2009/09/18
[Cinemaの王国 vol.663]~『幸せはシャンソニア劇場から』
★☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆★☆ ★☆ ☆ 「Cinemaの王国」 vol.663(2009. 9.18) ★☆ ☆★☆ http://homepage1.nifty.com/pochie/ ★☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ======================================================================= このメールマガジンは、自腹で年間100本以上の映画を観るライター(ぽち)が、 映画館で実際に観た映画の感想を書くマガジンです。配給会社など映画関係者 からのPR料は受け取っていません。 ======================================================================= /////////////////////////////////////////////////////////////////////// こんにちは。いよいよシルバーウィークですね。 今日はフランスで大ヒットした映画を取り上げます。 /////////////////////////////////////////////////////////////////////// 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 【INDEX】 ◆1.今週のこの1本! ―『幸せはシャンソニア劇場から』― ◆2.メールちょうだい ◆3.ぽちのひとりごと 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆1.今週のこの1本! ~『幸せはシャンソニア劇場から』~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●『幸せはシャンソニア劇場から』(FAUBOURG 36) (2008年 フランス・チェコ・ドイツ)(上映時間2時間) 監督・脚本:クリストフ・バラティエ 出演:ジェラール・ジュニョ、クロビス・コルニアック、カド・メラッド、ノ ラ・アルネゼデール、ピエール・リシャール、ベルナール=ピエール・ドナデ ュー、マクサンス・ペラン *シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほかにて全国公開中 ホームページ http://www.chansonia.jp/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ <ストーリー> 1936年パリ。下町のミュージックホールのシャンソニア劇場が不況のため閉館。 長年裏方を務めてきたピゴワル(ジェラール・ジュニョ)は失業する。失業者 に子育ての資格はないと、愛する息子と引き離されてしまったピゴワルは、息 子を取り戻すためにかつての仲間とともに劇場再建に乗り出すのだが……。 <レビュー> ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 下町の劇場の復活劇を温かに描く。劇中のショーも楽しい ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 『コーラス』のクリストフ・バラティエ監督が、第二次大戦前夜の激動のパリ を舞台に、不況で閉館に追い込まれたミュージックホールとそこで働く人々の 運命を、ハートフルに描いた物語。 1936年のパリの下町。ミュージックホール、シャンソニア劇場の支配人が不況 のあおりで借金を返せずに自殺。金貸しによって劇場は閉館され、裏方で働い ていたビゴワルは失業する。彼の息子ジョジョは、アコーディオン弾きで稼い だお金を父に内緒で食料品店の支払いに充てていたが、まもなく警察に補導さ れてしまう。失業者のビゴワルに扶養資格はなく、息子は再婚した母親のもと へ。ピゴワルは、息子を取り戻すためにかつての仲間とともに劇場再建に乗り 出す……。 ストーリー自体は、どこかで聞いたような話で、けっして目新しさはありませ ん。しかし、それでも楽しめる映画でした。 登場人物が悪役も含めてみんな生き生きと描かれます。ずっと劇場の裏方を務 めてきたピゴワル、反体制的な若者ミルー、サエないモノマネ男のジャッキー、 引きこもりのラジオ男など、みんな際立った個性を持っています。 彼らが背負ったドラマも巧みに織り込まれます。ピゴワルと元妻のもとに引き 取られた息子との親子愛のドラマ、元指揮者だったラジオ男の復活&彼の元恋 人の娘とのドラマ、その娘とミルーとの恋物語……。 そして、楽しいのが劇中で披露される華麗なショー。寄せ集めで再開した時の ダメダメなショーと、新人歌姫ドゥースを迎えて大復活した時の見事なショー との対比が面白いところ。再起したラジオ男の指揮のもと、ドゥースを中心に ピゴワルやミルーたちも参加してキラキラした、明るく、楽しいショーが展開。 それまでヘタなモノマネを披露していたジャッキーの変身ぶりが印象的です。 主演の『バティニョールおじさん』『コーラス』のジェラール・ジュニョをは じめ出演者がみんな芸達者。