Cinemaの王国  RSSを登録する

自腹で年間100本以上の映画を観るライターが、新作映画を中心に毎週1~2本の映画をバッサリ斬る映画レビュー・マガジン。メジャーな映画雑誌にはないユニークな視点を心がけます。映画ファン必見!

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/11/13

[Cinemaの王国 vol.683]~『サイドウェイズ』

★☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆★☆
★☆
☆   「Cinemaの王国」  vol.683(2009.11.13)
★☆
☆★☆             http://homepage1.nifty.com/pochie/
★☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
=======================================================================
このメールマガジンは、自腹で年間100本以上の映画を観るライター(ぽち)が、
映画館で実際に観た映画の感想を書くマガジンです。配給会社など映画関係者
からのPR料は受け取っていません。
=======================================================================
///////////////////////////////////////////////////////////////////////

こんにちは。
今週3回目の発行です。ハリウッド映画を日本でリメイクするという珍しいパ
ターンの映画を取り上げます。

///////////////////////////////////////////////////////////////////////
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
【INDEX】
◆1.今週のこの1本!
  ―『サイドウェイズ』―
◆2.メールちょうだい
◆3.ぽちのひとりごと
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆1.今週のこの1本! ~『サイドウェイズ』~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●『サイドウェイズ』(DRAG ME TO HELL)
(2009年 日本)(上映時間2時間3分)
監督:チェリン・グラック
出演:小日向文世、生瀬勝久、菊地凛子、鈴木京香
*スバル座ほかにて全国公開中
ホームページ http://movies.foxjapan.com/sideways_jpn/
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
<ストーリー>
仕事も私生活もダメダメな中年シナリオライターの斉藤道雄(小日向文世)は、
留学生時代の親友・上原大介(生瀬勝久)の結婚式へ出席するためカリフォル
ニアを訪れる。結婚式前の1週間を使って2人は、カリフォルニアのワイナリー
を巡る旅に出るが、そこで道雄はかつて思いを寄せていた田中麻有子(鈴木京
香)と再会する。麻有子の連れ、ミナ・パーカー(菊地凛子)とともに男女4
人の交流が始まるのだが……。

<レビュー>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ハリウッド映画のリメイク。切なくて、温かな大人のドラマ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アカデミー賞脚色賞をはじめ数多くの賞に輝いたアレクサンダー・ペイン監督
による2004年のアメリカ映画『サイドウェイ』を日本でリメイク。それもアメ
リカ人監督、日本人キャストという不思議なとりあわせです。

オリジナルをベースにしつつ、あちこちにアレンジを加えたお話になっていま
す。仕事もプライベートもダメダメなシナリオライターの道雄が、留学生時代
の友人でかつてアメリカのヒーローもののTVドラマで活躍したことのある大
介の結婚式に出るため、カリフォルニアへやってきます。結婚式までの1週間。
2人はナパ・バレーのワイナリーめぐりをしようとドライブ旅行に出かけます。

その旅で道雄はかつて家庭教師をしていた麻有子という女性と再会。一方、大
介は結婚間近なのを隠して、麻有子の知人のミナと付き合い始めます。

主要な4人のキャストのキャラクター描写が秀逸です。何事にもマジメで不器
用な道雄、いい加減なお調子者で女好きの大介、日本での苦い思い出を振り捨
ててアメリカで必死に頑張る麻有子、ひたすら明るいミナ。小日向文世、生瀬
勝久、鈴木京香、菊地凛子がハマリ役で、4人がぶつかり合って生み出すアン
サンブルが魅力的です。

全体はコメディータッチ。たいした事件は起きないものの、4人の日常を通し
て、彼らの心理の微妙な変化が映し出されます。もはや若いとはいえない道雄
と大介、麻有子。それぞれに昔の思い出をよみがえらせたり、新たな可能性を
感じたり、つらいことがあって落ち込んだり、人生に迷ったり、お互いの気持
ちがすれ違ったり……。

けっしてベタベタしたタッチではなく、カリフォルニアの空のようにカラッと
さわやかなのがこの映画のいいところ。そういえば、この映画は、全編カリフ
ォルニアロケだとか。

ワインもこの映画の主役。いろいろなワインが登場します。また、エンディン
グで流れるシンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」をはじめ、198
0年代の懐かしい洋楽もたくさん流れて、ノスタルジックな雰囲気をかもし出し
ます。

脚本もなかなか良くて、特にセリフがよく書けています。印象的なフレーズや、
笑えるセリフなどがバランスよく散りばめられています。

ラストはちょっとあざとい感じはしたものの、そこもベタベタの感動に持ち込
まず、そよ風のようにさわやかに、余韻を残す終わり方。「あの後、2人はど
うなるのかなぁ」と誰でも気になってしまうエンディングです。

ノスタルジックで、ちょっぴり切なくて、そして温かさが感じられる大人のド
ラマ。観終わって、心地よい気分になりました。オリジナルとはまた違った味
わいがある映画ですね。

《ぽちの満足度》
★★★☆☆

《ぽちのオススメ度》
★★★☆☆
(ノスタルジックでロマンチックで、そしてちょっとほろ苦い大人のドラマ。
気軽に楽しめて、あと味さわやかです。)
                              (ぽち)

〔鑑賞データ〕
2009年11月8日(日)シネマ・ロサにて。午後3時30分の回

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆2.メールちょうだいッ!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「Cinemaの王国」は皆さんからのメールを活力に発行を続けておりまッす。

みなさんも「Cinemaの王国」へのメッセージや取り上げて欲しい作品のリクエ
スト、観た映画の感想など、気軽にメールをくださいネ。できれば名前(ハン
ドルネーム可)を本文中に明記してください。(メールは誌面で紹介する場合
もあります。載せて欲しくない方は、その旨を明記してください。)
・メールはこちらまで fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆3.ぽちのひとりごと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*明日もたくさんの映画が公開スタート。『なくもんか』『クリスマス・キャ
ロル』『ゼロの焦点』『笑う警官』『ワカラナイ』『脳内ニューヨーク』『実
験室KR-13』『ピリペンコさんの手づくり潜水艦』『千年の祈り』『きみに微笑
む雨』『ウェイヴ』などです。
                         (ぽち)

~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~
☆このメールマガジンは
■『まぐまぐ』  http://www.mag2.com/  ID:0000021508
の配信システムを利用して発行しています。
====================================================================
■週刊「Cinemaの王国」  vol.683 (2009.11.13)
●編集発行人:ぽち
●登録・解除はこちらからお願いします。
   http://homepage1.nifty.com/pochie/mailmaga/moushikomi.html
 (発行者自身による解除、アドレスの変更等は一切行っておりません。ご面
  倒でもホームページまたは上記メルマガサイトからお願いします。)
☆本誌に掲載されている評価、感想等はあくまでも個人のものであり、特定の
団体、個人等を中傷する意図はありません。掲載された内容に起因するトラブ
ルには一切関知いたしません。また、記事の無断転載はお断りします。
●Copyright(c)1999-2009  ぽち  fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp
====================================================================
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る