2009/10/22
[Cinemaの王国 vol.674]~『携帯彼氏』
★☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆★☆ ★☆ ☆ 「Cinemaの王国」 vol.674(2009.10.22) ★☆ ☆★☆ http://homepage1.nifty.com/pochie/ ★☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ======================================================================= このメールマガジンは、自腹で年間100本以上の映画を観るライター(ぽち)が、 映画館で実際に観た映画の感想を書くマガジンです。配給会社など映画関係者 からのPR料は受け取っていません。 ======================================================================= /////////////////////////////////////////////////////////////////////// こんにちは。本日も何とか発行できました。取り上げるのは、今度の土曜日24 日から公開予定の『携帯彼氏』。ケータイ小説の映画化です。 /////////////////////////////////////////////////////////////////////// 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 【INDEX】 ◆1.今週のこの1本! ―『携帯彼氏』― ◆2.メールちょうだい ◆3.ぽちのひとりごと 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆1.今週のこの1本! ~『携帯彼氏』~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●『携帯彼氏』 (2009年 日本)(上映時間 1時間42分) 監督:船曳真珠 出演:川島海荷、朝倉あき、石黒英雄、小木茂光、星野真里、大西結花、落合 扶樹、前田希美、桑江咲菜 *10月24日(土)より新宿ピカデリーにて全国公開 ホームページ http://k-kare.jp/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ <ストーリー> 里美(川島海荷)と由香(朝倉あき)の同級生が「彼氏に殺される…」という 言葉を残して自殺する。その死が、人気の恋愛シミュレーションゲーム"携帯彼 氏"に関係があると感じた里美は、真相を探るため死んだ友人の"携帯彼氏"を自 分の携帯にダウンロードする。だが、その後も周囲では謎の死が相次ぎ、由香 にも危険が迫る。そんな中、里美は旧友から無理矢理転送された"携帯彼氏"が、 かつて片思いしていた相手で1年前に事故死した直人(石黒英雄)に似ている ことに衝撃を受けるのだが……。 <レビュー> ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 恋愛シミュレーションゲームをネタにしたエンタメ性の高いホラー ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 女子中高生を中心に人気を集めたケータイ小説が原作だそうです。しかも、内 容も携帯電話をめぐるホラー映画。これまでにも『着信アリ』など携帯電話を ネタにしたホラー映画はありましたが、その中でもこの映画のネタはユニーク。 人気モバイルゲームサイトで配信されている恋愛シミュレーションゲーム"携帯 彼氏"。髪の毛や顔のパーツなどをセレクトして、好みの彼氏を作り、毎日の メールのやり取りによって、お互いの親密度=ラブゲージが上下するというも の。いわばアバターのようなものですが、それが実写というのが面白いところ。 このゲームに関係すると思われる同級生の死に遭遇した高校生の里美が、その 真相を探ろうとするうちに、自分や友達の由香も危険な目にあうというお話で す。 いわゆるジャパニーズ・ホラーのような情感に訴えるホラーとは異質な映画で す。携帯電話の中の彼氏や幽霊(?)による殺人シーンなど、そのものズバリ のコワさで観客の恐怖心を揺さぶります。 「ラブゲージが0か100になるとプレイヤーが死ぬ」という噂通りに、次々に女 性が死んでいくようすは、背筋ゾクゾクもの。それを阻止するには、他人の携 帯に"携帯彼氏"を転送するしかないという設定も効果的です。 事件の背景には、1年前の放火事件があり、それに関連して里見と先輩の直人 (すでに死亡)との哀しい恋愛ドラマが描かれるのも、この映画の特徴です。 クライマックスでは、携帯画面の中の直人と里美が協力して、事件の解決をめ ざします。 情感に訴えるような部分がない分、畳みかけるような展開で、ハラハラドキド キ感をどんどん高めていきます。監督は、本作が劇場長編映画のデビューとな る女性監督の船曳真珠。新人とは思えない安定した演出ぶりです。 まあ、ドラマ的にはラブ・ストーリーをはじめそんなに深みがないし、コワさ も表面的な恐怖なので、あとあとまで残る感じではありません。しかし、逆に 言えば、エンターティメントとして気軽に楽しめるホラー映画ということ。特 にターゲットとする中高生の女子にはウケそうです。現代の若者たちのトレン ドを反映させた映画ですね。 『リアル鬼ごっこ』の監督・脚本の柴田一成による脚本も巧みな筋運びです。 ただし、登場人物の感情までセリフで表現するのにはちょっと興ざめ。 主演の里美役の川島海荷、親友の由香役の朝倉あきはなど、カワイイ子揃いの 役者たち。演技はまだまだですが、スター性は感じさせます。直人役の石黒英 雄の演技もなかなかのもの。 《ぽちの満足度》 ★★★☆☆ 《ぽちのオススメ度》 ★★★☆☆ (気軽に楽しめるエンターティメント・ホラーで、若い観客は楽しめそうで す。) (ぽち) 〔鑑賞データ〕 2009年9月4日(金)松竹試写室にて。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2.メールちょうだいッ!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「Cinemaの王国」は皆さんからのメールを活力に発行を続けておりまッす。 みなさんも「Cinemaの王国」へのメッセージや取り上げて欲しい作品のリクエ スト、観た映画の感想など、気軽にメールをくださいネ。できれば名前(ハン ドルネーム可)を本文中に明記してください。(メールは誌面で紹介する場合 もあります。載せて欲しくない方は、その旨を明記してください。) ・メールはこちらまで fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆3.ぽちのひとりごと ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *東京国際映画祭が開催中です。発行人は忙しくて行けませんが、お時間のあ る方はぜひ。 (ぽち) ~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~ ☆このメールマガジンは ■『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ ID:0000021508 の配信システムを利用して発行しています。 ==================================================================== ■週刊「Cinemaの王国」 vol.674 (2009.10.22) ●編集発行人:ぽち ●登録・解除はこちらからお願いします。 http://homepage1.nifty.com/pochie/mailmaga/moushikomi.html (発行者自身による解除、アドレスの変更等は一切行っておりません。ご面 倒でもホームページまたは上記メルマガサイトからお願いします。) ☆本誌に掲載されている評価、感想等はあくまでも個人のものであり、特定の 団体、個人等を中傷する意図はありません。掲載された内容に起因するトラブ ルには一切関知いたしません。また、記事の無断転載はお断りします。 ●Copyright(c)1999-2009 ぽち fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp ====================================================================


