのみなさんに、企業経営にかかわる大きな問題としての コーポレート・ガバナンスについて、また、これに関連してシェアホルダー・ アクティビズム(株主行動主義)と議決権行使について内外比較と最近の 動向をご解説いただきます。 皆さまのご参加をお待ちしております。 講 師: 山崎 明美氏 (やまさき あけみ) (株)UFJ総合研究所チーフコンサルタント、SIF-Japan運営委員 <略歴> 1981年一橋大学法学部卒業。海運会社を経て1984年山一證券入社。 海外関係の企画・戦略、海外投資家営業推進などに携わるほか、研究 情報基金アジア金融強力委員会、太平洋経済協力会議(PECC) 日本金融委員会専門委員を務める。1998年5月(株)三和総合研究所 (現UFJ総合研究所)入社。公開企業の株主総会、コーポレート・ガバナンス、 社会的責任投資などの調査・コンサルティングに従事。 所属学会等:日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム、失敗学会、 International Corporate Governance Network <主要論文> 「外国人株主の議決権行使」(1998)、「コーポレート・ガバナンスの潮流」 (1999)、「公開企業の株主構造の変化と株主総会」(2000)、 「欧米で注目を集める『社会的責任投資』という視点」(2001)、 「国内機関投資家の議決権行使と株主総会」(2004) 日 時: 2005年 4月 8日(金) 18:30〜20:30 場 所: (株)UFJ総合研究所 4Fセミナールーム 港区新橋1-11-7 新橋三和東洋ビル 4階 最寄駅: JR「新橋駅」 銀座口 営団地下鉄銀座線「新橋駅」 地下道3番出口すぐ MAP: http://www.ufji.co.jp/profile/map.html 定 員: 40名程度 参加費: (SIF-J会員)無料/2名まで。3人目以降1,000円 (SIF-J非会員)2,000円/1名<当日会場でお支払下さい> ※学生半額(受付で学生証をご提示ください) 申込&問合せ: 下記フォームなどに○の事項をご記載の上、下記「SIF-Japan」事務局 宛に、Eメール又はFAXでお申込下さい。 追って、順次受付のお知らせをメールにてお送りいたします。 「SIF-Japan」 事務局 Email: info@sifjapan.org FAX: 03-5573-4527 TEL: 03-3589-5852 〒107-0052 東京都港区赤坂3-4-3 赤坂ゲイトウエイ5F 【お申込フォーム】 第10回 定例勉強会 ――――――――――mm ○氏名/フリガナ: ○所属団体名/部署名: ○連絡先TEL: ○連絡先メールアドレス(送信元と異なる場合): ○領収証:不要/要⇒お宛名: ○講師への質問があれば: ________________________【SIF-Japan】 SIF-Japan トップページ: http://www.sifjapan.org/ からも ご案内しています。 ☆このご案内は、ご自由にご転載・ご転送ください。 ●プロジェクト「世界を変えるお金の使い方 授業活用案募集」 ============================================================ ダイヤモンド社のサスティナブル社会教育プロジェクト ============================================================ ■〜環境教育・社会貢献教育に取り組むモデル授業研究に向けて〜 『 世界を変えるお金の使い方 』 授業活用案募集 「世界を変えるお金の使い方」 山本良一責任編集・Think the Earthプロジェクト編集/ダイヤモンド社 http://www.thinktheearth.net/jp/money/index.html を、授業で活用するためのアイディアを募集します。 < 選考によって同書1クラス分を50クラスに無料贈呈! > □募集期間: 2005年3月1日〜4月29日 □選考基準: 本書を環境教育や社会貢献教育他で活用するための考え方 やアイディアにおいて、視点や発想に秀でているもの □選考: 本プロジェクト事務局 (選考委員長/東京大学 生産技術研究所教授 山本 良一) □発表: 2005年6月1日 www.diamond.co.jp/special/value/ にて。 □問合せ先: ダイヤモンド社サスティナブル社会教育プロジェクト事務局 TEL/ 03-5778-7770 ・ E-mail/ one@diamond.co.jp (担当:成富) ===== おつきあいありがとうございました ====== コトモへのご意見・ご質問はこちら tomokoe@cre-en.jp コトモのホームページ http://www.cre-en.co.jp/tomokoe ※ コトモ掲載内容の転送についてはまったくかまいませんが、 お受け取りになられる方で喜んでいただける方のみにお願いしま す。 コトモはインターネットの本屋さんこと「まぐまぐ」や「カプラ イト」「melma!」「メルマガ天国」を通じて配信しています。バッ クナンバーや、登録、解除をご希望の方は上記ホームページをご 利用ください。 (なお、メルマガを利用されていない方で解除希望の方はお手数 ですが、「ノーサンキュー」と書いてご返信ください。)