歌姫ドゥース役の新人女優ノラ・アルネゼデール の輝きも見逃せません。 実はこの映画の冒頭では、ピゴワルが意外な姿で登場します。いったい彼がな ぜそうなったのかが後になってわかります。見事に劇場が復活した直後に、と んでもない悲劇が起きてしまうのです。単純なハッピーエンドを予想していた ので、この展開にはちょっとビックリ。 ですが、最後にさらにその10年後が描かれて、観客をホッとさせてくれます。 なかなか憎い展開です。 この映画はフランスで大ヒットしたとか。上質のエンターティメントに彩られ て、明るく楽しく、そしてちょっぴりホロッとさせられる。なるほど、これは 確かにヒットしますね。観終わって、心地よい気分で劇場をあとにできました。 《ぽちの満足度》 ★★★☆☆(+1/2★) 《ぽちのオススメ度》 ★★★☆☆(+1/2★) (単純なハッピーストーリーではないものの、幸せな気分になれる映画。難点 は当時のフランスの時代背景がわかりにくいこと。) (ぽち) 〔鑑賞データ〕 2009年9月13日(日)シネ・リーブルマ池袋にて。午後3時35分の回 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆2.メールちょうだいッ!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「Cinemaの王国」は皆さんからのメールを活力に発行を続けておりまッす。 ▽(けいこ)さんから<パトリック・スウェイジは青春のスターだったので本 当に残念です。ダーティ・ダンシングも好きですが、3人のエンジェルもいいで すね。>というメールをいただきました。 また、(ロッタ)さんから『ウルヴァリン X-MEN ZERO』について<不幸な過 去によって、本当は心優しい彼をケダモノに変貌させたことが描かれどうして ウルヴァリンなのかもわかります。またX-Menシリーズで観たいです。>という メールをいただきました。 ありがとうございました。 みなさんも「Cinemaの王国」へのメッセージや取り上げて欲しい作品のリクエ スト、観た映画の感想など、気軽にメールをくださいネ。できれば名前(ハン ドルネーム可)を本文中に明記してください。(メールは誌面で紹介する場合 もあります。載せて欲しくない方は、その旨を明記してください。) ・メールはこちらまで fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆3.ぽちのひとりごと ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *昨日は、新宿バルト9で行われた26日から公開になる『空気人形』の公開記 念キャンペーンをのぞいてきました。登場したのは是枝裕和監督、主演のペ・ ドゥナ、共演のARATA。久々に生で見たペ・ドゥナは相変わらずキュート でした!映画も面白そうです。舞台挨拶も行っちゃおうかしら・・・。 『空気人形』オフィシャルサイト http://www.kuuki-ningyo.com/ *明日からは、いよいよ崔洋一監督、松山ケンイチ主演の『カムイ外伝』が公 開スタート。ボクが好きなミュージシャンのPANTAも重要な役どころで出 演しているそうです。さっそく明日観に行く予定です。 『カムイ外伝』オフィシャルサイト http://www.kamuigaiden.jp/ *その他、明日からは『ココ・アヴァン・シャネル』『マーシャル博士の恐竜 ランド』『男と女の不都合な真実』『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』『リ ミッツ・オブ・コントロール』『白夜』『ドゥームズデイ』など話題作が続々 公開です。 (ぽち) ~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~◇~ ☆このメールマガジンは ■『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ ID:0000021508 の配信システムを利用して発行しています。 ==================================================================== ■週刊「Cinemaの王国」 vol.663 (2009. 9.18) ●編集発行人:ぽち ●登録・解除はこちらからお願いします。 http://homepage1.nifty.com/pochie/mailmaga/moushikomi.html (発行者自身による解除、アドレスの変更等は一切行っておりません。ご面 倒でもホームページまたは上記メルマガサイトからお願いします。) ☆本誌に掲載されている評価、感想等はあくまでも個人のものであり、特定の 団体、個人等を中傷する意図はありません。掲載された内容に起因するトラブ ルには一切関知いたしません。また、記事の無断転載はお断りします。 ●Copyright(c)1999-2009 ぽち fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp ====================================================================


